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温暖化・11月のツマグロヒョウモン

2007年11月04日 | 地球環境・温暖化・気候変動
家人が一羽の蝶を連れて帰ってきました。何でも冷たい雨の降る道路に、見かけない蝶がうずくまっていたのだとか。
弱っているようで、両手に包んでも、じっとしたまま。
そのまま家に連れて帰って、ビンの中に休ませました。



図鑑で調べると『ツマグロヒョウモン』とわかりました。
我が家の昭和46年発行の山と渓谷社の『日本の蝶』という図鑑(もはや古書ですわい・・)によると、
分布 本州近畿地方以南
とあります。くわえて、
関東以北では、めったに見られない蝶であるが、関西以西、特に南方ではごく普通の蝶である。
と書かれていました。
当方関東在住のため、昭和46年なら、「わあ、珍しい!めったに見られないんだって!!」なんて大騒ぎだったんだろうけど、時は、平成19年の11月。
ウィキペディアによると、今では

日本では南西諸島、九州、四国、本州南西部で見られる。本州では1980年代まで近畿地方以西でしか見られなかったが、徐々に生息域が北上し1990年代以降には東海地方から関東地方南部、富山県・新潟県の平野部で観察されるようになった。2002年には北関東でも目撃報告がある。2006年現在、北関東でもほぼ定着し、普通種になりつつある。

な~んて書かれていました・・・なんだ、関東でも普通種になりつつあるのか。これも温暖化の表れですね。
部屋の中で休ませた蝶は、少し元気を取り戻したのか、しきりに羽を開いたり閉じたりしだしました。



閉じたところは渋い色ですが、羽を広げると、美しくてなかなかおしゃれですね。

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1日休ませた後、脱脂綿にメイプルシロップをしみこませたものをビンに入れたら、くるくる巻いたストローをのばして、一生懸命すっていました。その姿は、なんだかとても愛おしいものです。
(写真の上に、マウスのポイントをのせて見てください)

そういえば今日の『世界一受けたい授業』によると、温暖化で、マイワシやスケトウダラなど、冷たい海域で生息する魚が激減しており、マイワシの漁獲量は20年前に比べ、なんと、わずか1%になってしまったのだそうです。このままでは本当にいなくなってしまう・・・いったん獲るのをやめるという選択も必要だということです。

気候変動は、地球上すべての生物の生態系を、わずかの時間の間に急激に変えています。
今までの消費拡大の生き方から、すべてのものが持続可能な方向にチェンジするように、動物たちの変化が私たちに警告しているように思えます。

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