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消えたミツバチ問題と、たかが「うちわ」でない政治とカネ

2014年10月21日 | 消えたミツバチ

ミツバチが絶滅したら、人類は4年で滅ぶ」とは、アインシュタインの予言らしいですけれど。
実りの秋、植物が花をつけ実をつけるためには、ミツバチなど受粉を助けてくれる存在が必要不可欠ですよね。
数年前から、世界中でミツバチがいなくなるという不可思議な現象が続いています。どうやらネオニコチノイド系の農薬が原因ではないかというのが最近の有力な説です。
 http://www.alterna.co.jp/13216
EUでは3種のネオニコ系農薬の使用禁止及びその他の農薬の使用制限がかかりました。
 http://www.alterna.co.jp/11341

17日の東京新聞の投書欄に、気になる投稿をみつけました。


(東京新聞:2014年10月17日)



百聞は一見にしかず。事実は、日々観察している人の目にある、と思います。
立派なオフィスで、PCに向かって、キーを打っているだけでは、いくら検索かけても、わからないことがあります。
投稿者の観察する人ならではの、発見はリアルタイムな現実です。


ところで、ニュースをにぎわした第二次安倍内閣の目玉であった女性閣僚たちのがっかりな話題が相次いでいます。
小渕優子経産相が後援会の観劇ツアーの収支問題で、松島みどり法相がうちわで、辞任しましたが、政治と金は、たかが「うちわ」と侮ってはならないことを有権者も自覚した方がいいです。

日本における消えたミツバチ問題、実はこの自民党の昭和な「政治と金」とも無縁ではないのではないか、と思うからです。

美しい日本の農業にも欠かせないミツバチ、食料問題も関わってくることなのに、ネオニコチノイド系の農薬の使用ストップを断行できないのはなぜか。

つまり政治家が有権者に訴えるべきは、政策。なのに、票のために収支の合わない観劇ツアーを組んだり、うちわを作って配ったり、政策とはまったく別なところでお金を使って、自民党の政治家は、票をお金で買おうとするのが以前からの習わしのようになっているため。
小渕議員の話を聞くと、お世話になっている方に税金を使って贈り物をする、ということがあまりにも慣習化しているため、本人にも「悪い」という意識もないようです。
かつての中選挙区制では、同じ選挙区から自民党議員は複数出馬したため、党内での競争も熾烈で、自分を選んでもらうためにより強固な後援会組織を作ったわけで。冠婚葬祭、地域の行事、いろいろなところに顔を出してはその都度、金一封おいて行ったり、とにかくお金がかかった。いきおい、自民党の政治家は、カネ集めに必死になる。

そこで、経済界からの政治献金だ。企業と政治家の癒着が始まる。企業は、純粋に政治家の政策に惚れるならまだいいが、献金により、言わずもがなの大人のしがらみが生まれ、企業は、政治家を抱き込んで、政策をお金で買うのである。
だから、こんな昭和の政治は、もうやめようと、有権者への寄付が禁止され、民主党政権になって経団連からの政治献金も廃止された。
ところが今年になって、経団連の自民党への献金を再開しようとする動きが出てきた。
 http://mainichi.jp/opinion/news/20140608k0000m070077000c.html


EUでのネオニコチノイド系農薬の禁止について、住友化学は「規制は行き過ぎ」と批判している。同社の会長は前経団連会長の米倉氏。
 http://www.alterna.co.jp/11101
しかも、国内でもネオニコ系農薬使用禁止の要望は高まっているにもかかわらず、厚労省はむしろこの農薬の規制緩和をしようとしていました。
 http://www.greenpeace.org/japan/ja/Action/nico/


原発推進にしろ、大型公共事業にしろ、国民が、よく考えもしないであれがダメだからこれ的な安易な発想でいれた1票で、ましてや投票にも行かず政治家や官僚に勝手にしろと丸投げしたら、地盤看板を持った組織票に強い政治家たちばかりが勝ち、また政官財の相互利益のための癒着が始まる。彼らは、消費が拡大した高度経済成長期と同じ夢を見て、我が世の春だった昭和の自民党政治を「取り戻」したかったのだろう。
でも、もうそんな時代ではなくなった。ものは飽和し、ゴミとして捨てられるものの処分に手を焼き、自然は破壊され、過剰にあふれた化学物質、ケータイ・スマホの普及で人工の電磁波などの不自然からはどこに行っても逃げられず、人々の心と体は、疲弊するばかり。
まだ環境に伸びしろのあった昭和は、とっくに終わってしまったのです。

いつまでも、高度経済成長の夢を見ても、もうそんな時代ではなく、自然からのしっぺ返しは、すぐそこにあります。


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