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スマホをやめた社員に、奨励金がもらえる会社

2014年06月05日 | 社会のニュースを考える
今年になって、毎日異様に?といっていいくらい 当ブログの「ネットいじめ、ネット依存の子どもたち」に集中的にアクセスが来ていた時期がありました。
なぜだかは、わからないのですが、それは新規投稿の記事もはるかに上回るPV数だったので、なんで去年の記事に?と謎でしたが。
「ネットいじめ」とか「ネット依存」、というキーワード、それだけ人々の関心が高いということなんでしょうか?
昔は、こんな言葉はなかった、ネット社会が浸透して、初めて生まれた言葉。そして、この言葉が示すのは、ネット社会の抱えるマイナスの部分、厄介な部分なのでしょう。便利さと裏腹に犠牲になってゆくものもあると、安易に子どもに手渡す前に、まず自覚しておかなければ・・・。


 


少し前になるのですが、テレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトで紹介されていた特集「時代遅れが武器・スマホやめれば奨励金」は、とても興味深いニュースでした。

岩田製作所社長の岩田修造氏の提案で行われた、スマホをやめた社員には、奨励金が月5000円もらえるという制度。

ある時、社長は「休み時間に、大半の社員がスマホを眺めている。これは異常だぞ」と、気づき危機感を抱いた。

そして社長の考えたアイデアが、「デジタルフリー奨励金制度」。スマホを解約した社員には、月5000円が奨励金としてもらえるという。





その結果、この会社では社員90人中36人がこの制度を利用して月5000円の副収入を得ているわけです。スマホを使っていない私などは、なんだかとっても、うらやますい(笑)

結果、「仲間と会話する機会が増えた」「(スマホで)もったいない時間が増えるより今の方がいい」「本を読む時間が増えた」と、使用をやめた社員さんにも好評のようで、もう一度使いたいですか、という質問にイエスと答えた社員はゼロだった。
(聞いた話ですが、女子中学生で、ラインなどのつながりに縛られ、四六時中スマホを見ていて成績も下がるばかり。自分からやめると言うと仲間に角が立つので、案外、誰かに強制的にスマホをとりあげられた、というような理由でやめたい、と思っている人もいるらしいですよ。)

スマホをやめることは、会社の業績とは直接関係はないかもしれないけれど、今までスマホを見ていた時間に、社員同士が交流をはかり、親睦を深めることは、かなりいいことだと思いますし。・・だから、間接的にかもしれないけれど、結果として会社にとっては良いことだと思います。
また、長時間、スマホやケータイなどの電磁波やレアメタルなどに触れていると骨盤がずれて、慢性的に体に歪みが生じ、心身に影響を与えてしまうということは、私どもにも経験的にわかっているので、依存症になってしまうと大変です。
(参考:体と自殺のシグナル
    携帯の電磁波が体を硬くする


 


また、それとは別に、この会社は、30歳以下の社員を対象に、月2000円が新聞手当として出されているという。

新聞を読んで、気になった記事を見つけ感想を書くことが条件だって・・・
これもいいなあ、私なんか、誰にも頼まれないしお金ももらえないのに、いつも似たようなことやってるのになあ・・・好きでやってるんですが(笑)
・・・って、30歳以下限定だったわね。

この制度を利用して、食品偽装の記事について感想を書いた女性社員も、仕事に対する「責任」について考えたといい、「今まで興味のなかった記事も読もうとちょっとずつ増えている」と前向きの感想を言っていました。
そうそう、新しいことを知ると、世の中を見る視野が少し広くなってくる感じ。楽しいですよね。(注:読売新聞の社説は除く)





この社長さんは、会社の業績だけでなく、社員に対して「人を育てる」という使命感や、社員への深い愛情を持っているパワーの方だなあと感じました。
そんなことが、社長の独断でできるのも、中小企業の良い所でしょうね。




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