15階建てビルと同じ高さの巨大氷山 カナダ東部に漂着
NHK4月22日 21時42分
カナダの東部にある島に、15階建てのビルと同じ高さの巨大な氷山が流れ着き、住民や観光客の間で話題になっています。
巨大な氷山が現れたのは、カナダ東部にあるニューファンドランド島です。この周辺の海域は「氷山通り」と呼ばれ、毎年春から夏にかけておよそ1000キロ離れたグリーンランドなどから氷山が流されてくることで知られていて、1912年に、氷山に衝突して沈没したタイタニック号の事故も起きています。
ことしも今月に入って氷山が確認されるようになり、島の東側にある小さな町のすぐ近くに、ひときわ大きな氷山が流れ着きました。青白い色をした氷山は切り立った崖のような形をしていて、地元メディアによりますと、海面に見えている部分だけで、高さが15階建てのビルに相当するおよそ46メートル、面積は競技場と同じくらいあるということです。
地元の人は「これまでに見た中で最も大きい」と話しているということで、観光客も訪れて話題になっています。
タイタニック号の事故を教訓に氷山の動きを監視している国際機関によりますと、この海域を含む北大西洋では、漂流する氷山の数が増える傾向にあり、背景について地元メディアは、地球温暖化が影響している可能性が高いと指摘する専門家の話を伝えています。
------------------------------
NHK4月22日 21時42分
カナダの東部にある島に、15階建てのビルと同じ高さの巨大な氷山が流れ着き、住民や観光客の間で話題になっています。
巨大な氷山が現れたのは、カナダ東部にあるニューファンドランド島です。この周辺の海域は「氷山通り」と呼ばれ、毎年春から夏にかけておよそ1000キロ離れたグリーンランドなどから氷山が流されてくることで知られていて、1912年に、氷山に衝突して沈没したタイタニック号の事故も起きています。
ことしも今月に入って氷山が確認されるようになり、島の東側にある小さな町のすぐ近くに、ひときわ大きな氷山が流れ着きました。青白い色をした氷山は切り立った崖のような形をしていて、地元メディアによりますと、海面に見えている部分だけで、高さが15階建てのビルに相当するおよそ46メートル、面積は競技場と同じくらいあるということです。
地元の人は「これまでに見た中で最も大きい」と話しているということで、観光客も訪れて話題になっています。
タイタニック号の事故を教訓に氷山の動きを監視している国際機関によりますと、この海域を含む北大西洋では、漂流する氷山の数が増える傾向にあり、背景について地元メディアは、地球温暖化が影響している可能性が高いと指摘する専門家の話を伝えています。
------------------------------
カナダのこの町に氷山が流れてくるのは、季節の風物詩であるようですが、超特大の氷山に地元の人もびっくりとか。
よく例えとして、「氷山の一角」といいますが、文字通り。
上記ニュースによれば、海面に見えている部分だけで、高さが15階建てのビルに相当するおよそ46メートルと言いますから、その下の部分を思うとどんな状態なのかと。
日本でも気候変動の影響でしょうか。ポテチ入手困難の件。
農業は最もお天気と密接に関係する事柄です。そしてその影響は経済にも及びます。
ジャガイモの不作でポテチが作れなくなった件について、4月22日の東京新聞社説より
温暖化と私たち 風が吹けばポテチが
(東京新聞2017年4月22日社説)
風が吹けば、ポテチが消える-。それはつまり、温暖化は台風に姿を変えて北海道に上陸し、その影響が私たちの暮らしの中に分け入ってきたということだ。気候変動は人ごとではないということだ。
畑の異変は、暮らしに及ぶ。
この春、ポテトチップスの販売の完全中止や一時休止が相次ぎ、商品の種類が激減した。
原因は、気候変動、温暖化だと言っていい。
ジャガイモの主産地、北海道十勝地方では昨年、六月に長雨が続き、八月だけで三つの台風が上陸し、畑の被害も相次いだ。
近年まで、梅雨はなく、台風とも無縁に近かった北海道。気候は急変しつつある。国内産の八割を占める道産ジャガイモの出荷量は、前年に比べ約一割、減少した。
ポテトチップスメーカーは、国産志向が強い。100%をうたう大手もある。輸入を増やすにも限りがある。五月から九月に収穫される原料の不足が反映されて、メーカー側は定番や売れ筋商品への絞り込みを余儀なくされた。
大手ネットオークションサイトに、「入手困難」になった商品が、二十袋十二万円で出品された例もあるという。
世界の年間平均気温は三年連続で最高を更新中だが、十勝でも夏場の高温による農業被害が近年目立つ。もともと寒冷地で強く高温に弱いジャガイモ、小麦は、それでなくても近年は減少傾向にあるという。一方で、サツマイモやワインブドウの適地になりつつある。激変だ。
水産の分野でも、海水温の変化によるとみられるサケの不漁、ホタテの斃死(へいし)も深刻化しつつある。
農産物は、天気のたまものだ。それだけに農業王国北海道では、温暖化の推移にも敏感だ。
北海道開発局と道が先月まとめた「今後の水防災対策のあり方」に関する提言は、道内で毎時三〇ミリを超える大雨が三十年前の約二倍に増加と指摘して、今世紀末には最大日降水量が今の一・二四倍になるとの予測を提示。「気候変動の影響が現実のものになったと認識し、北海道から先導的に気候変動の適応策に取り組むべきだ」と訴える。
“消えたポテチ”が、教えてくれている。
温暖化はすでに北海道の主産業に大きな変化をもたらして、私たちの暮らしにも入り込んでいる。
米大統領が方針を変えようと変えまいと、それは私たち自身の身近に迫った重要な課題なのだと。
------------------------------
(東京新聞2017年4月22日社説)
風が吹けば、ポテチが消える-。それはつまり、温暖化は台風に姿を変えて北海道に上陸し、その影響が私たちの暮らしの中に分け入ってきたということだ。気候変動は人ごとではないということだ。
畑の異変は、暮らしに及ぶ。
この春、ポテトチップスの販売の完全中止や一時休止が相次ぎ、商品の種類が激減した。
原因は、気候変動、温暖化だと言っていい。
ジャガイモの主産地、北海道十勝地方では昨年、六月に長雨が続き、八月だけで三つの台風が上陸し、畑の被害も相次いだ。
近年まで、梅雨はなく、台風とも無縁に近かった北海道。気候は急変しつつある。国内産の八割を占める道産ジャガイモの出荷量は、前年に比べ約一割、減少した。
ポテトチップスメーカーは、国産志向が強い。100%をうたう大手もある。輸入を増やすにも限りがある。五月から九月に収穫される原料の不足が反映されて、メーカー側は定番や売れ筋商品への絞り込みを余儀なくされた。
大手ネットオークションサイトに、「入手困難」になった商品が、二十袋十二万円で出品された例もあるという。
世界の年間平均気温は三年連続で最高を更新中だが、十勝でも夏場の高温による農業被害が近年目立つ。もともと寒冷地で強く高温に弱いジャガイモ、小麦は、それでなくても近年は減少傾向にあるという。一方で、サツマイモやワインブドウの適地になりつつある。激変だ。
水産の分野でも、海水温の変化によるとみられるサケの不漁、ホタテの斃死(へいし)も深刻化しつつある。
農産物は、天気のたまものだ。それだけに農業王国北海道では、温暖化の推移にも敏感だ。
北海道開発局と道が先月まとめた「今後の水防災対策のあり方」に関する提言は、道内で毎時三〇ミリを超える大雨が三十年前の約二倍に増加と指摘して、今世紀末には最大日降水量が今の一・二四倍になるとの予測を提示。「気候変動の影響が現実のものになったと認識し、北海道から先導的に気候変動の適応策に取り組むべきだ」と訴える。
“消えたポテチ”が、教えてくれている。
温暖化はすでに北海道の主産業に大きな変化をもたらして、私たちの暮らしにも入り込んでいる。
米大統領が方針を変えようと変えまいと、それは私たち自身の身近に迫った重要な課題なのだと。
------------------------------
あと、余談ですが、昨今は室内で人工的に野菜を作ったりする実験工場もありますが、キネシオロジーテストでは、とてもエネルギーが少ない作物です。
太陽と自然栽培の土で作った作物の圧倒的なパワー、命に力を与えてくれる本来の食物に、到底及びません。(一生懸命研究されている皆様には、大変申し訳ない話ですが・・・)
大事なことに目をそらし、嘘を嘘と見抜けずに、疑心暗鬼でやってはいけないことに邁進する人間たち。マイナスの選択すればマイナスの答えが出る。
トランプ氏がなんと言おうと、自然は嘘をつかない。真実は今、目の前にあることです。
★関連記事
トランプで温暖化はさらに悪化する