日々是好日

楽しみあるところに楽しみ 楽しみなきところに楽しむ

ブランケット・キャッツ

2015年04月22日 | 読書
お口直しのつもりで借りた本だったが、
それ程、のほほんとした物語ではなかった。

2泊3日で貸し出されるネコたちが、
何かしら問題を抱えた借主たちとの
心の交流を描いた物語だ。

子供の出来ない夫婦、会社の金を横領したOL
いじめに直面した親子など、
借主たちが抱える問題は其々に重い。

生き物と共に暮らすと言う事で、
気付く事、癒される事は私にも
良く理解できる。

わが家の犬は、お利口なブランケット・キャッツ
達とは比べ物にならない程、我ままで、甘えん坊で、
悪知恵だけはいっちょ前の悪ガキだが、
疲れて帰って来ても、ワーワーやってるうちに
心のトゲトゲが滑らかになっていく。

やはり居ると居ないとでは、大違いなのだ。