4、5年ほど前のこと。
結婚が決まったとき 娘は言いました。
「差がありすぎて引け目をかんじるのよねぇ」
「学歴が…」
娘の結婚相手は誰でも知っている一流大学卒で
でも、娘だって誰でも知ってるわけじゃないけれど
なかなかいい大学を出ているのです。
なんの引け目を感じることがありましょう。
…と思ったら
「だって母は高卒でしょ」
えっ?
学歴…ってわたしのこと
そう来るとは思わなかった
ということは何でしょうか
親族の紹介なんかで
「新婦の母親は一流の○○大学を首席で卒業され…」
などということがあるのでしょうか
わたしは長男のお嫁さんのご両親の学歴なども全く知らないけどなぁ…
娘から見たら高卒は驚くほどの低学歴なんだろうなぁ…
会社にもそんな人いないんだろうなぁ…
わたしの時代でも進学する人の方が多かったものね…
勉強は好きだったから本当は進学したかったな…
・・・
と、思いを巡らせていたら
25年以上前にも 学歴について
言われたことがあった…それを思い出してしまった。
わたしはお受験ママでした。
…というよりお受験ママをさせられていました。
「いい大学に入れなければいい会社に就職できない」
「いい大学に入るには今からいい中学校に入る必要がある」
ということで長男は小学3年生から中学受験専門塾に通いだしました。
家庭教師も付けました。
下の2人の子どもは小学校受験からで
年中さんから「幼児教室」という名の受験専門塾へ…
毎日 学習塾と習い事と幼稚園の送り迎えと
家庭教師と病院通いとで
目の回る忙しさ
そこの「幼児教室」で言われたこと。
「ご両親が高卒というのは不利なんですよ」
「高卒で自由業…ってことは学歴なくても困っていないわけで」
「学校側は学歴が大事で、学校が大事で、ちゃんと学校に協力してくれるご両親を求めてるんです」
…う~~ん
最初からダメダメじゃないですか…
コネも猫も何もなく本当にダメだったのですが(笑)
小学校受験というのは まさに親の受験でした。
あの時期に…いちばん大切なあの時期に
何もできず何も経験させてやれなかったことが心残りです