資本主義においては、マスコミにはスポンサーという神様がいるから、国民がスポンサーに悪い印象を持たないように、情報に偏りをつくります。
だから、情報関係のテレビ番組なんかは、まずスポンサーを見て「ああ、こりゃ本当のこというわけない」と消してしまうのが習いです。最近は裏読みばかりで疲れるので
、はなから見ないパターンですが。特に健康・医療関係。
そんな中で、NHKの
BS世界のドキュメンタリーは、取材した各国の人々にジャーナリスト魂というのを感じる番組なので、私は一定の評価をしています。時間的にも深夜枠とか誰でも見られる時間帯じゃない放送が多く、逆に期待してしまいます(笑)。(大事なことは誰も見ない時間帯に押しやられるのですよ。)
そしてその枠で、今度
「ブッシュの戦争」というシリーズもののドキュメンタリーを放送するそうです。
ブッシュジュニアは、今でこそ、誰もが認める最低最悪の大統領だとわかりますが、2000年の大統領選、とても器ではない無能な彼が大統領になることをアメリカが阻止できなかったのは、かつてはCIAの長官も務めていた
パパブッシュが裏で糸を引いていたからだったと私は思っています。
無能ゆえに、息子はパパへの依頼心が強いのも父にとってはこれ幸い、ブッシュパパは、院政をしいて自分の果たせなかった中東の支配、戦争経済の維持をさせようとしたのではないかと思っていました。
まあ、取材者がこの視点であるかどうか番組を見ないとわかりませんが、私だけじゃなくて同じように思っている人は、案外多いと思いますし・・・。ブッシュの戦争というからには、パパブッシュの存在もクローズアップしてくれるのではと期待しているのですが。
遅い時間ですが、ちょっと興味がありますので、できる限り見てみようと思っています。
BS世界のドキュメンタリー シリーズ ブッシュの戦争
9月2日(火)~6日(土) 午前0:10~1:00
このシリーズは、ボストンの公共放送が過去10年以上にわたり蓄積してきたアメリカの各政権と関係省庁幹部へのインタビュー、各国での取材を再構成し、2期にわたるブッシュ政権の外交の舞台裏を綿密に分析したドキュメンタリー。
★9月2日(火)午前0:10~1:00(1日深夜)
「ブッシュの戦争 第1回 9.11からアフガン空爆へ」
9.11テロからアフガン空爆への道のりを追った。
★9月3日(水)午前0:10~1:00(2日深夜)
「ブッシュの戦争 第2回 対イラク 政権内部の攻防」
イラク戦争への道筋がどのようにしてしかれたかを見ていく。
★9月4日(木)午前0:10~1:00(3日深夜)
「ブッシュの戦争 第3回 混迷のイラク」
混迷のイラクがブッシュ政権による政策の誤算で引き起こされたその経緯を見ていく。
★9月5日(金)午前0:10~1:00(4日深夜)
「ブッシュの戦争 最終回 出口なき戦い」
今も混迷の中にあるイラクとアメリカがどう向き合っていくのかを検証する。
★9月6日(土)午前0:10~1:00(5日深夜)
「ブレアとイラク戦争」
ブレア政権10年の軌跡をたどるドキュメンタリー。特にイラク戦争にふみきった背景に迫っている。
なお、第1回の「9.11からアフガン空爆へ」は、総合放送でもやるそうです。
でも、さらに遅い時間なのがちょっと残念。
「ブッシュの戦争 第1回 9.11からアフガン空爆へ」
9/1 月曜深夜【火曜 午前】1時45分~
総合テレビ