とにもかくにも今後のことを考えなければならない。
いろいろ考えたが、どれもいい案とは思えなかった。
顔は人目さえ気にしなければよいことだが、脚の方は長引きそうだった。
かといって、散歩させないわけにはいかないのだ。
今でさえ大興奮の散歩なのに、手を付けられない状態になりそうだ。
……
結果、本当に恥ずかしい話だが、お預かりの方を頼ることになってしまった。
少なくともボニーには一番の選択に思えた。
恥ずかしくて情けなかった。
別れ際にわたしが悲しそうな顔をしていたのだろう、ボニーがペロペロと顔をなめてくれた。
慰めるように。
ごめんね、ごめんねボニー…
ボニーはいつも優しかったね。ありがとうボニー…
お母さんはどんな小さなことも覚えているよ…