この週末は京都市西部の上桂から沓掛山とみすぎ山の
ふたつの山を越えて亀岡市の馬堀へ至る唐櫃越え(からとごえ)を歩いた。
阪急上桂駅からまっすぐ西へ15分ほど歩くと周囲は竹藪になる。
あまり手入れされていない様子で、竹林と言うよりはやはり竹藪だ。
竹藪を抜けると墓地になり、その先から登山道が始まる。
登山口から50分ほどで桂坂の野鳥園に着く。
野鳥園には遊歩道も整備されていて、登山道からも行くことが出来る。
展望台からの見晴らしも良く、遠くには生駒山の山並みも見える。
手前に見えるのは天王山、男山と天王山の間が秀吉と明智光秀が戦った
大山崎になる。
この唐櫃越えは、明智光秀が織田信長を討つため、本能寺に向かう際に
通った道だとされている。
普通京都から亀岡へ行くには老ノ坂(国道9号線)を通る。
標高が低くて、道幅も広く、古来から丹波と京を結ぶ交通の要衝だ。
しかし、信長に突然中国攻めを言い渡された光秀が、亀岡から老ノ坂を越えて
西国街道に入るのは遠回り。命令通り戦地に赴くなら、篠山経由で姫路へ向かう
のが普通で、老ノ坂を越えて行くのは不自然だ。敵に見つからないよう、
狭い尾根道の唐櫃越えを通って京へ向かったのも頷ける気がする。
野鳥園から沓掛山までは40分ほどの道のり。
小さなアップダウンを繰り返しながら続く尾根道を行く。
沓掛山の山頂はさほど広くは無く、展望もあまり良くないが
北側に愛宕山の姿を見る事が出来る。
沓掛山から30分ほど下ると林道に出る。暫くは林道を行く。
舗装された道がやがて地道になり、山道になるとみすぎ山はすぐそこ。
みすぎ山の頂上には送電線の鉄塔があり、亀岡市街の見晴らしが良い。
馬堀駅からはJR嵯峨野線で京都駅へ戻るのが一般的だが、
嵯峨野観光鉄道の「トロッコ亀岡駅」(馬堀駅の手前にある)へ向かった。
(料金はJRだと320円だが、トロッコ列車は600円だ)
日曜日なので満席かも知れないが、一度トロッコ列車に乗ってみたかった。
ダメもとで駅に行ってみると、案の定待合室もプラットホームも
人でごった返している。
しかし窓口で聞いてみたら、団体客の中にキャンセルが出たとかで、
幸いにも指定席が取れた。
トロッコ列車は昔の山陰線の線路を通っている。
保津川沿いにガタゴト走る列車はのんびりしていて、
顔に当たる風も心地よい。
(赤と黄色の派手な車体の窓の上半分にはガラスが無い)
下を流れる保津川には川下りの船。
こっちからも向こうからも、お互いに手を振り合う和やかな雰囲気の中、
20分ちょっとで嵯峨駅に着いた。
ふたつの山を越えて亀岡市の馬堀へ至る唐櫃越え(からとごえ)を歩いた。
阪急上桂駅からまっすぐ西へ15分ほど歩くと周囲は竹藪になる。
あまり手入れされていない様子で、竹林と言うよりはやはり竹藪だ。
竹藪を抜けると墓地になり、その先から登山道が始まる。
登山口から50分ほどで桂坂の野鳥園に着く。
野鳥園には遊歩道も整備されていて、登山道からも行くことが出来る。
展望台からの見晴らしも良く、遠くには生駒山の山並みも見える。
手前に見えるのは天王山、男山と天王山の間が秀吉と明智光秀が戦った
大山崎になる。
この唐櫃越えは、明智光秀が織田信長を討つため、本能寺に向かう際に
通った道だとされている。
普通京都から亀岡へ行くには老ノ坂(国道9号線)を通る。
標高が低くて、道幅も広く、古来から丹波と京を結ぶ交通の要衝だ。
しかし、信長に突然中国攻めを言い渡された光秀が、亀岡から老ノ坂を越えて
西国街道に入るのは遠回り。命令通り戦地に赴くなら、篠山経由で姫路へ向かう
のが普通で、老ノ坂を越えて行くのは不自然だ。敵に見つからないよう、
狭い尾根道の唐櫃越えを通って京へ向かったのも頷ける気がする。
野鳥園から沓掛山までは40分ほどの道のり。
小さなアップダウンを繰り返しながら続く尾根道を行く。
沓掛山の山頂はさほど広くは無く、展望もあまり良くないが
北側に愛宕山の姿を見る事が出来る。
沓掛山から30分ほど下ると林道に出る。暫くは林道を行く。
舗装された道がやがて地道になり、山道になるとみすぎ山はすぐそこ。
みすぎ山の頂上には送電線の鉄塔があり、亀岡市街の見晴らしが良い。
馬堀駅からはJR嵯峨野線で京都駅へ戻るのが一般的だが、
嵯峨野観光鉄道の「トロッコ亀岡駅」(馬堀駅の手前にある)へ向かった。
(料金はJRだと320円だが、トロッコ列車は600円だ)
日曜日なので満席かも知れないが、一度トロッコ列車に乗ってみたかった。
ダメもとで駅に行ってみると、案の定待合室もプラットホームも
人でごった返している。
しかし窓口で聞いてみたら、団体客の中にキャンセルが出たとかで、
幸いにも指定席が取れた。
トロッコ列車は昔の山陰線の線路を通っている。
保津川沿いにガタゴト走る列車はのんびりしていて、
顔に当たる風も心地よい。
(赤と黄色の派手な車体の窓の上半分にはガラスが無い)
下を流れる保津川には川下りの船。
こっちからも向こうからも、お互いに手を振り合う和やかな雰囲気の中、
20分ちょっとで嵯峨駅に着いた。