近年、日本人女性がミスユニバースの世界大会にて優勝した。
優勝した日本人女性を候補としてスカウトしたフランス人女性がいて、賞をとるべく、それにふさわしい女性になる訓練を重ねたという。
目指すのは、もちろん、かつての美徳とされた日本人女性のイメージとは異なったものだ。フランス人の彼女は日本人女性に対して「美白をやめなさい」と忠告していた。美白は海外では何十年も前の感覚なんだそうである。
化粧品の広告やCMを見ていると、美白を売り物にしている商品が多い。
日焼け止めのCMでも炎天下でビキニ姿の女性が登場して「絶対、焼かない」などと言っている。焼きたくないのなら炎天下、ビキニを着て海に行くなと言いたくなるのだが若い娘達はどちらも手に入れたいのだ。
昔から日本には、「色の白いは七難隠す」ということわざもある。
髪の毛の黒、肌の白、唇の赤の基準であった昔の美意識から「黒」が茶になったり金になったとしても「白」はガングロチャン以外には変化をもたらさなかった。
あれだけ髪の毛にカラーリングをしているのに肌の色だけは白さを保とうとするのは日本人のDNAが残っているからだろうか?
確かに海外に行くと向うの女性はマスカラなどのポイントメイクはしているけれど、そばかすだらけであっても素顔で歩いている。
日本人女性をみて若いうちから、そんなに厚塗りしなくてもいいのにと思うけれど、欧米人の基準に合わせる必要は無いのだから好きなようにすればいい。美白に走っていてそれが、欧米に比べて何十年も遅れていようと大きなお世話なのである。
日本人女性がミスユニバースで良い成績を残す為にはフランス人の彼女のような、原石を見つけてそれを磨いて賞をとらせるアドバイザー、つまり教育係りというか、世界の沢山の女性を見ている同性の指導がないと世界的に認められるようにはならないらしい。
野放しにしておいたままだと、いつまでたっても日本人女性は世界的には認められない。欧米人の方々に教えて頂かなくてはいけないのか?そうまでしなくちゃ駄目なのかと不思議な気持ちになったのも事実。
つづく
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