ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏のニュースは痛ましかった。子どもの人権を踏みにじる悪い意味で昭和を引きずっているニュースでした。
ジャニー喜多川氏のことは、ジャニーズに疎い私でも、何年も前から漏れ聞こえてきたことがあります。
その都度、どこからか打ち消されて、なかったことになってしまった、それは本当はあるのに、「臭い物に蓋」で、ないことにしてしまったマスコミ報道にも非はあります。
だから、一番悪いのはジャニー喜多川氏であっても、それを放っておいた、知っているのに知らんぷりしていたマスコミに対しては、もっと腹立たしい。
マスコミがジャニーズ事務所に忖度して完全無視し、きちんとした対応ができなかったから、少年たちへの被害が続き、本人が亡くなったあとに、イギリスBBCの外圧でようやく表に出てきたわけですから。
ニュースでは、現社長が謝罪会見を行ったことで、初めて人ごとみたいに表面的に放送してましたが。現社長もマスコミも、自分たちは知らなかった、で、すむ問題でしょうか。見て見ぬふりしていたんじゃないですか?
今は、何につけても毒出しが起こっているような感じ。
傷ついた人たちにとって不快でも、これからの自分の人生や尊厳のため、きちんと向き合って、乗り越えていって欲しいです。
被害に遭った子どもたちや、現役で表舞台にいるジャニーズのタレントたちが、真実の自己肯定感を持てるようになるまで、辛い道のりがあるかもしれませんが・・
芸能界だけじゃなくて、同じようなことは、安全であるはずの、学校や家の中でも、またカルト宗教や、閉ざされた人間関係の中でも起こっている可能性があるのです。
政治が社会が、憲法で保障されている子どもたちへの人権を守ること、子どもたちへの性的虐待を絶対に許さないというはっきりした意思表示をする時代に変わって行く、ようやくその時が来たのかもしれません。