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生まれて初めて草の上を歩いたライオン

2015年07月02日 | かわいい・ときめき・ドキドキ

Circus Lion Freed From Cage Feels Earth Beneath His Paws For The First Time in Brazil


サーカスで育ったウィルというライオンが、生まれて初めて土の上を歩き、草を踏んだ姿。
まるで子猫のように、楽しそう。

昔の話ですが、何十年も前に、ある方に有名なサーカス団の一番前の席にご招待いただき、芸を仕込まれたライオンやトラ、クマなどの姿を目の前で見たことがあります。
トラの顔ってこんなに大きいんだと怖かったし、中にいる調教師の方の凄さにびっくりしたけれど、同時に、普段この動物たちは、どう暮らしているのだろうとせつない気持ちになったことを思い出した。

ウィルを保護した団体は「13年もの間、狭いおりに閉じ込められ、普通の生活のまねごとすら経験したことがない」「悲しいことに、冷たい金属の床しか知らないウィルにとっては初めて触れるもの」と説明している。
そんなことを知ると、はしゃぐ姿に、またせつなさも重なってくる。
動物たちを狭い檻に閉じ込め、ムチを使って猛獣を調教する、そんな中世的なサーカスのありかたも、もう変えなければいけない時期が来たのではないか?と、動画のウィルの姿を見て思う。

ウィルくん、これからは、土の上を自由に走り回れる。よかったね、余生を楽しんでほしい。
・・・それにしても肉球が(笑)


サーカスのライオン、初めての芝に感動 狭いおりから解放された瞬間、ブラジル
(ナショナルジオグラフィックニュース2015.05.26)

 1本の感動的な動画が「YouTube」に投稿され、話題をさらっている。ブラジルでサーカスの仕事をしていたウィルというライオンの引退後を紹介したものだ。「ウィルが生まれて初めて土や草を踏みしめたワクワクする瞬間」という。

 動画を投稿したのはサンパウロ郊外の都市コチアで動物の保護区を運営するNPO、ランチョ・ドス・グノモス保護協会。虐待されたり、サーカスや闘鶏、毛皮産業、森林破壊、事故などの犠牲になった家畜や野生動物、特殊な動物を24年前から保護している。

 ウィルは生まれた直後からブラジルのサーカス団とともに移動公演を行っていたという。「13年もの間、狭いおりに閉じ込められ、普通の生活のまねごとすら経験したことがない」と同協会は説明している。

 高齢の部類に入るウィルはやんちゃなネコのように、芝の生えた地面を前脚で何度も踏みしめている。「悲しいことに、冷たい金属の床しか知らないウィルにとっては初めて触れるもの」だった。

230匹を保護

 ランチョ・ドス・グノモス保護協会のウェブサイトによれば、現在、ライオンやジャガー、ナマケモノ、シカ、コンゴウインコ、オウム、サル、カワウソ、イヌ、ネコなど230匹の動物が保護されているという。排せつ物は肥料として利用、排水は再利用しており、これまで約2万5000人の子供に環境教育を行ってきた。

 同サイトには、「残念ながら、コチアは急成長を遂げて市街地が拡大、保護区に迫っている。動物たちは危険な状況に追い込まれている」と書かれている。同協会はマンチケーラ山脈への移転を検討中で、そのための寄付を募っている。

文=Brian Clark Howard/訳=米井香織


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