新人のさだめ

今日、仕事終わりに、会社の同期と話していました。
その同期は他部署の同期で、よく遅くまで残っているので、私ともよく話をしてくれます。

ですが、今日はその同期が泣いていました。
回りには誰もいないところで、二人になった時に堪えきれなくなって泣きだしてしまいました。
私は何と言葉を掛けたらいいか分からず、ただ驚くしかできませんでした。
こういう時、上手に慰めることが出来たらいいのに・・・。

仕事中ということもあり、彼女はすぐ仕事に向かっていきましたが、
しっかり話を聞いてあげられなかったこと、言われるまで気が付けなかったことが非常に悔しいです。


そう言われてみれば、最近の彼女の様子はどこか変だったと思いました。
仕事の話を楽しそうにしないな、と。
以前なら、どんなに仕事が大変でも、笑顔がありました。仕事を楽しんでいる感じがしました。
しかし、最近はほとんど笑わず、暗く、沈んでいる表情が多いなという印象がありました。
彼女の先輩の話をする時も、いつもは笑ってくれてたのに、このごろは何だか面白くなさそうな顔をしていました。
くだけた言い方をすると、ノリが悪いな、と。

彼女は、私の部署とは違って、同じ部署に同期がいません。回りは全員先輩です。
何か思うことがあっても、すぐに話を聞いてくれる人がいません。
それも、けっこう堪えたのかなと思います。


私に出来ることは、彼女の悩みの根本的解決にはならないと分かってはいます。
けど、彼女がまた笑って仕事を楽しめるように、今までより気にかけて、
出来ることはやっていきたいと思います。



私も、人前でこそ、まだ泣いたことはありませんが、トイレや家でひっそり泣いたことはあります。
泣くのは、新人のさだめなのでしょうね。
でも、泣くのは、目の前の現実をちゃんと素直に受け止められている証拠だと思います。
・・・と、同じことを自分が落ち込んでいた時に、別の友達に言われました。
どこか反発するところがあれば、文句を言って受け入れないでしょうし。
そうやって自分を守っているんだと思います。

逃げないことはがんばっている証拠です。
彼女のその努力が、いつか報われてほしいなと思います。