冬芽と葉痕 ～ ジャケツイバラ、ムクロジ、ハクウンボク、エゴノキ

４月末から５月にかけて 黄色い花をつける ジャケツイバラは

冬芽が多くの予備芽をつけることはわりと知られていますが

その冬芽を間近で見る機会はなかなかないです。

 

運よく撮れそうなときでも、鋭いトゲが引っかかったり痛かったりで

うっかり着てきたダウンジャケットを台無しにしないよう

脱ぎ捨てて 頑張りました。

 

ジャケツイバラの冬芽には 主芽と予備芽とがあり

一番上に大きな主芽、その下側には数個の予備芽ができます。

 

予備芽は、名前の通り 予備の芽で

主芽にアクシデントがあった場合に 展開するそうです。

可愛い顔の葉痕がありました。

 

 

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ということで

今回は、冬芽に 主芽と予備芽がある樹木を載せました。

 

 

 

高木になるムクロジは、冬芽を見る機会がなく

維管束痕なら 落葉した柄にも残っているはず。。と

撮ったことがありました。

水分が少し抜けて、ユーモラスな顔に見えます。

 

そして この冬、本物の 葉痕と冬芽が撮れました。

 

維管束痕は 3個で、サルの顔にも見えます。

冬芽は、主芽と その下側に予備芽

 

 

 

冬芽の記事に既出している ハクウンボクは

赤茶色の表皮が剥がれるので わりと見つけやすいです。

葉痕は冬芽を取り囲む（葉柄内芽）

 

 

 

エゴノキも 必ず予備芽を作ります。

写真にすると 少しハクウンボクに似ているけれど

芽の大きさは ずっと小さいです。

冬芽には星状毛が密生し、維管束痕は弧状。

 

 

この他、ウリノキ、ネムノキ、オニグルミ に予備芽があるとのことです。