虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

日本国憲法前文の意識レベル

2014年05月05日 | パワーな人々・パワーな本
日本国憲法 前文

 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢(けいたく)を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、 われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、 この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。



一つ前の記事「9条の意識レベル」で、ひろみさんより、憲法前文の意識レベルのお問い合わせを頂きました。
9条の意識レベルは、752でしたが、なんと前文も全く同じ752という高いパワーの領域に属していました。
前文があって、9条がある。2つはつながっているものですね。
私たちや私たちの子孫のために、戦争を起こさないこと。主権は国民にあり、これに反するものは一切排除されること。
全世界の人びとにまで想いを馳せ、「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会」「誰もが、恐怖と欠乏からまぬがれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」というのはまるで、ジョンレノンの描いた「イマジン」の世界でもありますね。
あらためて、この憲法をいただく国に生まれて幸せであると思いました。


>政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し
>われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。


改憲がダメなら、解釈だけで戦争ができるようにしようという動きが与党にある今だからこそ、わかります。
まるで時が経てば、悲惨な出来事を忘れ、また再び戦争の道をゆこうとする政治家が現れるかもしれない。と、未来を予見したように、まさに憲法が跳ね返りの政治家たちの抑止力になっているのですね。ありがたいことです。


>われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

>われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、 この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。



人類が目指さねばならぬ崇高かつ普遍的な世界を示したもので、それらを高らかにうたい上げた前文は、高いパワーの領域にあるのも当然です。
自民党のみなさんには、もう一度この高いパワーのエネルギーを浴びて、「解釈改憲」などという、おためごかしが戦争へ至る誤った道への一里塚になってしまうことを強く反省してほしいと思います。


★関連記事
 超口語訳・日本国憲法
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9条の意識レベル

2014年05月03日 | パワーな人々・パワーな本


日本国憲法9条 条文

1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。





きょうは、憲法記念日なので、憲法9条の意識レベルを測ってみました。

人からエネルギーを奪うのが、200未満のフォース。エネルギーを与えてくれるのが、200以上のパワー。さらに臨界点500以上になると、スピリチュアルな領域=天からの啓示、とつながってゆきます。

9条は「752」大変高いパワーの領域にありました。
このレベルならば、アメリカから押し付けられた憲法ではなく、天から降りてきた憲法といってもいい。
世界に先駆けて、未来から来た憲法であるとも言えます。
終戦直後の日本人の95%が、この憲法を支持したと、キネシオロジーテストででました。


・・・・信じる信じないは、あなた次第だ。


★署名サイト→「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会


★追記

パワーかフォースか」P219~220より抜粋

 合衆国の「パワー」のみならずほかのどんな民主主義にしても、「ある原理」に基づいています。「合衆国憲法」「権利の章典」「独立宣言」などの書類を調べたり、民主主義の精神が非常によく表れている「ゲティスバークの演説」など、世の中に承認されている数々の表現を調べたりしても、「パワーの原理」を発見することができます。
 それらの声明文の各行に関連する「パワー」を測定すると、最も高いアトラクターパターンが発見できます。独立宣言の中で、合衆国の「パワー」が発しているすべての部分は、「我々は以下の真理を自明とする。すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等であり、創造主によって一定付加譲の権利が与えられている。それらの権利は、生命、自由、幸福の追求である」(700で測定される)という内容のところです。
 これらの発想は、アブラハム・リンカーンがこの国が自由のもとに誕生し、「……すべての人民が生まれながらにして平等である」、そして「この国が神のもとで、新たな自由を誕生し、人民の人民による人民のための政治は決して地球上から消え去ることはない」(これも700で測定される)という、ゲティスバーグの演説の部分にも反映されています。


つまり、憲法9条はアメリカの独立宣言や、リンカーンのゲティスバーグの演説に匹敵あるいはそれ以上のパワーを有するものであるということです。「パワーかフォースか」ふうに言うならば、憲法9条は、日本の宝であることのみならず、持続可能な世界に生きる人類の目指すべき方向性をはっきりと示してくれているものです。 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱりがんばれ、がんばれ小保方。

2014年04月10日 | パワーな人々・パワーな本
昨日の小保方さんの会見を見て、体調の悪いなか、一生懸命、できうるかぎり誠実に話そうとしている姿になぜだか涙が出てきました。
最初から理論武装できるような人じゃないのでしょうが、「自分自身に嘘をつきたくない」そういう気持ちは痛いほど伝わってきたので…

木村秋則さんモデルの「奇跡のリンゴ」映画の中で、無謀な無農薬の栽培種りんごを作るのをやめないので家族にも苦労させ続けていることを、友人にとがめられた時、「俺がやめたら、地球上で無農薬でリンゴをつくる人間が誰一人いなくなる」と言って泣いていたシーンが、重なってきた。

誰もが、無理だという、出来ないという。自分たちのことだけ考えていたら、もっと楽な別の選択肢だってある・・・でも。先駆者というのは、それでもその先を見てしまう、そうさせられてしまう未来からの力があるように思う。

私がご紹介するまでもなく、ご存じの方はとっくにご存知だと思うけれど、立命館大学 総合理工学研究機構 チェアプロフェッサーKUMAGAI氏のブログのこの記事。
 夢(65)
コメント欄も賛否両論あるけれど、この記事には、人として救われる思いがする。

小保方さんには、今の状況は、本当に苦しいだろうけれど、やっぱりがんばれ。がんばれ、小保方。


コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・浅田真央さんのパワー

2014年02月22日 | パワーな人々・パワーな本


真央ちゃん、本当によかったですね。
フリーの演技、自分の目指す最高のスケートが出来たこと。それが、あの涙と笑顔になった。
メダルをもって帰れなかったなんて、どうだっていいです。
4年前もメダルの色なんかどうだっていいと思ったけれど(笑)

スケートの大好きな女の子が、軽々と楽しそうに、滑っていた。まるで、そこだけ光の粉が降り注いでいるようにも見えた、その時から。
私たちは、15歳の真央ちゃんが、私たちを幸せにしてくれたその日から、ずっと応援していました。
苦しい時もあったでしょう。うまくゆかないことも。それでも、アスリートとして、高みを目指してゆく姿に、心を打たれた。
2011年、あの年の暮れの「ジュピター」、愛するお母様のため、そしてあの年に亡くなった沢山の人々のためのようにも見えた。りんとして美しい、それは天の舞のようでした。

ソチのフリーの演技を終えた時、沢山の人々が、まるで自分のことのようにうれしくって一緒に泣いたことでしょう。それは、前日のショックを乗り越えて、真央ちゃんのフィギュアスケートの集大成、圧倒的なスケートパフォーマンスを見せてくれたから。真央ちゃんが、自分自身に満足して終えることが出来たから。

同い年のライバルのキム・ヨナ選手と常に比較され、それ自体は悪くはないけれど、まるで日韓対立をシンボライズするように言う人達には、真央ちゃんをそんなことに利用しないでくれと、何度も思いました。
いろいろなことが重なって、23歳の女性に、荷は重かったかもしれないけれど、だけど、その人柄もあって、みんなに愛された。
私も真央ちゃん、大好き。感謝の気持でいっぱいです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

STAP細胞と意識レベル

2014年02月20日 | パワーな人々・パワーな本
当ブログは、政治ブログでもないし、科学ブログでもないけれど、個人的に興味があるパワーの人を応援できるなら、何でも書きます(笑)
(なお、意識レベルの数値に関しては、勝手に調べているもので、筋肉が答えたとしか言いようがありませんので、信じる信じないはご自由です、といつもの様に付け加えておきます)

「STAP細胞」論文巡り、英科学誌が調査

日本テレビ系(NNN) 2月19日(水)21時21分配信
 理化学研究所の研究グループによる万能細胞「STAP細胞」の論文を巡り、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」は調査を始めたことを明らかにした。
 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーなどのグループは、新たな万能細胞「STAP細胞」を作り出すことに成功したと発表し、先月30日付の「ネイチャー」に論文が掲載された。しかしその後、外部の研究者から「実験データに疑義がある」との指摘を受け、理化学研究所はすでに調査を開始している。一方、論文を掲載した「ネイチャー」も18日、「論文で使われた写真について詳細に調査している」と明らかにした。
 今回の件について理化学研究所は、現在調査中とした上で、「現時点で研究成果は揺るぎないと判断している」とコメントしている。また、論文の共同執筆者である山梨大学の若山照彦教授は、日本テレビの取材に対し、「誤った写真が紛れ込んだ単純ミス」としている。


理研・小保方グループによるSTAP細胞の論文に、外部研究者から疑問がはさまれ「ネイチャー」は再調査を始めたそうです。
・・・なんとなく、こうなってしまうんじゃないかなあってことは、おぼろげながら感じてはいましたが。




なぜなら、たとえばiPS細胞の意識レベルは「理性」なので、科学の検証は可能なのですが、小保方さんとSTAP細胞は、理性をはるかに超えてしまった700超えだったので、「誰でもできる」というような汎用性のある性質のものじゃないんだろうなと、うすうす感じておりましたので・・
小保方さん本人も気づいていらっしゃらないと思いますけれど、もっと言えば、スピリチュアルな世界がかかっています。
もしかしたら、小保方さんの偶然の発見は、未知の自然現象かも知れない・・・とも感じます。

でも、そんなことを言ってしまったら、小保方さんのこれまでの努力が水の泡になってしまうので、これからも科学的な実験検証によって、普遍的な答えが出るようにと、願っていますが。


たとえば、木の仏像を彫った時、いくらやり方を学んでも、形だけは真似られても、仏様として人にエネルギーを与えられるほどの域に達するのは、誰でもできることではないというのと、似ているのかなと思います。
あるいは、何人かの人に同じようにマッサージされても、その後、体が楽になる場合と逆に辛くなってしまう場合。それにも似ています。
つまり、仏師の意識レベル、施術者の意識レベルによって、同じことをしても結果は違ってしまうということ・・・これは私どもも経験的に、同じようなことを学びましたので理解できます。

「パワーかフォースか」P354には、このようなことが書かれています。


 500かそれ以上のエネルギーフィールドに達した医者は、パワフルなヒーラーになります。彼らは治療で衝撃的な成果を達成します。他の医者たちが真似しても同じ結果は得られないからこそ、二重盲検テストを行いますが、矛盾だらけの結果しか得られないでしょう。
医学界では常識とされている因果結果に基づく理論ではとらえようのないある力が生じているのが示されています




山中教授ご自身も愛のある高いパワーの方です


「理性」であるiPS細胞は、各方面で、今実用化に向けて着々と進んでいるようです。それは、素晴らしいことだと思います。

でも、本当に困っている人たちは、科学的検証の裏付けがなくても可能性があるなら、今すぐ助けて欲しい、というのも本音でしょう。
小保方さん自身、100年先までのことを言及していますが、人類全体の意識レベルが上がって、より多くの人々が、自分を愛するように他者へも愛を向けられる時代になった時、誰もが当たり前のように「命」が等しく大切だと感じられる時代が訪れた時、STAP細胞も容易な技術になり得るのではないかと思います。今は、歯がゆいけど・・。

それは、パワーの人の試練と思って、「パワーかフォースか」の以下の言葉を贈ります。

「パワー」は手段と結果は同じなのですが、しかし結末が実るために、より大きく成熟することと試練や忍耐を、必要とします。


試練と忍耐はつらいけど。しかし、それらに鍛えられてこそ、大きな実りがその先にきっとあります。


STAP細胞:753 iPS細胞:411
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都知事選・細川さんの演説・追記あり

2014年02月09日 | パワーな人々・パワーな本

東京都知事選挙2014~細川もりひろ候補 最終街頭演説 新宿駅東口アルタ前



昨日の大雪のなか、新宿での細川陣営の街頭演説会がアップされてました。
寒さのなか、胸が熱くなります。最後の最後まで。そしてまだ終わらないです。
(細川さんの演説は、30分位から)






・・・それと。

めったに起こらない現象ですが、細川さんの演説を聞いているだけで、意識レベルが上がるのかもしれません。
いつも細川さんのそばにいた小泉さんの意識レベルが、どんどんどんどん向上していっています。 




★追記

選挙の結果は残念ながら、世論調査通りになってしまいました。
しかし、ここで生まれたパワーのエネルギーは、必ず次につながっていくでしょう。
無駄なことは何一つありません。
おまかせではなくて、一人ひとりが、国のために命のために、どういう選択をするのか、後退したかに思えた脱原発が、細川さんによって、争点となり、ひとつの核ができたこと、それは、素晴らしいことです。
脱原発は、今後も終わりません。

細川さんを応援すると表明したたくさんの有名人の方たちにも、覚悟があってのことでした。だって、細川さんを応援することは、現政権を批判する立場だと表明したのと同じですから。
自分の顔や名前で仕事をしている人たちにとっては、それは、大きなリスクでもある。だけど、そんなリスクより、国の方向を変えたいという気持ちのほうが、強かった。
吹雪くなか、真っ白になりながら演説を聞き、応援したみなさんの熱い思いも感じました。
その気持に偽りがないからこそ、脱原発は、もっと深く大きな力になってゆくことでしょう。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

快挙!STAP細胞が未来を変える?

2014年02月02日 | パワーな人々・パワーな本


ノーベル賞を受賞したiPS細胞は、がん化する可能性があり、これについて山中教授ご自身が一番理解されているのだろうけれど、実用化までに、たくさんのハードルがありそうな状況でした。
しかし、30歳の若手研究者の、偶然の発見プラスあきらめずに実験を続けた努力が実を結び、がん化しにくい上、iPS細胞より、簡単で早く万能細胞が作れる可能性が出てきたのですと。これを快挙と言わず、なんといふ。

私もなんだかとても嬉しくて、ニュースに彼女が出てくるたびに、録画に走ってしまいました。

白い割烹着での研究姿が可愛くってね~。人と違うことをためらわない、なんとも個性的な感じが、いいですね。


新たな万能細胞 未来を開く画期的な発見(琉球新報) - goo ニュース
2014年1月31日(金)08:14

 人類の未来を開く可能性を秘めた新たな一歩と言えるだろう。再生医療の研究分野が、日進月歩で進化していることをあらためて内外に強く印象付けた。
 さまざまな組織や細胞になる能力を持つ「万能細胞」を新たな手法で作ることに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子研究ユニットリーダー(30)を中心とするチームがマウスを使って成功し、英科学誌ネイチャーに発表した。
 体細胞を弱い酸性の溶液に入れることで刺激を与えて作る世界初の手法で、「刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得」の英語の頭文字からSTAP(スタップ)細胞と命名された。
 同じ能力を持つ万能細胞は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)や受精卵から作る胚性幹細胞(ES細胞)がある。STAP細胞が両細胞と異なる最大の特徴は、遺伝子を操作することなく簡単な操作で短期間で効率的に作れる点で、iPS細胞で懸念される体内でのがん化の可能性も低いという。
 とりわけ生物学の通説を覆す画期的な発見とされるのは作製法だ。成長した細胞が受精卵のような状態に巻き戻される「初期化」は、細胞核の遺伝子を操作しない限り、動物では起きないとされていた。最初の論文投稿では、権威あるネイチャーが「細胞生物学の歴史を愚弄(ぐろう)している」と一蹴していたことからも、研究成果が生命科学の概念をはるかに超えていたことが分かるだろう。
 海外の研究者からも「成果は衝撃的で、強力な可能性を秘めている」(米ピッツバーグ大)、「革命的。幹細胞生物学の新時代の幕開けだ」(ロンドン大キングズ・カレッジ)など、驚きと称賛の声が上がる。STAP細胞の価値や研究の意義を物語る。
 iPS細胞の生みの親でノーベル賞医学生理学賞を受賞した山中伸弥京大教授に続き、若い日本人科学者が世界に衝撃を与えた意義は計り知れない。国内の研究者を勇気づけるとともに、未来を担う子どもたちにも大きな夢と希望を与える。
 もちろん小保方氏が説明するように、現段階では生まれたてのマウスで成功した限定的な成果だ。今後、人の細胞でも同じことが起こるのか、謎とされる細胞内のメカニズムの解明を含め、世界規模の研究競争が加速する。小保方氏グループらの研究の一層の進展と新たな朗報を心待ちにしたい。


発見当初は誰にも信じてもらえず、データもなく、涙を流した日も続いたようだけれど、あきらめないで自分を信じて続けた結果が成果を結んだ。

そうですよ、偶然を必然にするには、否定しないこと。
みんなが認めるものには、革新的な発見はありません。
多数が、ばかにするようなものに、革新的な発見がある。
確かめもしないで、評価を下したり、判断したりするほど愚かしいことはありません。

世界を変えるような発見には、そういう試練もあるのでしょう。

多くの賛同を得られていれば正しいと認識して、自分の悪循環に気づかないまま、平凡に日々を過ごしてしまうなんて、もったいない。

無農薬で栽培種のリンゴを実らせた木村秋則さんがそうだったように、彼女の発見は、今も、もがきながら頑張っている多くの彼女と同じ試練をもつ人達に、励みを与えてくれるでしょう。
人類のために、社会のために、命のために、地球全体のために、笑われても傷ついても、がんばるんばよ。


こちらは1月31日の東京新聞筆洗より

その少年の理科の出来は散々なものだった。英国の名門イートン校で、生物の成績は二百五十人中二百五十番。他の自然科学の科目も、似たり寄ったりであった▼十五歳の時の成績表には、こう記された。「科学者になりたいようだが、現状からすると、大変ばかげた考えだ。生物学の基本を学べないのであれば、科学者として働くことは望めないし、まったくの時間の無駄であろう」▼この劣等生こそ、山中伸弥さんとノーベル賞を分け合ったジョン・ガードン博士。皮膚などに分化した細胞は不必要な遺伝子も含め、あらゆる遺伝子を持っている。分化した細胞を元の何にでもなれる万能細胞に戻すことも可能-という今や生物学の基本となった事実を発見した人物だ▼ガードン博士が開いた道に、新たな金字塔が打ち立てられたようだ。理化学研究所の小保方晴子さん(30)らが、より簡単に万能細胞をつくる方法を見つけ出したという▼あまりにも斬新なため、英科学誌ネイチャーに最初に投稿した時は「何百年の細胞生物学の歴史を愚弄(ぐろう)している」とのメールが送られてきたそうだ▼ガードン博士は酷評された成績表を額装して、研究室の机の上に掲げ続けた。小保方さんも、痛罵されたメールを印刷して研究室に飾るといい。これこそ彼女らの成果が細胞生物学の常識を打ち破ったことを示す、最高の表彰状となるだろう。



 STAP:752
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たとえどんなに難しくても、命に関わるものの経営においては、効率性は捨てる

2014年01月30日 | パワーな人々・パワーな本
震災の年に発行された飯田史彦さんの「生きがいの創造Ⅳ」は、震災直後、被災地で迷える魂の救済ボランティアとして、普通の人にはできないボランティアを一人なさっていた飯田史彦さんへ、光から届けられたメッセージが書かれています。

安倍総理は、先日、原発は手放さないと、明言しましたが、これは地球の命の法則からすれば、間違った選択です。

「生きがいの創造Ⅳ」は、何度かこのブログでもご紹介していますが、原発に関する部分と「この世に生まれて人を信じるということの挑戦」について書かれている部分を、改めて抜粋してご紹介したいと思います。

p196~

  「なぜ、それほどに、効率性が重要なのですか」

飯田 「経営というのは、一定の利益をあげて、組織を維持することが大前提だからです……ぼろ儲けはいけませんが、世の中に貢献して、適正な利益を上げることは、経営の基本ですからね……このような基本原則は、経営学入門の第一回目で話すような、初歩的なことですが……」

  「しかし、あなたは、ご自分の授業で、もっと深い議論を語ってはいませんでしたか?」

飯田 「ええ、授業の中で、経営とは、あらゆる経営資源、つまり人・資金・知識・情報・技術・経験などの価値を最大限に発揮させながら、あらゆる存在、つまり人間・生物・植物・地球・宇宙などの幸福を追求することである、と教えてきました……」

  「そうでしょう?あなたの授業で、あなた自身が、効率性よりも、幸福を優先していたではありませんか」

飯田 「効率性よりも、幸福が優先……」

  「効率的な生活と、安らかな命のある健康な生活、どちらが大切ですか?」

飯田 「それは、もちろん、命のほうが……生きていられるからこそ、生活ができるわけですからね」

  「それならば、もう、おわかりのはず」

飯田 「・・・・・・・」

  「命に関わるものの経営においては、効率性は捨てるのです

飯田 「生命に関わるものの経営においては、効率性は捨てる……つまり、もしも事故が起きたら多大な生命的・自然的被害が起きる原子力発電よりも、たとえ効率性が悪くても、他の代替エネルギーに切り替えるべきだ、というわけですね」

  「・・・・・・・」

飯田 「しかし……いずれは、『その昔、原子力なんていう発電方法があったんだって』と懐かしがられる時代が来るでしょうが、それまでの何十年間は……」

 「わかりやすいことですよ。命にかかわるものの経営においては、効率性は捨てるのです」

飯田 「つまり、代替エネルギーの開発のために、各国が協力し、惜しみなく資金と人材を投入して、開発期間をどんどん短縮しなさい、とおっしゃるわけですね」

  「・・・・・・・」

飯田 「しかし、現在、原子力関係の産業で生活をなさっている、大変な数の方々の生活を、何らかの方法で保障しなければなりませんし……原子力産業の方々も、決して悪人というわけではなく、文明社会への供給のために、賢明に頑張ってこられた恩人なのですから……」

  「たとえどんなに難しくても、命に関わるものの経営においては、効率性は捨てるのです」

飯田 「つまり、原子力業界の方々を、代替エネルギーや他の業界で上手に吸収して、みんなが生活できるように工夫すれば良い、ということですね……いやぁ、それは大変だ……何十年もかかりそうですね……」

  「どれほどお金がかかっても、命に関わるものの経営においては、効率性は捨てるのです」

飯田 「しかし、それほど効率性を無視する経営というのは、電力会社には無理ですから、それこそ国営化同然にして、電気料金や税金を大幅に値上げしなければ……それはそれで、各界から異論反論が噴出すること間違いなしですね」

  「議論する必要もなく、命に関わるものの経営のおいては、効率性は捨てるのです。そのことを世界に訴えていきなさい。それが、この大震災を通じて、日本という国に与えられた使命のひとつなのです」

飯田 「しかし、そんなことを推進しようとすると、産業界から妨害が入ったり、組織票が激減したりする恐れがあるので、挑戦しようとする政治家が、どれほど存在するか……」

  「すべては、人民が決めることです。
これまで、政治家を信用しないで投票に行かなかった、あなたのような有権者が数多く動けば、投票率が劇的に上がって、世の中は簡単に変わることでしょう。
人間は批判されることよりも、信用されることによって、自分を変えていくのです。政治家を信じ、社員を信じ、国民を信じ、世界の人々を信じるのです。信じられている人は、信じられている人間に値する行動を行おうとするものです

飯田 「信じても、本当に、大丈夫なのでしょうか?……僕自身、これまでに何度も、信じた人から裏切られて、『もう誰も信じるものか!』と嘆き悲しんだ経験がありますので……」

  「それでも、信じることに挑戦するのが、生きる目的であり、物質世界に生まれていく意味なのです」

----------------------------------------



奇しくも飯田史彦さんは、こんなふうに言ったのですね

しかし、そんなことを推進しようとすると、産業界から妨害が入ったり、組織票が激減したりする恐れがあるので、挑戦しようとする政治家が、どれほど存在するか……




残念だけれど、今現在、多くの政治家の意識レベルは、『欲望』や『怒り』や『プライド』といった弱いアトラクターフィールドに属し(そうじゃない人も、いるけれど)、単に言葉だけでなく、命を守るために強い信念と覚悟を持って脱原発を選択する政治家、信じるに値する政治家は、それほど数多くないように思う。

自民党は当然としても、民主党ですら電力総連の意向を気にして、脱原発と言っただけで、組織票を諦めなくてはならなかったりでは、二の足を踏むだろう。職業として政治家でいたいだけの政治家や特定組織のためだけに働く政治家に、腹を据えた「脱原発」を望むことは無理だ。
また、原子力関連の政官財をあげたネガティブキャンペーンでは、自分たちに都合の悪い人物に対しては、人格や人権を貶めるような虚偽が平気で垂れ流され、想像以上のひどさに嫌な思いばかりする。

菅前総理がされたことがまさにそうで、結果として、あれほど脱原発でぎりぎりまで頑張ってくれた(短期間に、浜岡原発を止め、脱原発依存宣言をし、原発の再稼働条件にストレステストを加え、経産省から独立させた原子力規制委員会の設立を決め、再生可能エネルギー法の成立と引き換えに辞めた)のに、多くの人々から石もて追われた感じだった。
だけど、菅さんのブログを読めばよくわかるけれど、菅さんは、高い使命感で、総理を辞めた今も、地道にかつ精力的に脱原発を訴え続け、そのためにならどんなことも厭わない。
だから、私は菅さんを信じています。




そして今回、地位も名誉も持っている細川さんが、立候補して驚いた。
花鳥風月の幽玄の世界の楽しさ、奥深さを知ってしまったら、いまさら魑魅魍魎が跋扈するような政治の世界に戻るなんて、まっぴらゴメンと私なら思うけれど。
おそらく、余程の覚悟で望んだ立候補だったと思う。
細川さんが長年、関わってきた陶芸や文化の世界は、目に見えることだけでなく、目に見えないものも、感じ取る力が必要だ。
だからこそ、おかしな方向に突撃してゆくような今の日本の政治に、それだけの危機感を持たれたのだろうか。
現状では、誰も止められないから、やむにやまれぬ気持ちで自分が旗となって、仲間を募ってオールジャパンで、この国の軌道修正のきっかけをつくろうとしたようにも感じる。対立ではなく、共生の社会へ。
菅さん同様、細川さんの高い意識レベルの向上には、その使命感があるからだろう。

だからわたしは、菅さんを信じるように細川さんを信じ、応援します。


「〜瓦礫を活かす〜 森の長城プロジェクト」
細川さんは命を守るこのプロジェクトの理事長です。
この方向にむかうことは、天の理にかなっています。


森の長城プロジェクト公式動画



都民のみなさん、普段選挙には行かない都民のみなさんも、どうか、今回はニヒルを決め込まないで、自分の為に、私たちの後に続くたくさんの命のために、投票に行ってください。
友人、知人も多い東京都民のみなさんの勇気ある選択を、私は信じます。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

細川元総理の都知事選出馬

2014年01月11日 | パワーな人々・パワーな本


細川元首相、立候補へ最終調整 「脱原発訴えたい」(朝日新聞) - goo ニュース

政治ブログじゃないから、いつものように政策じゃなくて意識レベルの視点から、勝手なことを言わせていただきますが。

有力3候補が出揃ったわけだけれども、今回の都知事選は前回に比べて、期待が持てそうです。
前回は知名度の低かった宇都宮健児さん以外はみんなフォースだったし、宇都宮さんが当選することはありえないだろうと思ったし・・・

今回また調べてみて、宇都宮氏はもちろんのこと、舛添さんも、思いがけず?と言ったら大変失礼ですが、パワーの領域にあった。
そして此度の細川氏の立候補で、都民の脱原発への選択にさらに期待が持てそうです。

細川さんは総理時代、私も期待していたけれど、あの突然の辞任劇に期待が裏切られた感じもして、今回の立候補もちょっと心配だった。
でも、細川氏のパワーは全然下がっていないどころか、むしろ上がっていた! ゆえに、脱原発に向けて、政府に圧力をかける意味でも期待していいと思う。
仕掛け人の小泉さんも、総理当時の「怒り」を手放して、今は勇気を持ってパワーの領域に踏み込んだ。3.11をきっかけに、自民党という縛りから離れ、命を守る方向に進んだことが意識レベルの向上につながったのかもしれない。

舛添さんも宇都宮さんも、理性の領域にあり、原子力規制委員会の田中委員長と同じレベルだ。このレベルの最上位には、ニュートンやアインシュタインといったそうそうたる名前もあります。
だから、しがらみなしの個人での立候補なら、どちらも、まじめで知的なよい知事になってくれる可能性が高い。
しかし、舛添さんは、自民党の応援を受けるということなので、暴走し続ける20世紀型の旧態然とした現政権の圧力にはなりえないし、内心はそうしたいと願っていても、責任を感じて容易くは「脱原発」を口にできないだろうと思う。理性の限界は、そういうところ。

私は都民じゃないから、投票はできないけれど、今の時点では細川さんが断然いいと思う。
次点で、宇都宮さん、そして舛添さん・・・の順。
それ以外の選択肢はない。

・・と、いつものように信じる信じないはあなた次第、ということで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇陛下80歳のお誕生日

2013年12月24日 | パワーな人々・パワーな本
物心ついた時から、白黒テレビで、「皇室アルバム」を見て育った私としては、皇太子様と呼ばれたかつてのプリンスが、80歳のお誕生日を迎えたことは、とても感慨深い。
(自分もそれだけ、年くった 年齢を重ねてきたっていうことなんだけど・・)


  
    ↑
  ネットで見つけた皇太子さま(現天皇)が撮影されたという若き日の美智子様。
  美しすぎる・・・


私が小学校の低学年の頃、全校あげて、近くの国道まで、ぞろぞろと歩いて行ったことを覚えている。
国旗を持たされ、「皇太子さま美智子様が車で通られるので、ここでみんなで待ちましょう」ということだった。
長く待たされたわりには、お顔を見られたのも一瞬だったので、え?これだけ?・・というような不満も残ったのだけれど、先生方も、当時の皇太子夫妻を見てみたかったんだろうなあと今になって思う(笑)。
車の窓越しに美智子様がこちらを向いて手を振ってくださった時の笑顔は、一瞬だったけれど、子ども心にも優しそうな方だなあと強く焼きついた。皇太子さま(現天皇)は、向こう側の窓だったので、よく見えなかった。


 


天皇が傘寿を迎えた、23日のニュースを見ていたら、「天皇という立場は孤独とも思える」と述べられていた。

天皇陛下80歳:「天皇という立場、孤独とも思えるもの」(毎日新聞抜粋)
自らの務めに関し「天皇という立場にあることは、孤独とも思えるもの」と深い思いを明かし、そばで支える皇后さまへの感謝の念を語りつつ、天皇としての四半世紀について「役割を果たそうと努力できたことは幸せ」などと語った。今後に関しては「年齢による制約を受け入れつつ、できる限り役割を果たしていきたい」と述べた。


私みたいな者が言うのもおこがましいのは承知だけれど、なんだか、すごくよくわかる気がする。
陛下の孤独とは、この世界中でたった一人しかなれない、だれも変わることのできない立場に、一人置かれているということ。
その責任と発言の重さ、そして、その重圧を共有できるものもない孤独。
この80年のうち、気軽に出歩きモノを言える普通の人になってみたいと思われたことも、きっと幾度となくおありになるのではないだろうか。





天皇のすぐそばで支えてこられた皇后美智子様の存在があってこその、天皇陛下だったのだなあとしみじみ思う。
毎年、いい夫婦の日、なんていうイベントがあるけれど、天皇皇后両陛下こそが、日本の最も素敵なご夫婦だ。
お二人のにじみ出るような優しさや慈しみ。平成になってから、やたらと天変地異の多い日本だけれど、被災者の方々の、どれだけの慰めになったことだろうか。


 


お誕生日の会見では、陛下が、最も印象に残る出来事として先の戦争をあげ、続けてこのように述べらた。

以下、天皇陛下 誕生日の記者会見全文 (日経新聞)より抜粋

 私が学齢に達した時には中国との戦争が始まっており、その翌年の12月8日から、中国のほかに新たに米国、英国、オランダとの戦争が始まりました。終戦を迎えたのは小学校の最後の年でした。この戦争による日本人の犠牲者は約310万人と言われています。前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が、若くして命を失ったことを思うと、本当に痛ましい限りです。
 戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います。戦後60年を超す歳月を経、今日、日本には東日本大震災のような大きな災害に対しても、人と人との絆を大切にし、冷静に事に対処し、復興に向かって尽力する人々が育っていることを、本当に心強く思っています。


天皇は、政治的な発言をしてはならない。それは憲法に書かれていること。
だから、よけいに、心にしみる発言だと思った。

平和と民主主義を、守るべき大切なものとして日本国憲法を作り

310万人の犠牲者を出した痛ましい戦争の果てに、ようやく手に入れた日本国憲法。私達が今こうして仮にも民主国家としてまた、戦後、戦争の影におびえることなく安心して繁栄してこれたのも、陛下の言われるように、民主主義と戦争放棄した平和憲法があったからこそ。

陛下の願いや言わんとされていることが、心ある多くの国民には、素直に伝わっていることだろう。
今の日本国憲法は、日本の宝である、と思う。
そして、陛下が赤字で示したように、はっきりと言及したのは、お立場上、かつてなかったかもしれないし、勇気の必要なことであったと思う。
あえて言及されたのは、それだけ、今の日本に対して、平和と民主主義の危機をもたれているのではないか・・・と、感じてしまう。おそらくは美智子様も同じように思われているだろう。

お二人の思いに、民主国家として、国民はどれだけ答えられるだろうか。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12・6を忘れない マンデラ氏と秘密保護法

2013年12月13日 | パワーな人々・パワーな本
12月6日、「恐怖」の意識レベルである『特定秘密保護法』が成立してしまった日、人種隔離政策アパルトヘイトに抗して27年間も投獄されていた、そして、新生南アフリカの父となった、ネルソン・マンデラ氏の訃報が届いた。





そういえば、日本という国は、1980年代、世界各国がアパルトヘイトを批判して経済制裁を行っていたなか、かの国から「名誉白人」という、どこが名誉なんだかよくわからない称号を頂いて、南アフリカ最大の貿易相手国になっていたのを思い出した・・・


東京新聞には、12月8日の朝刊1面に、『秘密保護法』成立について、政治部長の金井辰樹氏の署名入り記事が掲載された。
とてもとても共感したので、転載させていただきます。

 
12・6を忘れない


◆政治部長 金井辰樹

 反対の声が議事堂を包む中、耳をふさぐように採決に突入し、特定秘密保護法案は「法」になった。

 国会の責任は、政府と与野党の論争を国民に提供して知る権利に応えること。そして民意を吸い上げながら法律をつくること。ところが、その責任を放棄し、知る権利をおびやかす法律を成立させてしまった。

 法案の修正協議で先頭に立った自民党の中谷元・副幹事長は採決を前に「サイレントマジョリティー(声なき多数派)」の理解を得たと言った。声を上げない人は理解者と解釈し、反対の声は「大音量」の雑音だと思っているのだろうか。だから健全な民主主義の表現であるデモをテロに例えた石破茂自民党幹事長のことも、党内ではさほど問題視されなかったのだろう。

 成立したばかりの条文を読み返してみた。三十カ所以上にちりばめられた「その他」の文字が、秘密の範囲を無限に広げ、知る権利を脇に追いやる構成になっている。

 似た文章を思い出した。昨年、自民党がつくった憲法草案だ。随所にある「公益」や「公の秩序」が基本的人権を縛りつけている。二つの文をみて、この政権は、民より上に国家が君臨する社会をつくろうとしているのだと感じる。

 責任は自民党だけでない。平和の党を自任する与党・公明党は「戦争する国」に道を開くとも指摘される政府案を、わずかな修正で了承してしまった。官僚支配の打破を訴えてきた日本維新の会やみんなの党は、官僚が秘密を意のままに操る懸念が強く残るまま与党と修正合意。これを機に巨大な安倍自民党との関係を深めようという党利党略が先行していた。反対姿勢を鮮明にするのが遅れた民主党も含め「国民の権利をどう守るか」という意識は希薄だった。

 法律は成立した。しかし、終わりではない。国会でできた法律は、国会で改正も廃止もできる。反対論の全国的な広がりは、今回は法成立を阻止できなかったが、政権側は相当追い詰められていたのも事実だ。揺るぎなく声を上げ続けることで、政治を動かすことはできる。

 そして、有権者にとって最も効果のある手段が選挙だ。私たちの一票で選んだ国会議員が、どんな発言をしたか。賛成したか。反対したか。きちんと胸に刻んでおく必要がある。政治家は「国民はしばらくしたら忘れる」と、たかをくくっているかもしれないが、そうはいかない。次の選挙まで十二月六日のことを、しっかりと記憶にとどめたい。

--------------------------------------


思えば、ネルソン・マンデラ氏は、アパルトヘイトに反対して、終身刑の判決を受け27年に及ぶ獄中生活が続いた。
長い長い間、独房で、何を思っていただろう。同じ境遇に置かれたら、多くの人達は絶望のなか、白人社会を恨み続けてしまうのではないか。
しかし、マンデラ氏は、その人柄で、希望を捨てずに憎しみを捨て、白人と対立するのではなく、肌の色がどんな色であっても、調和し共存できる虹の国を目指したのだ。
その強い意志と愛は、高いパワーのあかし。

私達も、憎しみを捨てても希望は捨てなかったマンデラ氏のエネルギーを受け止めて、諦めずに、嫌なことは嫌だと、おかしいことはおかしいと言い続けよう。



★参考サイト
 世界が共感! ネルソン・マンデラ氏が歴史に残した名言7選:心に響くマンデラ氏の言葉
 マンデラ氏の独居房(ナショナルジオグラフィックニュース)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神のご加護

2013年10月09日 | パワーな人々・パワーな本
原発を止める人々」小熊英二著を、読んでいます。

中に著者と菅直人善総理との対談があり、菅さんが以下のように述べたくだりがあります。

 事故があの程度ですんだのは、作業員の方を始め多くの人の努力の結果です。「神のご加護」としかいいようのない、いくつかの幸運も重なりました。4号機の原子炉が、工事の遅れからたまたま水で満たされており、その水が何かの衝撃で使用済み核燃料プールに流れ込んで、使用済み核燃料がむき出しにならず、大量の放射能がまき散らされなかったこともそのひとつです。


3,11は不幸な出来事であったけれど、スピリチュアルな側面があり、私達日本人に本当に大事なことや、本当の幸せとは何かを気づかせてくれたのではないでしょうか。
だからこそ、原発事故も、神様の紙一重、神ひとえのご加護があったのではないかと。

私どもは個人的には、あの事故の時、首相が高いパワーの人、菅直人であったこと、同様にその周囲に細野さんや枝野さんがいたことなども、神のご加護であったとずっと思っています。心からそう思っています。
当時、菅政権は、命がけで事故の対応にあたっていた。最後の最後は、菅さん自身を含めた60歳過ぎた者で決死隊を作ろうと、そこまで覚悟していた。

しかし、あの時、大人のいじめっ子のように、デマを流して菅政権の足を引っ張ることに専念していた人は、首相になって、今何をしていますか。
現首相は、先日、まるでお客様のように原発事故の見学に行って、見に行ったことで安全確認できたとばかりに、またトルコに原発セールスにゆくそうです。

安倍首相、29日トルコ再訪検討 原発受注へ働き掛け(東京新聞)

こんな無責任な首相のもと、福島第一原発の汚染水トラブルは、もう毎日のように起こり続けています。
いいかげん、日本人は、気づかなければ・・・。

 

老子はいいました。
「一国の恥辱を一身に負うもの、これを国家の主と言い、一国の不幸を一身に負うもの、これを天下の王と言う。」
国の恥や不幸を一心に背負って責任をもつものこそが、本当の王です。
担ぎあげられ、何もわからないのにわかったふりをしている、格好つけだけの無責任なものは、国家の主とよばないのです。
この国の恥辱を一身に負うもの

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

里山資本主義

2013年09月11日 | パワーな人々・パワーな本


今年の緑のカーテン
あまりの猛暑に、ゴーヤも、成長をたじろいだのか、
今頃になって、やっとあちこち、実がなりだしました。



自分自身の心に素直になろうとすればするほど、オリンピックに少しも心が弾まない。
でも、もしかしたら、この閉塞感の時代にあって今の若い人たちには、こういう夢っぽいものが必要なのだろうか。政治家には、希望を語ってもらいたいとは思ってはいたが・・。

でも今の自民党のやり方は、相変わらず経済中心、成長こそが正しい、という従来型の視点からまったく抜け切れていない。
ゴミ問題、資源問題、数々の環境汚染、なにもかも、お金に変えて消費するという従来の経済中心の資本主義を続けていれば、2030年には地球が二つ必要であるとの計算もでている。
どこに地球がもう一つありますか?

そういう思いが、どうしたって根っこにあるので、アスリートの方たちには、申し訳ないと思うんだけど、原発事故を収束できないまま、再稼働だの輸出だの言い続ける現政権や「オリンピック開催を勝ち取った快挙」的な報道に、お腹にたまった違和感が、膨らみすぎてドヨンとした気分になってしまうのだ。
もうオリンピックオリンピック言うなっ!・・・って、テレビに向かって言いつつ、自分も書いているが。


今、最も着目すべきは、脱成長という視点ではないのか。
セルジュ・ラトウーシュの問題提起 ・菅直人ブログ今日の一言より)

従来的な意味での「経済成長」が人間を幸福にするかという根源的問題。ブラック企業は企業経営としては「成功」していても、過酷な労働を人間に強い、人間を幸せにはしない。原発も究極の自然破壊をもたらし、人間を幸福にしない。


やっぱり、菅さんは、さらりと言ってほしいことを言ってくれる。だから好きさ。





こんな本を手に入れました。帯に「発売1ヶ月で10万部突破」と書いてあって、それが嬉しくて。
だって、少なくとも、こういう発想に10万人以上の人が興味を持ったということだもの。なんだかほっとする。
個人的にも参考になったり、真似できるノウハウもある。

だれでもが居場所があり、必要とされ、お金の移動ではなく、助け合いの移動がある、地域と里山の発想。
日本の資源は、今まで忘れられ、捨て置かれた里山にあったのですね。

オリンピックのような一瞬のドーパミンの発露は、その時は快楽をもたらすけど、祭りが終われば、それでおしまい。
持続可能な世界への希望は、きっと、こちらにある。


★関連記事
 枝野幸男氏の脱近代化と朝日新聞の書評


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「日本国憲法を口語訳してみたら」

2013年09月02日 | パワーな人々・パワーな本
北朝鮮では、犯罪者(と、国が認定した者)の死刑執行の時、「見せしめ」のために公開処刑が行われるという。
実際に、昨日の某テレビ番組で、隠し撮りされた公開処刑の映像が流れ、目を覆ってしまった。
公開処刑を見たことのある脱北者が語るに、人々に、処刑の様子をあえて見せることで、「国に逆らうとこうなるよ」というメッセージを出しているのだと。

シリアのアサド政権は、人道的に使ってはならないという化学兵器を使用し、罪のない自国の子どもたちをも殺した。その国の為政者が、自国民を殺害する。貧者の核兵器と呼ばれる化学兵器は、そこにいたすべての命を奪ってしまう・・・。あってはならないことが、続いている。

もし、北朝鮮やシリアに、日本国憲法と同様の憲法があったなら、たとえ最高権力者であっても、たちどころに犯罪者となり、逮捕されるだろう。
もし、日本の為政者が、キム・ジョンウンやアサドのように、臆病さを虚勢によって支えているような人物で、「自分を批判したものは全て自分の敵」と思い込むようなタイプの政治家であったとしても、日本国憲法は彼の暴走を許さない。

あらためて、この本、買って読みました。



日本国憲法を口語訳してみたら」 [単行本]
塚田 薫 (著), 長峯 信彦 (監修)


前の記事で口語訳の前文と、9条をご紹介したけれど、第3章の「国民の権利及び義務」を読みながら、日本の憲法は本当にいい憲法だなあ、と、つくづく思った。これは、やはり日本の宝ですよ。



第13条
 俺たち国民は、みんな個人として扱われる価値があるし、すべての人は自分なりの幸せを追い求める権利があるんだ。このためにこそ政治家はがんばってくれよ。でも、国民も権利があるからといって、横着はすんなよ。お前に権利があるように、人様にも権利があるんだからな。

第14条
 俺たちはみんな平等だよ。人種とか考え方とか性別とか身分とか出身地だったり、そういう自分でどうしようもできないことなんかで差別する法律や政治は、絶対に認めないよ。

第19条
 どんな考えでも、それはお前の考えなんだから、大事にされるよ。もし公権力がお前の考えや良心に反することを要求しても、全部無視していいよ。

第21条
 みんなで集まったり、自分の考えをしゃべったり、本とかにして表現することは、すべて自由だぜ。どんな表現でもそれはお前の権利だから、胸はってやれよ。

第24条
 まずいっておくけど、男女はどっちが偉いとか、ないからな。結婚はお互いがこの人と一緒になりたいと思ったからこそ、できるんだ。結婚したら、仲良く助けあって、幸せに暮らそうぜ。

第31条
 俺たちは、ちゃんとした法律に従った手続き以外で、命や自由を奪われないし、その他の刑罰も受けることないからな。



「最高法規」を示す第97条。これは、口語訳でビビっときて、原文を読んでさらに感動しました。


 
第97条
 この憲法が大事にしている基本的人権っていうのは、世界中の人たちがこれまで何百年もずーっとがんばって考えて、闘って、そして勝ち取った結果だよ。これは俺たちと俺たちのガキ、またそのずっと先のガキまで永久に受け取った、誰にも侵されない超重要な権利なんだ。

第97条(原文)
 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年に渡る自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。



>幾多の試練

そうです。日本でもかつては、北朝鮮やシリアのように、国の方針に疑問を抱いたり、不都合な存在となった者は、権力によって簡単に弾圧されました。理不尽な拷問によって自白を強要されたり、獄死した者たちも大勢いました。 
時代時代により、クリスチャンはヤソと呼ばれ、共産主義者はアカと呼ばれ、弾圧されました。心を変えなければ、死をもってあがなわなければならない時代もありました。
国家がはじめた戦争に巻き込まれ、すべての国民は駒として利用され、兵隊たちはむなしく死んでゆきました。
過去の歴史よりずっと、沢山の人々の血と涙が連なって、ようやく日本国憲法は生まれたんです。
97条はそれを明確に著しています。

この口語訳は、法律を学ぶ24歳の大学生が書きました。
かつてこのような試みをしたものがあったかどうか、私は知りませんが、改憲の気配がする今日このごろ、彼が記したこの本は、沢山の人々に憲法の何たるかを知らせるために、とても重要な役割を果たすことでしょう。
奇しくも、「はだしのゲン」が、松江市の教育委が閲覧制限を求めたというニュースのお陰で、逆に脚光を浴び、在庫がなくなるほど、売れているといいます。

安倍政権に役割があるとするなら、日本の民主主義に試練と危機感を与えて、民主主義を鍛えてくれるということなのかもしれません。
気づいたら、後戻りできないところにいたということがないように、国民は、この試練に負けないように、巻かれないように、声をあげ続けてゆきましょう。


★関連記事
 「憲法今こそ役に立つ」 宮崎駿さん
(いま時代が大きくきしんで動き始めており、破滅的な方向に振れていく危険がある。その時に自分たちの憲法が役に立つと思っている)
 9条が危ない 92歳元兵士・岩井忠正さんのお話
(若い人には、憲法は人を縛るものと思っている人が多いが、憲法は国民が国を縛るものなんです。政府をも規制する権利を持っていることに気付いてもらいたい)
 超口語訳・日本国憲法

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

快挙!三浦雄一郎さん

2013年05月23日 | パワーな人々・パワーな本



80歳三浦さん最高齢登頂=3度目のエベレスト―「世界最高の気分」(時事通信) - goo ニュース

80歳になられる三浦雄一郎さんの快挙のニュースが飛び込んできましたね!

このあいだ、昔、お世話になった先生に偶然出会いました。
両親のこと尋ねられたので、母は8年前に他界し、父は認知症になってしまい、家で看ています、と申しました所、先生の瞳から、みるみる涙がこぼれてきて、「それはどうか大事にしてくださいね」と言葉をかけてくださいました。
あの涙は、先生ご自身、お姑さんの介護を長く続けてこられたので、とっさにこちらの気持ちにたってくださった涙だったのかもしれないし。
「先生もどうぞお元気で」と別れ際に申し上げた時、「もうすぐ80歳です、もう駄目です」と先生ご自身、弱気なことをおっしゃったから、あるいはどこかお辛いのかな・・・とか。

そんなことを思っていた矢先の、三浦雄一郎さんの快挙だったので、妙に嬉しくなり、家の中で一人でバンザイしちゃいました。
きっときっと、今ちょっとばかりつまずいている多くの人たちにも、進み続ける勇気を与えてくれたのではないでしょうか。

無理はしない。すこしずつ。ゆっくり。あせらない。だけど、あきらめない。不断に続ける努力。

エベレストの登頂はとても無理だけど、私も三浦さんの姿にいろいろなことを学びました。どうぞお気をつけて帰ってきてください。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする