延べ 5日間を過ごした礼文島では
五つのトレッキングコースを歩き
お花と景色を楽しんできました。
利尻山登山の予備日を 利尻島でゆっくりと過ごした後
フラワートレッキングを楽しむべく、フェリーで礼文島へ渡りました。
利尻島の鴛泊から 礼文島の香深港までは
わずか 40分の船旅です。
乗り合わせた方々とお話ししているうちに
あら もう 香深港に到着しました。
観光バスに乗り込んで出発する団体客が多い中
私たちは 路線バスで北部の船泊にある宿へ向かい、車でスコトン岬へ送ってもらいました。
4時間コースを歩く
礼文島最北のスコトン岬にやって来ました。
前方に横たわっているのが、無人の トド島です。
このスコトン岬から、ゴロタ岬、澄海(スカイ)岬へと
海を望みながら南下していくのが4時間コース(CT 4時間20分)です。
車道を戻って 江戸屋山道入口を右折、トド島展望コースを通って登山口へ向かいました。
ここまでは観光バスも通る舗装道路です。
道路脇に咲き乱れる ヨツバシオガマやチシマフウロなどのお花を見ながら進んでいくと
やがて舗装道路と分かれ、ゆるやかに登るようになります。
右手に スコトン岬を見ながら、足元のお花も見ながら進むと
ゴロタ岬で
目の前には日本海が 広がっていました。
晴れていれば キラキラと輝いてきれいな海も
雲が多く日射しがないので、暗い色です。
それでも、予報が良くない 今日は
降られないだけでも幸運なのです。
進行方向右手には、これから下っていく ゴロタ浜と 鉄府の町が
左手、船泊湾の先に金田岬が見渡せます。
こちらは、今 登ってきた 方向です。
こうして見ると、白い オオハナウドだけが目立っていますが
登山道には、こんなお花がたくさん咲いていました。
チシマフウロ/ハマナス/センダイハギ
エゾカンゾウ/クサフジ/レブンシオガマ
しばし、展望の良い 花の丘を歩き
ゴロタ浜へと、階段を下って行きます。
浜へと下りる付近は、エゾカンゾウの花盛りで
右手に海を、左手にお花畑を見ながら 進んでいくと
エゾカワラナデシコの群生
穴のあいた貝殻が、たくさん置かれていました。
穴をあけたのは 別の巻貝(ツメタガイなど)で
この穴から 中の貝を食べてしまうのだとか。
この付近の浜には
この穴あき貝殻がたくさん打ち寄せられるので
観光客のためにと
地元の方々が置いてくれるのだそうです。
もちろん、私も ありがたく頂戴してきました。
鉄府の町からは、アツモリソウ保護地へ直接向かう道もありますが
せっかくですから、海がきれいだという 澄海岬へ向かうことにします。
以前は海岸を歩いていけたのですが、今は 落石の危険があって通行止めになっていて
また 峰を乗り越えて行かなければなりません。
高みに上がると
歩いてきた ゴロタ岬から鉄府の漁港までが一望できました。
こうして歩いてきた道程を見渡せるのも、このコースの魅力です。
前方に、西上泊の町が見えてきて
下っていくと、そこは神社でした。
ここには何の表示もありませんので、こちらから登る場合は迷ってしまいそうです。
澄海岬へは車道を右手に進み、土産物屋の先から登っていきます。
店頭には、トド肉の串焼きが 1本200円で売られていましたが
なんとなく食べる気になりませんでした。
澄海岬に着きました。透明度が高く、とても美しいといわれている入江ですが
雲はいっそう厚くなって、もう日射しは望めません。
西上泊からは、ひたすら車道を歩いて、島を横断します。
途中、8時間コースの入口を右に見て、鉄府からの道を左から合わせて進むと
レブンアツモリソウの保護地がありました。
相次ぐ盗掘によって 激減し
今は、こんなふうに 管理保護された中で
ようやく生き延びているのだそうです。
せめてこれ以降は身勝手な盗掘がなくなるようにと
願わずにいられません。
西上泊から歩くこと 1時間あまりで、終点の浜中集落に着きました。
岬をめぐり 花咲く丘を歩く 4時間コースは
晴れていれば快適なトレイルです。
一方、 風雨の時には
遮るものがないだけに、つらそうです。
穏やかな日にもう一度歩いてみたいと思いました。
スコトン岬と澄海岬以外には、お店はありません。
トイレは、スコトン岬、鉄府漁港、澄海岬、浜中、にあります。
礼文島のトイレは、どこもきれいでした。
他のトレッキングコース
8時間コース/礼文林道・滝コース/礼文岳/元地海岸、桃岩展望台コース
歩いた記憶があります。(^^ゞ
お花いっぱいで、充実した遠征でしたね。
いいね~。
はなねこさんらしいお花いっぱいの北海道の旅ですね。
北海道ならではのお花満載で
私も旅した気分になりました(^^)
ヤマケイのメールマガジン来ました。
尾瀬の記事で「はなねこさんはこの人かな?」
と思いつつ楽しく読みました。
いい山行してますねぇ~♪
利尻は予備日もあったんですね。
そして、さすがはなねこさん、礼文では五つのコース全部を歩いたってことね!
すご~い。ますますレポの続きが楽しみです。
この辺りの案内を読むと“穴あき貝”のことがよく出ているので
どんな貝だろうって思ってました。疑問が解けました(^_-)v
で、トド肉の串焼きにはチャレンジしなかったのね?
私はクマ肉食べちゃったけど…トドは…
う~んなんだか硬くて噛み切れなさそうかなあ。
私もこれはパスかな。
髪の毛がメラメラと?
風の強い日にはよくありますね。
私は、メドゥーサの首状態と言っていますが(笑)
毎日歩いて礼文島を堪能してきましたが
ちょっと疲れました。年かなぁ・・・(^^;)
こんばんはー♪
北海道ならではのお花、楽しんできましたよ。
美味しいものもたべましたしね。
標高が低いところでも高嶺の花が見られるので
お花好きの中高年がいっぱいでした。
尾瀬もみてくださってありがとう。
三連休の尾瀬は、大人気だったようです。
そうなんです。
やっぱり利尻山には登りたいですものね。
で、のんびりとウニ三昧 (^-^)でした。
礼文では、五つのコースをすべて歩きました。
トレイルもお花も、同じようだけどちょっとずつ違って
それぞれに楽しめましたよ。
トド肉は、やっぱりトライしてみればよかったかしら
そんなに悪くはないお味だそうですよ。(^^;
遅ればせながら利尻島、礼文島その1?拝見しました。
やはり北の島、花のプロムナードですね~。
8時間コースも歩かれたのですね。
のんびり利尻・礼文の山旅・花旅羨ましいです^^;
利尻・礼文、自分も大好きです!今は行けませんが^^;
礼文島は自分も島をほぼ3周しました。歩道も随分整備された感じですね。
利尻登山も好天に恵まれたようですが、山頂から樺太は見えましたか?
しっかし、レポ拝見していると、思わず涎が・・・(笑)
礼文島3周ですか~!!
それはすごいですね。
そのころは、海岸沿いにずっと周れたのかしら
お花も今よりずっと多かったのでしょうね♪
8時間コースもようやくUPしました (^^;)が
私も、もう一周したいです。
利尻山からは、サハリンらしき島影がうっすらと見え
地図を確認したら、とても近いので驚きました。
今回もたくさん見て来られましたね。どれも素敵ですが、ピンクのレブンシオガマがいいですね。僕も唐松岳、良かったですよ。アップには、もうしばらくかかるかも。
出張中、地下鉄ナウ
唐松岳に行かれたのですね。
毎年の恒例山行になりそうですね。(^-^)
お花がちょうどいい頃だったでしょう。
楽しみにしていますね。
レブンシオガマは、今回ほんとにたくさん見ました。
場所によっては、アカツメクサと並んで咲いていて
そのたくましさに驚きました。