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銃剣の捕虜虐殺の歴史

2017年05月11日 | 憲法改悪、集団的自衛権反対

そもそも、武道を学校教育の場に持ってくるのにも、実は違和感があった。
教育の現場における柔道の死亡事故や、重い障害をおったというニュースも、よく見聞きしている。
もし本当に学びたいなら、個人の責任において、信頼できる指導者のもと、専門の道場に行けばよいのではなかろうかと思う。
また柔道や剣道など、特別な胴着や道具を使う武道は、教育費の捻出に四苦八苦している家庭にとっては、それらを揃えるための金銭的な負担もまた増えてしまう。
体育の授業なのだから、体操服一つでできる運動で、十分ではないか。


さらには、中学の武術の種目として、選択制ではあるけれど、文科省の新指導要領の中に「銃剣道」が加えられた、という話。
なんで今?なんで銃剣道?という疑問しかない。

下の記事は、東京新聞4月17日の投書欄より。




「日本会議」と重なる安倍政権は、どうしても戦前回帰の日本を取り戻したいのだろうか。
国民主権を無視した教育勅語を肯定したり、人殺しの道具であった銃剣道を、中学生にやらせようとするなんて・・・。

スポーツとしての銃剣道だから、という意見もあるが、私には、教育勅語にはいいことも書いてあるからいいんだ、みたいな「屁理屈」にしか感じられません。

あえて暗い歴史を掘り起こし、「過去の日本軍の蛮行を知る」という意味では意義はあるのかもしれませんけれど、傷口に塩を塗るような、嫌な思い出を蒸し返すような、銃剣道を教育の現場に持ち込むなんて、あまりにもデリカシーのない行為だと私は、恐ろしく思います。


★参考サイト
 Japan's aggression / 日本の侵略
 銃剣道とは何ぞ? 帝国陸軍の戦闘方法ではないか 敵兵を突き殺せ

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2 コメント

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学校の体育の授業で剣道? (tamariba)
2017-05-12 10:16:30
学校の授業で剣道って戦前回帰以前に本末転倒な気もするのですが…
私は下の子ども2人が剣道経験者ですが(部活)金木犀さんの仰る通り道具にお金がかかる、さらに教室から学校の武道館まで移動して体操服に着替えるだけでも10分の間にしなくてはいけないのに胴着や袴に着替えるとなると時間がかかりすぎます。
安倍さん、それもわからないのかな?
うちの子は2番目の長男は中学のみ、次男は中学で途中挫折、でもなぜか高校で再会中ですが…
その挫折の原因はここでは書けませんが子ども間で起こったイジメではありません。
それに剣道の道具は荷物が大きすぎて通学するときには持っていけず、私が車で持って行っていました。
こんなに負担のかかるものを義務教育のカリキュラムに入れるとは…
まさか剣道をやると礼儀正しくなると思っているとか…
私が見てきた中では随分怪しいものですが…
自分の言ってることが現実にできることか考えてほしいです。
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tamaribaさんへ (金木犀)
2017-05-12 18:54:00
私の記憶が正しければ、中学の武道の必修化の布石を打ったのは、第一次安倍政権のときではなかったか、と。
2006年教育基本法を改悪したときに「伝統と文化の尊重云々」の文言を入れたのをきっかけに、柔道とか剣道が組み入れられたのだと思います。
「教育を時の政府の国家的目的の奴隷から解放した」立花隆さんがこう言って評価したかつての教育基本法前文。
それを、第一次安倍政権下で愛国心云々にこだわって、本来の意味を変えてしまいました。
今思えば、森友学園みたいな学校教育が理想だったのでしょう。
しかし、民主党の政権交代で一旦、挫折。
彼と日本会議にとっては、ようやく熟した好機、さあ今こそ富国強兵の「強兵」教育をやるときだ!みたいな変な意気込み?が感じられますね。

現場を知らない人が頭のなかで考えたことなど、現実が吹き飛ばしてしまいますし。
ただでさえ、荷物が多い中学生に、剣道の道具まで持たされて、もし我が家なら、車もないので、逆にその日は親公認でサボらせたくなりますよ(汗)
息子のときは、必修じゃなくて良かったです。
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