虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

スマホ使用時間は何時間まで?若者のうつ予防で専門家調査

2017年09月07日 | ジョブズの呪い

今や世界中に普及したスマホの利用で、心理的にマイナスな影響を受ける若者は、日本や韓国だけじゃなくなっているみたいです。
リンク先にイギリスBBCの動画があります。ぜひご覧ください。


スマホ使用時間は何時間まで? 若者うつ予防で専門家調査
2017年09月6日

スマートフォンが誕生する前の時代をほぼ知らない1995年から2015年にかけて生まれた世代を「iGen(アイジェン)」と呼んで研究する米国の心理学者、ジーン・トウェンギ氏は、若者たちがスマホに多くの時間を割くことは、不安感や抑うつなど心理的にマイナスな影響も与えていると指摘する。親たちはどう対応したらよいのだろうか。トウェンギ氏に聞いた。

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上記記事の動画を簡単にまとめると、米国の心理学者ジーン・トウェンギ氏によれば、アイジェン(物心ついた時からのスマホ世代)は、たった5年前に生まれた子どもたちより、孤独感や不安や落ち込みを感じやすく、苦しんでいる傾向があるという。最悪、自殺するというリスクもある。
しかし、時間制限で1日1時間以内の子には、影響はなかった、という。

時間制限は有効な解決策だが、スマホ依存症になってしまうと、時間制限自体が難しいのが現状だとも思う。

私どもからは、一つ前の記事のコメント欄にも書きましたが、夜には使わないということも加えます。
理由は、スマホのブルーライトが、脳内の快眠ホルモンのメラトニンを抑制してしまうので、不眠傾向になり、それもまた心身への悪影響にもなるからです。
また、脳内伝達ホルモンのセロトニンは、幸福感情を呼び起こすので、セロトニンが出るような生活(朝日を浴びる、軽いリズム運動、丹田呼吸する、利他愛を持つなど)を心がけることで、悪影響は少なくなります。

ある時期から、意識のアセンションが起こっていると、何度も書いていますが、それもちょうどスマホの普及とリンクしていたことに改めて驚きました。
意識レベル200未満の人が使い続けた場合、意識の低下が起こるのかもしれません。
意識レベル500以上の方だと、あまり影響を受けないということも、テストで答えが出ています。
それでも、長時間の使用は、避けたほうが良いと思いますが。


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子どものスマホ・学力に差が出る?

2017年09月06日 | ジョブズの呪い
どんなに景気が悪くても、ジョブズの遺産だけは、着々と進化し続ける。
それに触れたら・・・もう後戻りはできなくなる。

これもまたジョブズの呪いか現代のホラーか?
なんと大げさな、と笑いごとですまされないかもしれないですよ。


東京新聞2017年8月9日家庭欄のコラムより

 
学力に差が出る?スマホ
川島隆太  
 
 テレビと同様に、私達の生活に欠かせないもので、かつ脳に強い悪影響を与えるものがあります。それはスマートフォンです。
 電車の中で多くの人がひたすらスマホをいじっている、喫茶店のカップルが相手ではなく自分のスマホを見ている。こうした世の中に、「なんだかなあ」と思ってはいましたが、私の中では、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
 しかし、仙台市に住む七万人の子どもたちを調べて、見過ごせない、恐ろしい事実が浮かび上がりました。普段学校でしか勉強しない(自宅での勉強習慣がない)子どもたちで、スマホを使わない群と、スマホを使う群を比較してみたところ、学力に大きな差があったのです。
 どちらの群も、自宅で勉強習慣がありませんから、スマホの使いすぎで、家で勉強をしないから成績が低いわけではありません。また、睡眠時間が短いと学力が低くなることも有名ですが、睡眠時間にも差はありませんでした。
 さらに翌年度に、追跡調査をすると、スマホを使いはじめた子どもたちの成績は急降下、逆にスマホを使うのをやめた子どもたちの成績は徐々にあがることがわかりました。
(東北大加齢医学研究所所長)    



※ブログに新カテゴリー「ジョブズの呪い」を作りました。スマホにまつわるあれこれを、メモ的に残していきたいと思います。

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スマホしながらバス運転、頻発

2017年06月03日 | ジョブズの呪い

車に乗らない選択をしている我が家では、公共交通はとても大事。
私が子供の頃は、バスの運転手さんは、狭い生活道路でも、どこにもぶつからず器用に曲がったりする、運転がとても上手な人なのだ、と尊敬していた。
昔、母が遠くの病院に通院しているときに、ちょくちょく、お世話になった個人タクシーの運転手さんは、同じタクシーでも、すごく乗り心地の良い快適な運転をしてくださった。スピードを上げない、常に同じ速さで運転する、でも、到着時間は早い、という不思議な技術を持っていらして、プロの運転手さんってすごいなあと、尊敬していた。
時代が変わったのか、プロドライバーとしての意識が変わったのか、とても残念なニュース。



スマホしながらバス運転、頻発 小1死亡事故も
朝日新聞2017年5月23日

 路線バスや観光バスなどの運転士が運転中にスマートフォンや携帯電話を操作し、国土交通省に報告のあったケースが昨年1月以降、少なくとも33件あることがわかった。自転車の男児をひいて死亡させる事故も起きていた。国や業界団体は危険な「ながら運転」の禁止徹底を呼びかけるが、歯止めがかからない。

 運転中にスマホや携帯電話を使うのは道路交通法で緊急時やハンズフリーでの通話を除いて禁止されている。業界団体の日本バス協会は今年1月、スマホなどの使用禁止の徹底を求める指針をまとめたが、2月以降に7件起きるなど後を絶たない。

 国交省自動車局への取材をもとに、朝日新聞がバスの運行事業者に確認した。昨年1月から今年4月までに把握できたバスの「ながら運転」は33件。内訳はスマホが27件、携帯電話が4件、タブレットが1件などで、走行中や信号待ちの間などに操作していた。

 事業別にみると、路線バス27件、観光など貸し切りバス5件、企業の送迎用バス1件。23件は営業運転中で、乗客などの通報で発覚するケースが目立った。

 端末の使用目的は通話が3件で、残りはスマホの画面を見たものが大半だ。スマホの使い方は▽ゲーム6件(ポケモンGO5件、モンスターストライク1件)▽メール5件▽無料通信アプリ「LINE」5件▽写真や動画を投稿3件▽チャット1件などだった。

 死亡事故は昨年3月に東京都台東区で起きた。交差点を右折中の大型観光バスが、自転車で横断歩道を渡っていた小学1年生の阿部余木(よぎ)君(当時7)をひいて死亡させた。運転士は事故の直前までLINEでメッセージを見ていて、スマホを片手に運転していたという。右側ばかりを見ていて、向かい側から来た余木君には「全く気づかなかった」という。

 仙台市では昨年1月、回送中の路線バスが女性をはねて重傷を負わせた。運転士がスマホでメールを確認していたという。

 バスの「ながら運転」をめぐっては昨年10月、大阪で観光バスの運転士がポケモンGOをしている動画がネットに投稿され、国交省が11月に禁止の徹底をバス協会などに通知。その後、国交省は指導を強化し、問題が起きたすべてのケースを監査することにした。国交省は33件のうち27件を監査し、2件を車両使用停止、21件を文書警告とした。

 国交省は「プロの運転士としては数があまりに多い。一方で、問題が発覚したのは乗客が通報したり事故になったりしたケースで、実際はもっと多いだろう。監査などで厳しく対応したい」(自動車局安全政策課)としている。(北川慧一)


■バス運転士の「ながら運転」(主な例)
 15年夏〜16年夏 大阪 路線バスの運転士が回送中に運転席の速度計をスマホで撮影してユーチューブに投稿
 16年5月 福岡 路線バスの運転士が信号待ちの間にスマホを股の間に隠し、テニスの試合結果を確認
 16年5月 福岡 路線バスの運転士がスマホで釣りのゲームについてチャットでやりとり
 16年10月 大阪 観光バスの運転士がスマホのゲーム(ポケモンGO)で遊び、ユーチューブに動画が投稿される
 16年11月 大分 路線バスで運転士がスマホのゲーム(モンスターストライク)で遊び、乗客に通報される
 17年4月 沖縄 貸し切りバスの運転士が回送中に米軍基地移転の反対集会をスマホで撮影し、ツイッターに投稿



みんな喜んで使用しているのに水を差すようで申し訳ないが、スマホにまつわる一連のあれやこれやの現象を、うちでは「ジョブズの呪い」と言っているのだ…めんご(死語か)


★気をつけよう・関連ジョブズの呪い記事
 どちらにも不幸な交通事故、スマホ見ていて信号無視
 コミュニケーション障害とオキシトシンとスマホの関係
 首の後ろの筋肉異常(スマホ首)で、新型うつに・追記あり
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首の後ろの筋肉異常(スマホ首)で、新型うつに・追記あり

2016年11月01日 | ジョブズの呪い
先日見た夕方のテレビニュースで、特集を組んでいたのですが、メモのために。

原因不明と思われていた、めまい、肩こり、不眠、落ち込み、毎日不安、そして最悪は自殺への道。

本来の精神疾患であるうつ病とは違うウツ。
いわゆる新型うつと呼ばれるもので、原因が、首の後ろの筋肉の異常であったことが、わかったという。この異常は、重症になると大方が自殺思考になるそうなので、ただの首のこりとはあなどれないものです。







ご覧のように、長時間のスマホやタブレットの使用で、うつむく角度が大きくなるほど、首への負担は普段の3倍~4倍になります。

番組に登場した20代の研究職の女性は、1日 16 時間 のデスクワーク、暗室で 顕微鏡を する実験 を続けていたとのこと。
首コリの最大の原因は、長時間うつむいた姿勢を続けることにあります。

体調を崩した彼女は自宅に引きこもり、昼でもカーテンを引いて薄暗くしていた。
夫の歩く音、喋る声、そういう刺激だけで、いろいろな症状がでてしまって、夫につらく当たったり、精神的にも追い込まれていったといいます。
症状が苦しくて、消えてなくなりたい、存在するのがつらい、という、まさに最悪の症状に悩んでいました。





彼女の首のレントゲン写真。これは、ストレートネック(別名スマホ首)と呼ばれるもので、正常な首は弓なりの形で、重い頭を支えるためにクッション機能を果たしているが、ストレートネックはこのクッション機能が働かなくなります。

結果として、首の後ろの筋肉に異常な負荷がかかります。





自律神経の一つ、副交感神経は、内臓、血管、呼吸器などの生命活動をコントロールしているのですが、首の後ろにこの副交感神経が集中しています。
ストレートネックは、首の筋肉が固くなっていますので、副交感神経が妨害され、全身に不調が現れるということです。









東京脳神経センターの松井孝嘉医院長は、この首こりによる数々の不調を見つけ学会で発表しました。
首こりによる自律神経の不調で起こる「自律神経うつ」を「新型うつ」と言っています。





前述の女性は、松井医師の病院で治療しはじめて半年後、表情も明るく変わり、ついに念願の結婚式を挙げられるまでに回復したとのこと。
良かったですね。


余談ですが、すでに10年も前から、この松井医師は、雅子さまの病状を首こりによるものではないか、と言われていました。
ご成婚当初から、なれない皇室の行事に極度に緊張されていたことや、また皇太子さまとの身長差にかがんだり、うつむく姿勢を取られることも多かったのは、私も気づいていました。
何だか、いまだに、はっきりしない雅子様の状態、昨今は、愛子さままで俎上に上がり、特にお二人に対して批判的なネット言論などをうっかり見てしまい驚くとともに、おいたわしくて…涙。
菊のカーテンを開いて、松井医師の治療方法も、関係者各位、念頭に置いてくださったらよかったのに、と思わずにいられません。



ただ、ここからが本題なのですが・・・
長くなりましたので、いったん終わります。

・・・つづく


 11月1日 追記

●コメント欄に書きましたので、本文にも追記します。

この特集のせいだったかわかりませんが、某メーカーのマグネットタイプのネックレスが、スマホ首に対応できるというようなテレビCMが流れていました。
残念ながら、私どもには、磁石の健康具は、体には「ノー」という結果でしたので、おすすめしてはいません。
 http://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/50132207041b95a11b91fe0d24fde0c9

松井医師の治療の一つとして、「首の後を温める」というやり方をされているそうです。
誰もが、この病院に行けるわけではないので、自分でできる対処法としてご紹介します。
ネックウォーマーや、スカーフに、カイロを貼って、(肌に直に当たらないように気をつけて)
とにかく他力を使っても首の後を温めるのがいいそうです。
でも、蒸しタオルや湯たんぽ系のものは、あたたかい時はいいですが、水を使ったものは、冷めてしまうと逆に冷えてしまうので、おすすめできません。

あと、肩回し運動も、肩や首のこりの解消になります。
 http://matome.naver.jp/odai/2136903345751154801


ただし、治療の最中に必ずリバウンドが起きるそうです。重症の人ほど、途中で投げ出したい気持ちになる時があるのだとか。
しかし、それを乗り越えないと、完治に至らないそうなので、なにか、今の世界的な混乱や沸騰現象とも、似ているような気がします。
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意識レベル100「恐怖」の、原発、リニア、スマホ

2016年05月25日 | ジョブズの呪い

<スマホ断ち>「依存」小中高生向け、無人島で野外体験
毎日新聞 2016年5月24日
 インターネットがやめられず依存気味の小中高校生向けに、兵庫県が瀬戸内海の無人島でスマートフォン断ちする合宿を開く。8月に自然体験施設で4泊5日過ごす計画だ。スマホに没頭して成績が下がったりトラブルに巻き込まれたりする生徒は県内でも増えており、思い切った対策が必要と判断した。
 文部科学省がネット依存対策で進める委託事業の枠組みを使い、兵庫、秋田両県が都道府県で初めて実施する。2014年8月には国立青少年教育振興機構が、富士山のふもとの静岡県御殿場市で8泊9日の集団キャンプを試行している。ネットの使用頻度を減らすことが最終的な目標だが、「基本的な生活習慣を取り戻すきっかけに」と企画された。学生ボランティアを相談役に、トレッキングや野外での炊事のほか、参加者自身が話し合って過ごし方を決めたプログラムもあった。その後の使用頻度が減る効果があり、「忍耐力が向上した」「達成感を味わえた」などとする感想も寄せられた。翌年も群馬県内で実施された。
 事業拡大を図る文科省の意向を踏まえ、兵庫県の「青少年のネットトラブル防止大作戦推進会議」が実施を決めた。小5~高3の約20人を公募で選び、同県姫路市の姫路港から約20キロ離れた家島諸島・西島で合宿する。自然体験施設や魚の加工場はあるが住民登録している人はいない。スマホの電波は屋外や木造建物で電波が辛うじて入る程度だという。
 ロッジに3、4人で泊まり、野外体験や自炊に取り組む。シュノーケリングや、カヌーをこいで別の湾まで行き、テントで宿泊する体験もある。
 スマホはあえて持ち込みを認める。端末は1棟に集め、どうしても我慢できない時だけ夜の30分~1時間、その場で使うことを認める。友達と遊ぶこともできるのに、なぜスマホを選んだのか、理由を考えさせる狙いからだ。キャンプファイアを囲みながら、日ごろのスマホ利用について考える時間も設ける予定だ。
 兵庫県が昨年実施した調査では、県内の小中高校生の6.4%にインターネット依存の疑いがあった。県青少年課は「大自然に触れて、リアルな世界の楽しさを伝えたい」と話している。【井上元宏】




スマホの意識レベルは、ケータイより低い100の「恐怖・怯える」
世界中であまりにも無防備に使われているために、信じられないと思いますが、原発、リニアと同じなんです。
しかも、今、宣伝している新世代のアイフォンは、75の「深い悲しみ・悲劇」まで下がっています。・・機能が上がるほど電子部品の精度も上がっているせいでしょうか。
(ケータイ・スマホ常用者は、不随筋の働きが弱くなってしまうので、キネシオロジーテストもうまくいきません。)

しかし、私どものここ数年の経験ですが、自分の意識レベルを上げることで、スマホ使用者であっても、悪影響が相殺されるということがわかってきました。高いパワーの方の場合(=セロトニンがしっかりと出ている人)は、ほとんど影響を受けません。
が、これは、かなり例外的な例です。
日本人の平均の集合的意識レベルは他国に比べて高いのですが、だからといって高いパワーの方がフォースの方々よりも数が多いのかといえば、そういうことではないからです。
意識レベル300は、150の2倍ではなく、10の300乗のエネルギーを持つため、集合的意識レベルの平均の数値が高くなるのだといいます。


 測定が示す数字は、十進法ではなく、対数を表しているということをよく覚えておいてください。レベル300は、150の2倍の範囲を意味するのではなく、10の300乗のパワーを示しています。ですから、ほんの数ポイント上がるだけでも、パワーは大きな増加を表しています。スケールが上がってくるにつれて、パワーが増大する割合はさらに莫大なものとなります。
 
(パワーかフォースかP115)意識レベルと意識レベル20「恥」より

 

日本人の場合は、約20%が意識レベル200以上の方々です。他国に比べれば多いのですが、未だ圧倒的にフォースの領域にハマってしまっている方々がいらっしゃるのです。信じる信じないはご自由ですが。
ですから、日本人の約80%の方々は、スマホの悪影響を受けやすくなっているのです。
使っている事自体、セロトニンが出にくい状態(=幸福感情が出にくい状態)になりますから、自覚なしに、長くはまり込みすぎると意識レベルもさらに下がってしまう悪循環です。

電通が支配するマスコミでは、次々に楽しいCMが出て人びとを洗脳状態にします。家族割という名のもとに、今や小学生にも無防備に与えてしまいます。
上記記事にあるリンク先記事のように、スマホのトラブルや悪影響は小さく取り扱われるだけです。

膨大に流されるCMに比べれば、あまりにもささやかですが、上記のような取り組みが広がって、より多くの人たちが「スマホは危険と隣り合わせ」「スマホは時間泥棒」「スマホによって奪われるもの」などなどに気づいてほしいなと思います。



★関連サイト
 ストーカー規制法 SNS対象とせず 警視庁、ストーカー相談として受理せず アイドル刺傷
この犯人の意識レベルは、50(無感動、絶望感)でした。この意識レベルでSNSにはまり込んでいたら、絶望感が増幅されて、恐ろしい事件につながってしまう可能性は高くなるのではないかと思います。
メール同様、SNSはストーカー規制法に早急に入れるべきだと思います。・・・使わない、持たないが一番ですが。


★関連記事
 テレビゲームは子どもの脳の発達に悪影響by東北大加齢医学研究所
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 ネットいじめ、ネット依存の子どもたち
 怒りと悲しみを増幅する、電磁波社会
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電車内の熱中スマホ

2015年11月07日 | ジョブズの呪い
東京新聞11月5日「妻と夫の定年塾」より


熱中スマホ 
西田小夜子

 「ねえママ、あのね」
 向かいの座席にいた三、四歳の男の子が、小声で何度も母親に呼びかけている。若い母親はスマホから目を離さず、無言だった。
 男の子の指がスマホに触れる。
 「何すんのよ!」と、母親が小さな手を振り払った。子どもはビクッとしたが泣きもせず、あきらめておとなしくなった。
 本を読んでいた稔さんは、母子の様子が気になり集中できない。読みかけの本を閉じる。
 真昼の電車内は程よく座席が埋まり、立っている人はいない。見渡すと、乗客全員が同じ姿勢で下を向いていた。そろってスマホをいじっており、中高年もけっこう目についた。
 見慣れた光景ではあるものの「異様だな。顔つきまで同じだし、まるで人間ロボットだね」と稔さんは思う。ゲームに夢中の人が多かった。忙しそうに指を走らせ、画面を見つめ続けている。
 無言の車内に駅名を告げる女性の声と電子音のメロディーがチャラチャラと元気に響くばかりだ。20分、30分と過ぎ、40分少したった。母子が降りるらしい。
 子どもはウトウトと居眠りをしていた。ほら降りるよ、と乱暴に起こされ、ホームを歩いて行く。母親は子どもに一度も話しかけなかった。
 稔さんにもあの子と同じくらいの孫がいる。まさかうちの娘も電車の中でスマホに熱中し、子どもをほったらかしにしていないだろうな、と心配になった。
(作家・夫婦のための定年塾主宰)

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稔さんの経験が特別とは思えない。似たような光景は私もよく出くわす。時代が変わったのだと、単純に割り切れない。

そういえば幼いころ、母とバスに乗ってでかけるたびに、帰りは必ず隣りに座っている母の膝に頭をのせて眠ってしまったことを思い出した。
母の膝は暖かくてふっくらして気持ちよかった。それは、子供時代しか体験できない、かけがえのない思い出だったんだということに、今、気づいた。


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 マザリーズで、ママの脳は活性化



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急増するまっすぐ立てない子

2015年05月25日 | ジョブズの呪い
そういえば先日見たテレビ番組で紹介されていたのは、今の小学校では鉛筆の芯、Bや2B推奨で、HBの使用を禁止されているところもあるのだとか。
私たちの頃は、HBが普通で、中には、大人ぶってFとか使う子もいたっけな。(私だ)
Bや2Bってデッサン用で、その濃さで文字を書くと、ノートに当たる右手の小指が真っ黒になって嫌だった思い出があります。
しかし今の小学生は全般的に、筆圧が弱いので、HBじゃ薄くてよくわからず、2Bで書いてちょうどいいらしい・・・

今、子どもたちの身体に、どんな変化が起こりだしているのでしょうか。
まっすぐ立てない子どもが増えている、という記事がありました。


急増する「真っ直ぐ立てない子供」の姿勢を正すには?
05月23日 10:00 JIJICO

真っ直ぐ立てない子供が増えている
最近、私の店にも「うちの子は姿勢が悪いので、今のうちに治したいのですが」と訴えて来店する保護者が増えています。実際、現代の子供たちの姿勢を見ると、骨盤が後ろに傾き、背中を丸め、顎を前に突き出し、膝は曲がり、足の土踏まずはなくなり、指は浮いて踏ん張れない。いわゆる「猫背姿勢」の子どもが増えています。

このような姿勢では真っ直ぐに立つことができず、体の重心を右や左に移動したり、上半身をフラフラさせたりして、落ち着きのない立ち方になってしまいます。

真っ直ぐ立てない原因とは?
では、なぜこのような立ち方になってしまうのでしょうか。その理由として以下の3点が考えられます。

1)日常の姿勢の問題
普段の生活でいすに座っている時、骨盤を後ろに傾け、猫背姿勢でもたれかかっていたり、ゲームをする時などに床に足を投げ出し、骨盤を後ろに傾けて顎を突き出した猫背姿勢で日常生活を送っていると、立った時に骨盤を正しい位置に戻すことができなくなってしまいます。

2)運動量の減少
外で遊ぶ子ども、学校での体育などが減ったりすることで、姿勢維持筋(インナーマッスル)の筋力、心肺機能、バランス機能に重要な感覚受容器や体性感覚が低下してしまいます。特に足の裏には感覚受容器(情報収集センター)が最も多いため、裸足の時期が短く、砂場やぬかるみで遊ぶ経験がなければ正しい姿勢で立つことが難しくなります。

3)ハイハイが足りない
ハイハイをすることで体幹が安定し、股関節や肩関節の動きが獲得できます。しかし、ハイハイを十分にさせず、歩行器などに入れてしまうと正しい姿勢で立つことができません。

子どもの姿勢を正すための改善方法
このような状況にならないためには、次のような対策が必要です。

1)姿勢教育
普段から正しい姿勢を意識し、それを継続させる教育が必要です。

<立っている時・座っている時のポイント>
1.バランスよく足を床につける
2.お腹・お尻を引っ込める
3.頭のてっぺんが天井に引っ張られるイメージで顎を引く
4.胸を開いて肩の力を抜く
5.骨盤を立てる(腰骨を立てる)

2)感覚受容器機能をアップさせる
屋外で裸足で遊んだり、運動をすることができない場合、「タオルギャザー」という運動をお勧めします。方法としてはいすに腰を掛け、足の下にフェイスタオルを置きます。そして、足の指を使ってタオルをたぐり寄せます。この時、足の裏はバランスよくついていることを意識し、膝などが動かないようにします。慣れてくれば立った姿勢でも同じ運動を行います。これにより、足の裏の感覚受容器の機能改善・土踏まずの形成に効果があるはずです。

3)自主性のある運動発達を制限しない環境づくり
幼少期は空間を可能な限り広く取ってあげてください。運動による発達は周りに対する興味とともに徐々に発達するため、自主性を高めるような環境づくりが重要です。

(花岡 正敬/理学療法士・柔道整復師)



ところで、私自身に限って言えば、運動嫌いで外遊びよりインドア派、ぬかるみで遊ぶなんて汚いから嫌!っていう子供時代だったけれど、とりあえず、ふつうに立ってはいた・・・様な気はする。
現代社会においては、もっと大きな理由があるのではないかと思います。

上記記事には、理由として運動不足などいくつか書かれていますが、書かれていないことで、子どもにかぎらず、骨盤がずれる、ということに関して、とてもわかりやすい要因があります。
四六時中持っているケータイ電話&スマホなどの電子機器。電磁波とレアメタル・レアアース。
これらの物質は、無意識の領域で身体にストレスを与えてしまい、抗重力筋の働きを促すセロトニンの分泌を阻害します。

抗重力筋が働かなければ、体がゆがむ=骨盤がずれる=まっすぐ立てない、ことになります。

大人だって、持っているだけで、とたんに力が入らなくなって、使用中に後ろから、背中をぽんと押すだけで前に簡単につんのめります。
常時、手に持ったり、身体に密着していれば、歪みが慢性化して治りにくくなってしまうことも・・・
(そうなるとキネシオロジーテストも、正確にできなくなります。ウェアラブルなどもってほかです)

生まれてすぐ、あるいはママのお腹にいる時からの、大切な成長期、何の対策もせず、無防備にこれらにさらされていたとしたら、どうなるか。
将来的には、極端に言えば人類の骨格も体つきも変わり、うつ病や発達障害も増え、自殺や犯罪も増えてしまうことも考えられます。
どうか、このことを多くの皆さんに気づいていただきたいです。


★関連記事
体と携帯電話・・・2007年の記事です。あの頃より身体の歪む原因への私どもの理解は深まりましたが、現状は何も変わっていない・・というより、スマホの普及で、もっとひどくなっています。
乳幼児には、スマホより絵本を・・・乳幼児にスマホをあたえないで!
セロトニンが出にくい人は猫背・・・幸福ホルモンであるセロトニンの分泌を阻害されると、猫背だけでなく、ウツや不眠症など心にも影響があります。
 
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スマホにまつわる3人の意見

2015年04月05日 | ジョブズの呪い

●スマホに支配される高校生


女子高生の制服姿、かつて雪降る真冬でも超ミニスカートにルーズソックスで素足丸出し。・・・っていう姿を見て、冷え性にならないか、将来的に膝を痛めるんじゃないか、心配したものですが、親御さんの話を聞くと、本人も実は寒くて嫌なんだけど、みんな同じような格好をしていないと仲間はずれなるから、我慢してるんですって。体質的に冷えに強い人もいるかもしれないけれど、痩せっぽちの脂肪の少ない女の子にとっては、あの格好は、苦行そのものだったはず。血管が浮いて足が紫色になってたもの。

仲間はずれになるから、やめたくてもやめられない。おんなじことが、スマホの利用にも言えるのかもしれないですね。

通信会社CMでは、各社、商売のためにしのぎを削って、若者向けに割引割引とあいかわらずの連呼です。
「今だけ自分だけお金だけ」の商売が、未来を犠牲にしているという危機感を持ちます。
以下の新聞投書は、スマホに支配された現状を憂う若者自身からの、SOSだと私は受け取りました。


東京新聞4月1日「発言 若者の声」より

生活支配するスマホ規制を
高校生 ●川 ●● 16(東京都国立市)

 「勉強することが仕事」と言ってもいい高校生として、今のスマートフォンの異常な普及には不安を感じる。最近の高校生の生活を知っているだろうか。学校の休み時間は、たとえ十分間の休みでさえスマホをいじってゲームをしている。家に帰ってもネット上の交流サイトで友達を会話をし、寝る前まで続く。
 これを見ると、今どきの高校生たちの1日はスマホに支配されているといえる。本来なら勉強したり、本を読んだり、運動したり、いろいろなことをして大人としての自分を構築していく時期である高校生が、スマホに支配されているだけでは、幼稚な大人の大量発生を招くだけだろう。
 日本の将来のためにも、親や学校が、スマホを規制することが必要だ。


●スマホやめるか、大学やめるか

信州大学の学長が、高校生の投書を読んだかどうかは知りませんが、こんなニュースも飛び込んできました。

「スマホやめるか、大学やめるか」 信州大入学式で学長(朝日新聞) - goo ニュース
2015年4月5日(日)09:07

 「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」。信州大の入学式が4日、松本市総合体育館であり、山沢清人学長は、8学部の新入生約2千人に、こう迫った。
 山沢学長は、昨今の若者世代がスマートフォン偏重や依存症になっている風潮を憂慮。「スイッチを切って本を読み、友だちと話し、自分で考える習慣をつけ、物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな学生を育てる」と語りかけた。

 新入生を代表して、上伊那農高出身で農学部農学生命科学科の倉田祐輔さん(18)が「農学だけでなく、経済や法学分野などの勉学にも取り組み、グローバルな視野で物事を俯瞰(ふかん)し、私の考える農業を広めて社会に貢献したい。ここで学んだ知識を次代を生きる私たちの大きな原動力にする」と決意を語った。
 新入生は1年間、松本市で学んだ後、学部ごとに松本市のほか、長野市や上田市、南箕輪村のキャンパスに移る。
 留学生を除く新入生2068人のうち、県内出身者は昨年より27人少ない552人(26・7%)、女子の割合は33・9%だった。(松本英仁)



うちの息子は、スマホが世に出た時から愛用しているけれど、電子機器のリスクについては、小さい時からしつこく言い聞かせていたせいか、本人曰く必要最低限のツールとしての利用だけですんでいる、という。
ツールとしては、便利この上ないけれど、単なる道具(しかも心身へのリスクもある道具)なんだから、適当に距離を置いて使えばいいのだと思う。それが出来ぬというなら、使うのはさっさとやめた方が自分のためにも絶対いい。
電車の中でよく見かける、老若男女問わず、四六時中、下を向いたスマホ利用の風景は、客観的に見ても異様に感じる。だいじょうぶか?とも思う。
だから、学長の言わんとする意味はとても良くわかる。
(やや過激な言い方の学長の言葉に、ムキになって反論する人達がいるのも目に見えるようだが、それはすでに依存症になってしまった証かもよ?)


●便利すぎるスマホは諸刃の剣

もう一つ。
4月4日の東京新聞投稿欄「発言」に、漫画家の森本サンゴさんが投書していた。東京新聞は、著名人が普通に投書している事が結構あって、おもしろいです(笑)
森本さんのスマホに対するスタンスは、愛用者にとっても、参考になると思う。


スマホは諸刃の剣
漫画家 森本サンゴ 59 (川崎市高津区)


 本誌の筆洗に「女子高生がスマートフォンを使用する時間は平均7時間」とあった。驚くと同時に「ああそんなものかな」と妙に納得してしまった。うちに二人いる大学生の息子も、テレビでサッカーを観戦しながらスマホを操作してサッカーの情報を検索している。器用ともいえるが、「こいつ、本当に試合を見ているのか?」と怪しまないではおれない。
 投稿者の身元がわかるフェイスブックは、賛同を求めていろいろな事例や料理をアップする人が多く、「いいね!」とお褒めの言葉が前提にある。逆に匿名が許されるツイッターは、なにか恨みでもあるかのごとくここぞとばかり口汚くののしる投稿もある。
 LINE(ライン)は、会話に近いやりとりができるので、癖になり、どこで切るのかが難しい。おまけに既読も確認できるので、友人や男女間でいじめや疑心暗鬼を生みだす原因となり、ストーカー行為にまで発展しかねない危険をはらむ。かくいう私も仕事の連絡はスマホで行っているので、家にいながらにして、トイレにまで携帯する情けなさである。

 何かおかしい。古代人は星空を見上げて果てしない宇宙を思い、たくさんの物語と文明を築いた。しかるに現代人は小さな画面を見下ろしてせわしなく指を動かし、心の病を患い元気をなくす。この薄っぺらな機械に心を奪われて、使うのではなく使われる。

 スマホは便利すぎる。この際使用者はスマホとの主従関係をはっきりさせて、要領を得た距離を保つべきだ。スマホは諸刃の剣であると肝に銘じるべきである。

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私どももブログ開設当初から、携帯電話の危険性について書いてまいりましたが、スマホは携帯よりも更に低い意識レベル恐怖であることを付け加えます。
信じる信じないはご自由ですといつも書いていますが、現実が、そのとおりになってきていることは、事実です。

ついでながら、意識レベル「恐怖」で測定されたのは、スマホの他に
 原発、すべての近代兵器 そしてなんと、東京スカイツリー、リニア新幹線。(周囲に見えない悪影響があるのかも?)
というものがありました。信じる信じないはご自由ですよ。
 
 
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コミュニケーション障害とオキシトシンとスマホの関係

2014年11月02日 | ジョブズの呪い
個人的に気になったニュースです。

コミュニケーション障害治療 名大などで臨床治験
(中日新聞:2014年10月31日)

「愛情ホルモン」を点鼻

 愛情ホルモンともいわれる「オキシトシン」を、対人コミュニケーション障害の治療に用いる臨床試験が始まる。山末英典東京大医学部准教授と岡田俊名古屋大医学部准教授、それに金沢大、福井大のグループが30日発表した。

 対象は、かつてアスペルガー障害といわれた病気が主体。現在は自閉スペクトラム症と総称される。他人の気持ちを表情などから読み取ることができず、コミュニケーションが苦手。多くが男性で、100人に1人以上いるが、有効な治療法はない。オキシトシンは脳から分泌されるホルモンで、出産時に陣痛誘発のために使われている。最近、授乳の促進や他者との信頼関係の強化、さらに親子のきずなを強める働きがあることが分かってきた。

 金沢大の棟居俊夫特任教授と福井大の小坂浩隆特命准教授らは、これまで自閉スペクトラム症の人にオキシトシンを投与し、症状の改善を確認した。東大の小規模な試験でも効果があると分かった。男性に対しては目立った副作用は報告されていない。

 今回は4つの大学で計120人の成人男性患者を募集する。7週間にわたってオキシトシンを鼻から吸収させ、偽薬を与えた場合と比較する。効果は、他者の感情を読み取る力などを総合的に判定する。

 研究グループでは「薬として認められるための第1段階。将来は女性や子どもにも使えるようにしたい」と話している。

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2003年、長崎。大型量販店で4歳の男の子が誘拐され、殺害された事件。その犯人は中学生で、「高機能広汎性発達障害」であったということを新聞で知った。「高機能広汎性発達障害」という言葉は、その時、初耳であったけれど、新聞に出ていた障害の症状が父とあまりにも重なる部分が多くて、驚いたのがはじまり・・・。
高機能広汎性発達障害はアスペルガー症候群とも呼ばれおり、ずっと昔から父に感じていた違和感は、父の性格によるものと思っていたけれど、実は脳の障害であるかもしれないと、初めて思い当たった。
もし、もっと早くに障害なんだとわかっていれば、50年付き合った母ももう少し違う対応ができたかもしれないし、父を恨み続ける虚しい人生をおくらずにすんだかもしれない‥・。
そう思えば、人間同士、いらぬトラブルを避けるためにも、もっとアスペルガーについて、世間が認知し理解してゆかなくてはならないのだろうと思います。

記事によれば、アスペルガーという言葉は今は使っていなくて、「自閉スペクトラム症」というそうだ。へえ~。

アスペルガー(自閉スペクトラム)の人は、セロトニンが出にくいというのは、知っていたけれど、それを鑑みると同様に愛情ホルモンであるオキシトシンも、不足しているのだろうなということは、想像できる。
東邦大医学部教授で脳内物質研究者である有田秀穂先生の著書によると、オキシトシンがホルモンとして血液中に出ている時に、脳の中でもオキシトシン神経が働いて、セロトニンを活性化させるということだ。
だから、小規模な実験で、オキシトシンで効果があったというのも、なるほどー、と目からうろこの落ちたような気持ちになって。こういう方法がみつかって良かったなと思った。なにしろ今までは、打つ手がなかったのだから、希望が見えてきたでしょう。


  


ついでに言えば、世界中で爆発的な普及を見せるスマホに関して、またいつもと同じ警告させていただくと、長時間のケータイ、スマホの使用で、共感の気持ちをよぶ脳内物質セロトニンが出にくい状態になることがわかっている。
(参照:怒りやすい人ほど、ネットの利用はほどほどに

最近は、物心つく前の小さな子どもにまで、子守代わりに安易にスマホを見せる親もいるということ、それが成長期の脳の発育にどんな影響を与えてしまうのか、とても危機感をもっている。
また、大人のあくことなき欲望のために、スマホの子供用アプリも充実の品ぞろえだ。

オキシトシンは、親子でハグした時などに、大人も子どもも、ブワッと出てくる。万が一にも、スマホを子守に使ってしまった時は、その後、
「スマホに子守させてごめん、あなたのことが大好きだよ」と、ぎゅっと抱きしめてあげよう。スマホの害も少しは相殺されるかもしれない・・・?

それと、スマホを安易に子どもに与えてしまう前に以下の記事も参照されたし、と心より思う。

自閉症100倍増 母親の6人に1人「スマホ子守り」の不安
(日刊ゲンダイ:記事一部抜粋)
 ちょっと気になる調査結果が出た。
 セキュリティーソフト大手のデジタルアーツが14日に発表した「スマホの利用実態」によると、0~3歳児を持つ母親の17・4%が、「あやすための手段」としてスマホやタブレットを使っているという。実に6人に1人以上だ。
 かつてはテレビ、今はスマホに子守りをさせる時代らしいが、スマホが子どもに与える影響はないのか。
 「kids21子育て研究所」所長の片岡直樹氏(川崎医科大名誉教授)がこう言う。
「これまで主にテレビが子どもの発育に与える影響について研究してきましたが、45年前には全世界で5000人に1人といわれていた自閉症患者が、現在は50人に1人になっています。診断技術が向上して患者数が増えたという指摘もありますが、私はテレビをはじめ、スマホなど電子機器による影響も少なからずあると考えています」 ネット上でも「テレビ子守り、スマホ子守りをしても大丈夫でしょうか」なんて母親の相談が飛び交っているだけに、不安になる。片岡氏がこう続ける。
やはり子どもの発育には全身、そして五感をフルに使わせることが必要です。電子機器では目で見て頭で処理と、一部しか使わない。また、親とのコミュニケーションが少なくなることで、言葉が出るのが遅くなったり、発達障害につながることもあります。電子機器を使う使わないにかかわらず、大人がそばにいて子どもと触れ合うことが何より大切なのです」

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東洋経済オンラインからは、こんな記事も。

子どもを“IT音痴”に育てよう スマホが壊す人間関係(東洋経済オンライン) - goo ニュース
(東洋経済オンライン:一部抜粋)
スマホは子どもの人格形成を阻害する

同じく胸がどきどきする言葉で、さまざまなことを警告してくださっているのが、柳田邦男氏です。
柳田氏は「人の痛みを感じる国家」などでも繰り返し、「子どもが持つ一日の持ち時間には限りがある。その大半をバーチャル・メディアに接すると、仮想現実と現実が逆転する。それは言葉の発達や感情のきめ細やかな分化発達の遅れにつながり、相手の気持ちや感情を察することができなくなり、対人関係が上手く作れなくなってしまう」と指摘されています。その他自己中心的な性格になりやすい根拠を詳しく説明してくださっています。
柳田氏はまた、社会を驚かせた異常な少年少女・若者たちの犯罪の背景に、ネット依存があった事例を多く取材されて、幼少期の親の愛情不足による人格形成のゆがみについても指摘されています。子どもがスマホに使われるか否かは親子関係がカギです。

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幸福ホルモンであるセロトニンと愛情ホルモンであるオキシトシン。この2つは相乗効果があり、オキシトシンが出るとセロトニンも出やすくなる。だからこれらが十分に出ている人は、たとえ別れた恋人に対しても、相手を思いやる能力があるので、ストーカーになんかならないのだ。

急増する対人障害とスマホとオキシトシン。一見関係なさそうな3つの言葉をつなぎあわせて考えると、急速に変化してきた親子の関係と電子機器が子供の脳に与える影響、がそこに今ドスンとある問題なのだと思ったりしました。
ジョブズも孫さんも罪だよ。


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スマホ依存症

2014年06月27日 | ジョブズの呪い
スマートフォンが普及しだしてから、まだ2~3年ほどしかたっていない。
爆発的な普及率、この加速度。子供の頃からスマホを使い続けた結果、どんな人間が出来上がってしまうのか、何もわかっていないうちに見切り発車。
何の対策もせずに、このまま手をこまねいていては、人間自体も壊れてしまうのじゃないかと危惧する私は、ただの心配症なのかな・・と思いきや、あながち、そうでもないようだ。
少し前だけど、「Newsweekly日本版」5月20日号に「スマホ依存症」の特集が組まれていた。




嫌なことの多いストレス社会においては、ドーパミンという脳内伝達物質が出てくると、人は一瞬やる気や元気がでて快感を得られ、ストレスを緩和できる。
人から褒められたり、スポーツの高揚感、仕事の達成感、気のあった仲間との会話、恋のパルピテーションなどで、ドーパミンは出てきて、人生が楽しく感じられる。だから、本来は決して悪いというものじゃないのだけれど・・・

何かを行った時に感じたドーパミンの発露の快楽が病みつきになってしまい、続けることが自分にとって具合が悪くなっても、それを止めることができなくなってしまった時、「依存症」になったという。アルコール依存症、買物依存症、ギャンブル依存症、薬物依存症・・・続けていれば身を滅ぼすこともある。



この写真を見て、映画「家族ゲーム」の食事風景を思い出した(笑)



わずか2~3年で世界中に普及したスマホも、すでに「スマホ依存症」状態にある人々が全世界におり、夢中になりすぎて事故にあうなどの目に見える実害を含めて、専門家がスマホ依存の危険に警鐘を鳴らしている。

特にスマホ普及率70%の韓国では、スマホの与える若者への影響などいち早く現れている。以下、「Newsweekly日本版」5月20日号「韓国の子供たちはスマホ漬け」より抜粋。


スマホの使いすぎが国と若者に悪影響を与えているというデータは多い。昨年、韓国の若者約200人を調査した結果、スマホのヘビーユーザーはあまり使わない生徒に比べて大幅に集中力に欠け、攻撃的になる傾向もあることが分かった。米ミシガン大学の研究によれば、寝る前にスマホをチェックすると不眠症につながりかねない。
(中略)
 韓国では以前から、コンピューターゲームやインターネットへの依存症が問題になってきた。学校生活のストレスがスマホ依存症の症状を悪化させていると、延世大学のパク・ナムキ教授は言う。「韓国では友達や世間から受けるプレッシャーが強い」
 韓国は極度のストレス社会と言われる。先進国の中では自殺率が特に多い。会社員は長い通勤時間に疲れ切り、子供達は「良い学校」に入るために塾や備校で夜遅くまで勉強に励んでいる。
 学校では最新のデジタル機器を持っていないと「仲間はずれにされかねない」と、パクは言う。「しかも授業と通学に時間をとられて、ストレスを発散させる余裕もない」パクは暴力や性表現を含む動画を簡単に見られる点も問題視する。



自殺が多いことや、「持っていないと仲間はずれ」になるという点など、日本と韓国の類似は多いし、ここ十数年、子どもや若者ターゲットの通信会社のCMが毎日怒涛のように垂れ流されている日本においては、広告による洗脳状態下にあると言っていい。
依存症になる下地は、韓国と同じ。


スマホ依存症と闘う韓国



■ブルーライトで健康への影響も

  


ブルーライトは、夜見ればメラトニンの分泌を阻害し、不眠につながる。
ひどくなると加齢黄斑変性症という目の病気で失明してしまう可能性もあるそうだ。
 →スマホのやりすぎで失明の危険性

以前から、携帯電話の影響として、キレやすくなったり、ウツ傾向になったりしやすい、と当ブログで書いていましたが、スマートフォンの意識レベルは、携帯よりさらに下のアトラクター「恐怖」です。
(ちなみに、原発・脱法ハーブ・リニア新幹線・東京スカイツリー・集団的自衛権と同じレベルです。)

自覚のある方は、こちらを参考にしてくださいね。
 スマホ 依存症 治す



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乳幼児には、スマホより絵本を

2013年09月07日 | ジョブズの呪い




幼い子たちが、おもちゃ代わりにタブレット端末をいじっている。
東京新聞にワタシ的には、かなりショッキングな写真を見つけ、滅入ってしまいました。
ついに乳幼児まで・・・。
パパ・ママが、すでに中高生のころから、ケータイを使っていた世代になっているわけで、電子機器を与えることに、何の抵抗もないということだろうか。
記事では、(相変わらず)ソフト面からだけの注意もあるけど、機器の体に及ぼす影響は、まったくスルーされている。
(詳しくは、当ブログのカテゴリー電磁波・電磁波過敏症・化学物質過敏症をクリック。)
人類は、日本人は、大丈夫なのか。


<子どもとネット>幼児用アプリ注意点は? 子守に使わず親が一緒に

 おもちゃ代わりに、スマートフォン(スマホ)やタブレット端末で子どもを遊ばせる親が増えている。知育やしつけ目的で活用するケースも多いが、子守の道具として安易に頼っている場合も。使わせる場合は、利用時間や目的などルールをしっかり決めたい。 (砂本紅年)

 子どもの夏休み期間中、東京・有楽町で開かれた親子向けイベント。多くの家族連れでにぎわい、タブレット端末の体験コーナーにも子どもたちの行列ができた。ベビーカーの乳幼児も目立ち、母親らとともに、職業体験ゲームや絵本アプリなどを楽しんでいた。
 「遊びながら何かを学んでもらえれば」。出展者の男性スタッフ(40)も男の子三人の父親。二歳の末っ子はタブレット端末で動画サイト「You Tube(ユーチューブ)」を見るのがお気に入り。上の二人も知育アプリやゲームでよく遊ぶ。特に渋滞中の車の中では欠かせないといい、「九歳の長男はぼくより検索が早いからびっくりします」

      ◇

 ベネッセ教育総合研究所の今年三月の調べでは、乳幼児の母親の六、七割がスマホを所有。二十代では八割に達した。子どもにスマホを使わせる場面は、レストランや電車など、公共の場で静かにしてほしい待ち時間が多く、二、三歳児の親の二割以上が「週に三、四回」から「毎日」使わせていた。一方で、「目や健康に悪い」「夢中になりすぎる」「依存しないか」と心配する声も多かった。

    ◇   ◇

 こうした現状に、ネット依存予防に取り組む情報教育アドバイザーの遠藤美季さん(52)は「使うなとは言わないが、親子の愛着関係に問題が起きるかもしれない、などのリスクを承知した上で、利用目的をはっきりさせた使い方を心掛けてほしい」と話す。幼児期から刺激のある映像に多く触れることで、将来の読書離れを懸念する専門家もいる。
 一方、東京大大学院情報学環の山内祐平准教授(学習環境デザイン論)は「子どもに発達上の影響があるかないかは、議論や研究によって違う」と断った上で、「唯一明らかなのは、親子の会話が減ること。使うなら、創造性のあるアプリを選び、親が話し掛けながら一緒に使うことが大事だ」と指摘する。
 「子どもの興味、関心を広げるために使ってほしい」と強調するのは、幼児対象の教育工学が専門の東海学院大・佐藤朝美専任講師。子守の代わりといった受け身の姿勢ではなく、「主体的、能動的なかかわり方が理想」という。しつけのために子どもを怖がらせるアプリもあるが、「あまりお勧めしない」。
 佐藤さんは「そもそも、公共の場で子どもを静かにさせなければいけないという、ゆとりのない社会の方が問題。子どもを黙らせるためにスマホなどが使われるのは、日本の親が追い詰められているからではないか」とも話している。

    ◇ ◇ ◇

 子どもにスマホやタブレット端末を使わせる場合は、制限機能を上手に使いたい。幼児向けアプリ開発会社「スマートエデュケーション」は、「長時間の使用」「意図しないネットへのアクセス」「勝手な課金」などの親の不安に対応する制限機能を盛り込んだ無料アプリを公開。利用時間やアプリ、動画、料金を制限できる。



「子供用アプリ」で検索したら、やたら出てきた。
が、幸いなことには、- babycom ecology - というサイトに、子どもと電磁波の特集があったので、ブックマークに入れました。

不自然が跋扈した現代社会、子どもをそれらから守るのは、昔よりずっと大変だと思いますが、ケータイやスマホも無防備に子どもに持たせる前に、どうか下記のサイトや、子どもと携帯・ウィーン医師会の健康ルール10か条など、参考になさっていただきたいと心から思います。

babycom ecology 電磁波特集


子どもには、絵本がいいです。
公共の場で静かにできるように、小さな絵本をバッグに忍ばせてほしい。




宮崎さんの笑顔、いいなあ


宮崎駿さんは、「この世は生きるに値するんだ」ということを子ども達に伝えたかったと、引退記者会見で言われていました。私も同じことを思っていたので、とても嬉しかった。

宮崎さんの作品は、これからもずっと、子どもたちが大好きな映画であり続けるでしょうし、すぐれた絵本もまた同じ。
そういう絵本や作品は、時間を経過しても色褪せず、子どもたちが支持し続けているのです。本当にいいものは、変わらない。
それらに触れていると、親も癒されるし、体の細胞にも、悪影響はないし、むしろ、とてもよい。
なぜなら、トトロがそうであるように、長く子どもたちに愛され、残ってきたものは、人に元気なエネルギーを与えてくれるものに自然と淘汰されてゆくから。
絵本をたくさん読んでもらって、本好きになった人も多いのではないだろうか。

人は本を読むことで、自分とは違う立場や世界があることを知る。行間の向こうに、壮大なイメージが見えてきて、創造力という翼が羽ばたく。ストーリーを把握する力がつくことで、物事に対して、客観的、俯瞰的な視点を持つことができる。それはそのまま、その人の生きる力につながってゆく。

ネットの掲示板などのように、自分自分ばかりの人が増えて、自分とは違う他者へ思いを致すことが出来る人間が少なくなれば、現実の社会も殺伐としてしまう。
昔、テレビに子育てを任せるな、と言われていたけれど、スマホに子育てを任せるなら、成長期の心と体に与える影響がわからない今は、自分の子どもで人体実験しているのだという覚悟をしなければならないでしょう。


それから、余談ですが、作家の柳美里さんが、ブログにこんな記事を書いていましたよ。
 携帯電話を解約しました。(柳美里の今日のできごと)
機器は次々新しいもの新しいものと変化していくのに、心は体は、ついていっているでしょうか。道具は使うものであり、使われるものじゃない。こういう決断をする人がいても不思議はないと思います。


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