虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

病院薬の使用判断、メーカー頼み

2015年06月30日 | 薬のこと・薬害のこと
「お医者さんに相談しよう」というCMをよく見かけますが、それは日本医師会のCMではなくて、製薬会社のCMです。
お医者さんが、製薬会社の薬を出してくれる(=薬の売上に貢献してくれる)ので、禁煙も薄毛もお医者さんに行きなさい、というわけですね。
たいていの人は、医師が出してくれるなら安心安全だって思うわけですが、肝心のお医者様が、製薬会社の手前味噌のパンフレット見て出しているだけですから、それって、偽りの安心安全にならないでしょうか。
こんな情報もありますよ。→ファイザー禁煙補助薬『チャンピックス』で意識喪失、難聴、自殺…「重篤副作用」全米最悪の実態

以前、知り合いの病院付きの薬剤師さんも、ほとんどの医師は、薬のことをよくわかっていない、患者に出すときはメーカーのパンフレットなどを見ながら出している、と言っていたのですが、以下の調査は、それを裏付けた形。

中日新聞6月27日の記事より

薬採用 メーカー資料頼み




東海3県病院 回答の8割

 病院が薬を採用する際、どんな情報をもとに決めているのか、鈴鹿医療科学大(三重県鈴鹿市)のチームが東海地方の病院薬事委員会を対象にアンケートしたところ、8割近くが売り手側である製薬会社の資料頼りであることが分かった。利害関係のない論文などを参考にする委員会は少数にとどまる。27日から岡山市で開かれる「日本医薬品情報学会」の大会で発表される。

 調査は、子宮頸(けい)がんワクチンで重い副作用被害の訴えが相次いでいるのをきっかけに病院での薬の採用の現状を調べようと、同大薬学部の長南謙一准教授のチームが実施。昨年7、8月、日本病院薬剤師会に入会する愛知、岐阜、三重県内の491カ所の病院薬局へ郵送し、125病院から回答を得た。

 新しく薬を採用する際、どんな資料を参考にするか複数回答で尋ねたところ、上位はすべて製薬会社作成の資料だった。「薬の添付文書」が89%で最も多く、「製品概要」が7割、「パンフレット」や添付文書の内容を詳しく解説した「インタビューフォーム」が6割強、製薬会社が持つ非公認データなど「社内資料」が4割と続いた。

 薬の承認審査の経過や評価結果をまとめた厚生労働省の「審議結果報告書」は中立的で、インターネットで入手できるが22%にとどまり、治験データをまとめ学術的に認められている「原著論文」も14%だった。報告書を参照する委員会は論文にも目を通していることが多かった。

 長南准教授は「患者に多数の死者が出た抗がん剤のイレッサでは、厚労省の報告書などから副作用の危険を読み解く能力がない病院も多く、被害が拡大した。製薬会社に都合のいい情報だけでは薬害を防げない。薬事委員会は、さまざまな情報を活用して薬を適切に評価できる力を付けなければならない」と語る。

 メモ 薬事委員会 病院で患者の治療や予防に使う医薬品の採択を決定する院内の機関で、院長や医師、薬剤師、看護師らで構成。設置は義務ではないが、ほとんどの病院に置かれている。審議で参考にする資料は、薬剤師が用意する場合が多い。


以下は東京新聞より続き

情報見極め力必要

 「数値が合わなかったり、グラフのメモリを細工してデータを誇張したり、製薬会社のパンフレットなどは、誤解を与えても、うそをつかなければいいのか?と言いたくなるレベルのものもある」。埼玉県協同病院で(埼玉県川口市)で二年前まで薬事委員会メンバーだった松川朋子薬剤部長(54)は「製薬会社の情報頼りは危ない」と実感する。
 病気に苦しむ患者を目の前にする医師は、よく効く新薬が出たと聞けば使いたくなる。だが、国が認可した薬でさまざまな薬害が起きており、使用の可否を検証する薬事委員会は、患者の安全を守る最後のとりで。
 松川科長は「少なくとも厚労省の審議結果報告書を読むことは必須。製薬会社のデータのくせが見えたり、薬の構造から副作用を想像できることもある」と強調。ただ、新薬は次々と発売され、日々の業務の忙しさで読みきれないことも。「報告書は膨大なデータの羅列で、情報の意味を読み取るには経験やセンスがいる。わかりやすくする厚労省の工夫も必要」
 医療現場で薬情報の見極めへの意識の高まりも見られるという。

--------------------------------


現代医療の意識レベルは「深い悲しみ」(75f)にまで落ちている。
薬頼りで、治るためのすべての可能性を排除しないというスタンスがないため、奇跡的な回復の事例を収集することも出来ない。
改善の行動も取らず、教わってきた権威だけでやっているのである。
某薬剤師さんは、「現代医療には、飲んでいい薬なんて一つもない」と吐き捨てるように言っていた。
・・・まさか薬剤師さんの口から、そんな言葉が出るなんて、逆にこちらがびっくりした。
現代医療は、患者を恐怖とストレスまみれにするだけ。
治る病気は医療にかからなくても治るということなのだろう。

 
       「薬をやめれば病気は治る」 岡本 裕 著


★関連記事
 現代医療の深い悲しみ・・製薬業界の裏側

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 犬もいいけど、猫はいいなあ | トップ | 生まれて初めて草の上を歩い... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

薬のこと・薬害のこと」カテゴリの最新記事