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「猫のしっぽ カエルの手」ベニシアさんからのメッセージ

2010年07月03日 | 消えたミツバチ
昨年末、ついにアナログのテレビの音声が、出なくなってしまって、これを機に、地デジテレビに買い換えた。
それが、壊れる寸前まで見ていたものだから落差もあって、画像の美しさにびっくり、ハイテンションになったあまり、年末年始の一時期は、昭和のテレビっ子復活でしたわ(笑)。

と、いっても、CMが入らないNHKがお気に入り。BSは、静かでいい番組が多いのだもの。
基本的に虫が好きですから、虫関係はハイビジョンで見ると、さらに目がよくなった感じ。
紀行番組もいいですよ。「世界ふれあい街歩き」は、有名な観光地じゃなくて、世界のあちこち、行き当たりばったりの路地裏散歩みたいな・・・自分が歩いてような感覚におちいって、現地の人たちとのふれあいに、ほのぼのしちゃう。
もう終わっちゃったけど、「タイムスクープハンター」も面白かったな。要潤さん演じるところの未来から来た調査員が、江戸時代とか、日本の過去に行って、歴史ドラマには絶対出てこないような名もない普通の人々の生活を見てくるっていう。出ている人のちょんまげも地毛だし、着物の着方も、本当はこうだったろうなあと思わせる、ゆるっとしたルーズさで(笑)。臨場感が、たまりませ~ん!
こうなったらもう、テレビは、NHKだけでいいやって(・・・まあ、そんなこともないけども・笑)

なーんて話は、さておき。


 


そんなNHKのお気に入りの一つに、「猫のしっぽ カエルの手」っていう番組がある。
京都に住むベニシアさんというイギリス人の女性。自宅の庭で200種類以上の植物を育て、ハーブを使っていろいろなものを手作りする。その暮らし方を通して、四季の移ろいや日本のモノづくりの良さを再認識してしまうのだ。

基本、ずぼらでぐうたらな私だから、素敵な暮らし方だなあと、ただただ、あこがれているだけなんだけど、そういうゆっくりした時間の流れを感じるのは、いいものだ。

ところが、このゆったりした番組の裏では、スタッフとベニシアさんの熱い議論があったりするのだと、先日読んだ朝日新聞のコラム(6月28日付)に書いてあって、それがまた、携帯電話の電波とミツバチの話だったりしたのだから、これは、メモして残しておかなくちゃね。

以下、青字はコラム抜粋

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13日の放送では、庭の一角にBEE(蜂)ガーデンを作った。香りが強いレモンバームや、ラベンダー、ローズマリーを植え、ミツバチを呼ぼうという計画だ。番組では触れなかったが、「実は裏で激論が交わされた」と鈴木ゆかりプロデューサー。

ベニシアさんは当初、「携帯電話が発する電波がミツバチの減少の原因になっている」との海外の研究結果を紹介し警鐘を鳴らしたいと主張した。だが鈴木さんは、これだけ普及していて影響が大きいし、実際自分も使っているのに、一方的に携帯を悪者にできない、とベニシアさんを説得した。「あなたの気持ちは理解できる。でも放送すれば、『私たちからの』メッセージになってしまう」。

議論は2時間にも及んだという。勉強家で、現代生活に疑問を持つことが多いベニシアさんのこと。まるでオアシスのような番組だが、舞台裏はいつも熱いそうだ。


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テレビの影響力は、大きなものだから、プロデューサーの気持ちもわからなくはないが、ベニシアさんの気持ちが、どこにも反映されなかったとなれば本当に残念。
なにも、携帯電話を一方的に悪いと決めつけなくても、こういう研究結果もあるという情報の一つとして、さらっと流すことはできなかったのだろうか。それに対する判断は、視聴者に任せるとして。

でも、この番組プロデューサーは、このコラムの取材記者にベニシアさんの発言を紹介したことにより、ベニシアさんの思いを伝えてくれた、とも考えられる。
だからこそ、私自身、思いがけないベニシアさんの一面を知ることができたし、彼女のさらなるファンになったことはいうまでもありませぬ。

ベニシアさんの知った、海外の研究というのは、このニュース記事のことだろうか。
   
ミツバチの減少、携帯電話と基地局の電磁波が原因か インド研究
【9月1日 AFP】携帯電話の端末や基地局から発生する電磁波が、ミツバチにとって脅威になる可能性があるとの研究結果を、インドPTI通信が伝えた。
 インド南部のケララ(Kerala)州で行われた実験から、ミツバチの個体数が激減したのは、携帯電話会社が通信網を拡大しようと、同州全域に設置した基地局が原因であることが明らかになった。
 基地局から電磁波が発生すると、巣から出かけて花の蜜を集め、コロニーに栄養を供給する働きバチの「ナビゲーション能力」が損なわれると、研究を行ったSainuddin Pattazhy博士は指摘する。
 巣箱の近くに携帯電話を置くと、働きバチは巣箱に戻ることができなくなり、巣箱には女王バチと卵だけが取り残された。携帯電話を置いてから10日以内で、ハチのコロニーは崩壊した。
 ケララ州では10万人以上が養蜂業に従事しているため、働きバチの減少は養蜂家の生活を脅かしている。ハチは植生を支えるのに欠かせない受粉を媒介する役割も担っている。
 基地局や携帯電話の数がさらに増えれば、ミツバチは10年ほどで姿を消すかもしれないと、Pattazhy博士は警告する。(c)AFP



このインド・バンジャブ大学の研究に対して、さらにイギリスの生物学者がその可能性を指摘している。
   
ミツバチの減少 携帯電話が影響?
以下青字CNNニュース記事(2010.07.01) 一部抜粋

ミツバチが短期間に大量に失跡したり死んだりする現象「蜂群崩壊症候群(CCD)」の原因としては、寄生ダニの存在や農薬、気候変動の影響などが指摘されている。

だがインドのパンジャブ大学の研究者たちは、携帯電話もCCDの原因の1つではないかと考える。ミツバチの巣に携帯電話を取り付け、1日2回、15分間ずつ電源を入れる実験を3カ月間続けた結果、ミツバチは蜜を作らなくなり、女王蜂の生む卵の数は半減し、巣の大きさも大幅に縮小したという。

ミツバチの減少で失われるものは蜂蜜だけではない。ミツバチは世界中で、90種類の商品作物の授粉をしているとされ、その経済的価値は英国で年間2億9000万ドル、米国では120億ドルにも達すると言われる。

英国インペリアル・カレッジ・ロンドンの生物学者、アンドリュー・ゴールズワーシー氏は、携帯電話の放射する電磁波がミツバチに影響を与える可能性はあると指摘する。
同氏によると、ミツバチの方向感覚のもとになる青色光受容体が携帯電話の電磁波や基地局の影響を受け、感覚を失い、巣へ戻れなくなるのだという。
同氏は英国情報通信庁に、ミツバチを混乱させないため電話で使用する周波数を変更するよう提案したという。




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