虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

やった!オバマ大統領の核廃絶宣言!

2009年04月06日 | 心に残る言葉
えらいぞ、オバマ大統領!ついに言いましたよ! 核廃絶宣言を!


プラハで演説するオバマ米大統領=AP


オバマ大統領、核廃絶へ具体的な目標示す演説 プラハで(朝日新聞) - goo ニュース

【プラハ=望月洋嗣】オバマ米大統領は5日、チェコの首都プラハで演説、「核のない世界」の実現に向けた新政策を打ち出した。包括的核実験禁止条約(CTBT)を米国が批准することをめざし、核兵器原料の生産を停止する新条約交渉など具体的な施策に取り組む意向を表明した。
 オバマ氏は、広島・長崎への原爆投下を指す「核を使用した唯一の保有国としての道義的責任」にふれ、「核のない、平和で安全な世界を米国が追求していくことを明確に宣言する」と述べた。


そうなんだ、アメリカは、核を使用した唯一の国であり、その道義的な責任をアメリカ自身が負い、アメリカが率先して核廃絶の道を選ぶのだという、かつてなかった選択を、このアメリカの大統領は述べたのだった。
それも、かつては東西冷戦のはざまにあって、1968年民主化運動が起こりながらもかなわなかった「プラハの春」、そして89年ついに無血の「ビロード革命」で独立を勝ち取ったチェコ共和国のプラハで。

以下、青字は、こちらから一部抜粋。

  今日、私は核兵器のない世界の平和と
  安全保障を追求するという米国の約束を、
  明確に、かつ確信をもって表明する。
  この目標は、すぐに到達できるものではない。
  おそらく私が生きている間にはできないだろう。
  忍耐とねばり強さが必要だ。
  しかし我々は今、世界は変わることができないと
  我々に語りかける声を無視しなければならない。


そしてさらに。

  我々が平和を追求しなければ、
  平和には永遠に手が届かない。
  協調への呼びかけを否定し、
  あきらめることは簡単で、
  そして 臆病(おくびょう)なことだ。
  そうやって戦争が始まる。
  そうやって人類の進歩が終わる。


困難なことを、困難だとあきらめてしまえば、何も変わらない。
アメリカはやると決めた。だから、みんな一緒にやろう・・と、今まで核保有国が決して言わなかったことを世界に訴えた。
それにしても、相変わらず演説うまいなあ。といっても、彼の場合は、単に言葉の技巧がすぐれているというより信念がそう言わせているから、人の心を動かすんだろう。

また、プラハの人々にとって、忘れらないプラハの春とビロード革命に、言を広げている以下の部分は、スピリチュアルであり、胸を打つ。

  我々の世界には、
  立ち向かわなければならない暴力と不正義がある。
  それに対し、我々は分裂によってではなく、
  自由な国々、自由な人々として
  共に立ち向かわなければならない。

  私は、武器に訴えようとする呼びかけが、
  それを置くよう呼びかけるよりも、
  人びとの気持ちを沸き立たせることができると知っている。
  しかしだからこそ、平和と進歩に向けた声は、
  共に上げられなければならない。

  その声こそが、今なおプラハの通りに
  こだましているものだ。
  それは68年の(プラハの春の)亡霊であり、
  ビロード革命の歓喜の声だ。
  それこそが一発の銃弾を撃つこともなく
  核武装した帝国を倒すことに力を貸した
  チェコの人びとだ。



ロンドンで行われた会談で握手するオバマ米大統領(右)と
ロシアのメドベージェフ大統領。年末に期限切れを迎える
第一次戦略兵器削減条約(START1)に代わる
新たな核軍縮条約交渉の即時開始で合意した(1日)


ブッシュ政権が凍てつかせしまったロシアとの関係も、温かいパワーで雪解けが見えてきたか。就任からまだ半年たたずに、この成果。
この夢を、生きている間にかなえさせたいね、オバマさん。
単なる理想論では終わらせることはできないから、具体的な目標も示した演説詳報はこちら

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春の定期便 | トップ | 宇宙に浮かぶ手 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同じく・・ (金木犀)
2009-04-08 10:27:19
ましまさま、私も、英語は、苦手なので邦訳が頼りです(笑)
BSのアメリカのニュースでは、黒人の少年が、彼の演説をすっかり覚えてしまい、口ずさむように、そらんじていました。
彼の発する言葉にはエネルギーがあります。それを聞く者、話す者を元気にしてしまいますものね。
この後、オバマは、トルコ、イラクでも、エネルギーを発し続けていましたね。

>以前記事にした赤い桜、もう散りましたが「ヨウコウザクラ」というより立派な名札がかかっていました。

陽光桜と書くのですね。濃いピンクが春らしくて、暖かい陽光のようだからでしょうか。
返信する
陽光桜?4846 (ましま)
2009-04-07 17:23:38
戦中派で英会話全然ダメな私ですがオバマ演説は邦訳でも胸がおどりますね。
すごいのは、選挙向け演説の調子が落ちていないこと、自信に満ちていることです。「アメリカの文化を変える」と拙ブログに書きましたが、フロンティア(開拓)精神、自由と正義のかがり火、敗北を認めないアメリカンドリームといった明るさ闊達さは、世界に責任を持つより大きな開拓魂に生まれ変わろうとしている。そうならいいのですが。
ついでながら、以前記事にした赤い桜、もう散りましたが「ヨウコウザクラ」というより立派な名札がかかっていました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

心に残る言葉」カテゴリの最新記事