はなねこ山 Ⅱ

山歩き里歩きと 野の花山の花

スミレが大好き ♪ 蝶や虫も
 
   

秋田駒ヶ岳 1637.4m (その2)     2009.06.29

2009-07-14 | 5月、6月に歩いた山

 

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   秋田駒ヶ岳(その1)からの続きです。

 

 

 

 

   男女岳、男岳へ登り、『 ムーミン谷 』と呼ばれる馬場の小路へ下りてきました。

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     男岳への登りから見た 馬場の小路

 

 小休止の後、木道の敷かれた『 ムーミン谷 』へ 足を踏み入れます。

 すれ違った女性グループが ニコニコ顔で、「見事でしたよ~ ♪ 」と教えてくれたとおり

 

     こんな光景が広がっていました。

     白い点々は、もちろん チングルマの花です。

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      振り返り、また振り返りして、そのたびにうっとり

      これでは なかなか前に進んでいかれません。 

 

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     駒池の近くまで来ると 雪が融け残っていて、傍らの木はまだ芽吹き前でした。

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     駒池と馬場の小路、男岳 

 

     すれ違う登山者を見送り、振り返ってみると

     先ほどのチングルマが木道に沿って白く見えていました。

  

 このあたりでは、これから盛夏にかけて

 お花が次々と 姿を見せてくれることでしょう。

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 残雪/かたがり泉水 から見た 男岳

 

 かたがり泉水の周りには、ヒナザクラが 可愛らしく咲いています。

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 チングルマ/ヒナザクラ

 

 小岳を回り込むと またチングルマの群生があり、 もう一度楽しめました。

 そして、チングルマに別れを惜しみながら 大焼砂へ向かおうとした時

 前方の木陰から 二人連れの男性が現れました。

 

 「こんにちは~♪ 」と、いつものように挨拶して すれ違おうとすると

 後方にいた男性が、「〇〇くん?」と、夫を見ています。

    ・・・ えっ ? ナニ ?

  

      一陣の風とともに ムーミン谷へ現れたのは   スナフキンでした~   

    ・・・ などというはずもなく          

 

 その男性は、夫の中学校時代の同級生 Yさんでした。

 

  そして、Yさんと一緒にいらした方が 「季節の風香」の山塔花さんだったのですが

   それを知ったのは 翌年3月のこと

   山塔花さんが偶然に この記事を見つけてくださったからでした。(2010.04 追記)

 

 

     昨日は、焼石岳に登ったという彼と ひとしきり話をした後

     今度こそ大焼砂へ向かいます。

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  黒く焼けた砂礫の道を進んでいくと

  右手はるか下には、コマクサのピンクが帯になって見えています。

 

  国見温泉への分岐を左手に折れると、この日 最大の お楽しみが待っているはず。

  群生しているはずの あの黄色いスミレを、登りながら 探しますが

  葉っぱが目立つだけで、目指すタカネスミレは ほんの少し咲き残っているだけです。

 

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 もう遅かったの? 

 少しずつ登りながら探しても、状況は変わりません。

 落胆しながらも、きれいに咲き始めたコマクサの写真を撮り、のろのろと 登っていくと

 

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 コマクサ/タカネスミレ

 

     斜面には、同じく黄色のミヤマキンバイが咲いていて

     これもきれいなのですが、やっぱりタカネスミレを見たい

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     大焼砂から見たムーミン谷。小岳のあの螺旋は、想像もできません。

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     左手前が小岳、後ろのとんがりは女岳、中央奥に男岳

 

     横岳が近くなると

     行く手の斜面が うっすらと黄色く見えてきました。

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      そして、ようやくです。

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      そうそう、これを期待していたんです。 

      鳥の雪形と、斜面に咲き誇るタカネスミレ

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  ただただ 嬉しくて、じっと見とれてしまいました。

  思えば、昨日の早池峰山、今日の秋田駒ヶ岳と、なんて恵まれていたのでしょう。

  おいそれとは出かけられない山域で

  こんな青空の下、出会いたかったお花たちを堪能することができたのですから・・・ 

 

  タカネスミレを見て安心したら、急にお腹が空いてきました。

  夫の姿は、はるかかなた  に小さくなり、あわてて私も横岳へと向かいます。

 

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 ( ← 大焼砂を振り返る)

     ↓ 横岳山頂

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    強い日射しを避ける場所もない 横岳山頂で ランチを摂り

     こちらも、黒く焼けたような砂礫で覆われた焼森へ。 

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 焼森からは、男女岳と阿弥陀池、避難小屋が見えました。

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    ↓ 焼森山頂

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     ここからは、

      シャクナゲコースで八合目登山口へ戻ります。

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   こちら側では、登山道から見上げる斜面に タカネスミレが咲いています。

   後ろにうっすらと黄色く見えているのも、タカネスミレです。

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 こちらから登れば、あんなに心配することもなかったのに・・・・

 

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 秋田駒ヶ岳の黄色いスミレ : タカネスミレ/キバナノコマノツメ/オオバキスミレ

 

 まもなく樹林帯となり

 シラネアオイやサンカヨウの咲く 沢を渡って、どんどん下ります。

 このコースの名前どおり たくさんのシャクナゲの木があり、わずかに咲き始めていました。

 

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 サンカヨウ/ムシトリスミレ/アカモノ

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 ハクサンシャクナゲ/マルバシモツケ/ミヤマハンショウヅル

 

 そして 八合目登山口に到着すると

09234_2   今日も

  ハクサンチドリが 出迎えてくれました。

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 長い間 憧れていた山は、期待に違わぬ 花の山でした。 

 登山客を乗せた 2台のシャトルバスの後ろについて 田沢湖温泉郷へ下り

 美しいブナの林と 乳頭温泉で 疲れを癒し、今日の花の旅を終えました。

 

 

  八合目登山口ー阿弥陀池ー男女岳ー男岳ー馬場の小路ー大焼砂ー横岳ー焼森ー登山口

    標準CTは、5時間05分です。(男岳から馬場の小路までは、推定)

 

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8 コメント

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東北の山 (ROCKY)
2009-07-14 18:26:40
東北の山
ずーっと 写真を拝見していると
花の種類も多いけど 緑が多くて 広々としていて
山の中の草原と言うイメージを持ちました。
こんな地形をノンビリ歩けたら どんなに気持ちいいことでしょう。
益々・・・うらやましいぞ~!!
(*’-’*)アハハ♪
返信する
そろそろかなぁと伺いましたぁ(^^♪ (シャイン)
2009-07-14 21:41:51
そろそろかなぁと伺いましたぁ(^^♪
もう羨ましい~の一言です。。
この時期がやっぱり狙い目ですねぇ。。
来年はタカネスミレ狙いで、満喫しに行きたいです。
返信する
ROCKYさん おはよう~。 (はなねこ)
2009-07-15 06:41:31
ROCKYさん おはよう~。

真っ青な空です。
いよいよ夏山シーズンですね。

東北の山、いいでしょう?
私も今回、ROCKYさんと同じように思いました。
飯豊や朝日も行ってみたいな~(^-^)
返信する
シャインさん おはよう♪ (はなねこ)
2009-07-15 06:48:51
シャインさん おはよう♪

羨ましがらせちゃいましたか?(^^;)

今年は、タカネスミレも、花が小さいそうですよ。
5月に寒さが続き、6月は暑かったからだそうです。
来年ね・・・私もまた行きたい
やはり、タカネスミレの頃がいいですね。 (^.^)

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わたくしも初めまして( ^ ^ ) (えび)
2009-07-16 12:01:36
わたくしも初めまして( ^ ^ )
あたくしははなねこさんの前日でした。
あたしも下りはシャクナゲコースのつもりだったんですが
焼森から八合目への分岐がわからず横岳へ戻ってしまいました。
どこらへんにあったのでしょうか?
それともその先の山へ進まれたのでしょうか?

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わ~! えびさん、いらっしゃいませ~! (はなねこ)
2009-07-16 21:22:14
わ~! えびさん、いらっしゃいませ~!

前日でしたか・・・惜しいことしました。
でも、両日ともお天気で、お互いについてましたね。

焼森からシャクナゲコースへの分岐ですか?
山頂から湯森山方向へ下ったところに
指導標があり、左折して焼森を巻くように下りました。
       (写真を撮ってないのですが・・^^;)

秋田駒、よかったですね。
何度でも行ってみたいです。(^-^)
返信する
素晴らしい山行きを読ませてもらいました (のん)
2009-07-25 21:45:07
素晴らしい山行きを読ませてもらいました
東北の山 花の種類の多さに感動!
いつか行ってみたいなー何て思いましたよ

これから 読む楽しみもできました
お花の名前本当によく知ってますね
感心感心、尊敬ばかりです 
返信する
のんちゃん (はなねこ)
2009-07-26 19:42:37
のんちゃん
ご訪問ありがとうございます。

東北の山は、はじめてでした。
お花の多い時期で、とても楽しめましたが
秋田駒は、池、小ピーク、砂礫の道など変化が多く
歩いても楽しい山でしたよ。
来年もまた、行きたいですね~(^.^)
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