冬のはじめのこと
アサギマダラは 今年も あの場所で 越冬しているかなと
出かけていきました。
キジョランの葉を ゆっくりゆっくり
食痕のある葉とその近くの葉をひっくり返して見ていくと
いました。
大小合わせて 4匹
その後は、めくってもめくっても姿が見えない・・。
と
んっ? これってサナギ よね。
なんてきれいな緑色なんでしょう。
すご~く熱心に というわけでもないけれど
何年も前から探していた蛹に やっと 出会えました。
でも 待って・・。
アサギマダラは幼虫で越冬するはず
もし羽化しちゃったら、寒くて生きられないと思うし
このまま冬を越す? 越せるの?
さっきまでの嬉しさは 心配に変わって
もう、どうしたらいいかわからない
それでも、ともかく見守るしかないのだけれど・・。
それから10日後
あの後 寒波がやってきて、キジョランの葉は 萎れたように丸まっています。
葉裏が見えなくなったので、鳥に襲われる危険は減ったかもしれません。
蛹の中は、少し変化している様子
さらに2週間後
う~ん。。。 やっぱりね。
前回見た時に もしかしたらと思っていたけれど
どうやら 寄生バチかヤドリバエに 寄生されているようです。
キジョランの葉に産み付けられた 寄生バチやヤドリバエの卵は
アサギマダラの幼虫が 葉を食べると一緒に体内に入り
蛹になったタイミングで 幼虫に成長するのだそうです。
ほんものの虫好きさんなら
ここで 興味の対象が 中の 寄生バチかヤドリバエに 移るのでしょうが
私には、最後(ハチかハエの幼虫が蛹から出る)まで 見届ける気力はなく
積極的な観察は これにて終了
一ヶ月くらいしたら 見に行ってみようかなと思います。
ぷっくりとしてきた幼虫くん。 体の模様がますます美しくなったね。
どうか 無事に成虫になれますように。
つい最近 nousagiさんも アサギマダラの幼虫を見つけてましたね。
近くでキジョランの自生地が増えているようにも感じているのですが
もしそうなら、アサギマダラがもっと見られるようになるかもしれませんね。
蛹をもう一回探しだしたいです。
自然の生き物たちが生きるのは
とても厳しい世界ですね。
ハエかハチかが蛹から出てくるのは
私も見たくない気がします。(^^;)
蛹になるのは葉裏だけではないみたい。茎についてる画像を見ましたよ。
終齢幼虫を連れ帰れば見られるかもですが
それはしたくないので、結局 運しだいっていうことになるんでしょうね。
今回は全く期待していなかった出会いでした。
結果はともかく、出会えたのはよかったです。
幼虫の場合は捕食されちゃうんでしょうか。
あるいは持ち去りとか・・。
蛹はそうですか。ボッケさんは何度も経験済みなんですね。
初めて見つけて大喜びしてたのに、ホント がっかり
まだ立ち直れてないです。
とうとうアサギマダラの蛹に出会ったのですね。
羨ましい。
私も何年か前からずっとあの緑色を探して神経衰弱をしているのですが、まだ一度も。
これはどうやって取り組めばいいのやら。
ここの所蛹が2~3個見つかったんだけど、
どれもナンチャラバチに寄生されてました。
初めてアサギマダラの蛹を見つけて、すご~く嬉しかったのですが
こんな結果になりました。
以前、ルリタテハの幼虫に寄生したハチの繭を見たことがありましたが
ほんと、厳しい世界ですね。
今回の蛹の近くの葉には、同じように寄生バチの卵があるかもしれませんが
なんとか無事に育ってほしいです。
小さな幼虫さんを見つけただけでも私なんか喜んでしまいますが
蛹まで発見とは羨ましいですー(*'▽')
寄生バチとは・・・自然界は厳しいのですね。
でも、冬を越す幼虫さんの成長が楽しみ
また初夏に美しく舞う姿が見れますように
植物は、寄生しても 宿主を絶やすことは そうはありませんが
命の連鎖とはいえ、肉食の生き物の世界は過酷ですね。
そして、私たちはつい寄生される側に気持ちがいきがちですよね。
だって、蝶は 優雅で美しいですから・・。
なかなか平等に見るのは難しいです。
冬の寒さをサナギになってやり過ごすすべは心得ていても、寄生バチや宿り蠅に卵を産み付けられて、命を吸い取られてしまうんですか。
過酷だなあ。つい、人間世界の感情を持ち込んでしまいました。