よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

やっぱりキャンプはいいなぁ-岡山県真庭市:蒜山高原・蒜山高原キャンプ場

2024年11月18日 | 岡山
Hiruzen Kogen Camp Site, Hiruzen Highland, Maniwa City, Okayama Pref.

さてさて、この日のキャンプ場は蒜山高原の北西部にある「蒜山高原キャンプ場」です。
ワタクシ達は受付でチェックインを済ませ、割り当てられたサイトへと向かいます


家人と二人で「コールマン4Sワイド2ルームカーブ」というテントを張っていきます。
えっちらおっちらとテントを張っていくのですが、前回のひるがの高原はグランピングでしたのでテントを張る必要はありませんでした。
でも、こうしてテントを張ってテーブルやランタンをどうセッティングするのかを考えるのが楽しいんです。
ワタクシにはグランピングはマッチせず、やっぱりキャンプはいいなぁと感じますわ


ここのキャンプ場なんですが、一つ一つのサイトが10m×10m以上の広さがあり、すごくゆったりしているんです。
そして、後でわかったのですが、ワタクシ達がテントを張った「林間サイト」はワタクシ達のように夫婦やカップルで来ている人、
もしくはソロキャンパーが、離れた場所にある「牧場側のサイト」は家族連れやグループが割り振りされているようでした。
おかげで周囲は静かにキャンプを楽しもうとする人達ばかりで、すごく気持ちよくキャンプを楽しむことが出来たんですよ


テントを張り終えたワタクシ達は、広いキャンプ場の散策に向かいました。
色づいた木々が、午後の日差しを受けて美しい姿を見せてくれていました。ああ、高原の風が気持ちいいなぁ


キャンプ場は標高600mの場所にありますので、大阪よりも4〜5℃は気温が低いです。
午後3時半くらいになっていましたが、陽が西に傾くと一気に気温が下がっていきました


絢爛たる秋…そんな季節がやって来ました。色づく秋の美しさは日本ならではの美しさと感じます


そろそろテントのほうに戻るとしましょうか。夕食の準備も始めなければなりませんしね


よっちん氏は63歳になりましたが、今のところは体力の衰えもさほど感じることもなく元気に過ごしています。
休日にはキャンプをしたり、登山をしたり、古い町並みを歩いたりすることで、仕事とのバランスを取っているのでしょうな


ではでは、夕食の準備に取り掛かるとしましょうか。キャンプの楽しみといえば、食事、焚き火、そしてお酒ですな

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


いいキャンプ場でした。敷地が広大で、ゆったりとテントサイトを確保されているのがありがたかったです。
過剰な設備はありませんが、キャンプ場に必要な設備がしっかりと整えられていました。
トイレや炊事棟も綺麗にしてありますし、なんと言ってもロケーションが素晴らしいです。
新緑の季節に訪れたい…そんな気持ちになりました。



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秋の高原へ-岡山県真庭市:蒜山高原

2024年11月17日 | 岡山
Hiruzen Highland, Maniwa City, Okayama Pref.

さてさて、今月の2〜4日は三連休でしたね。ワタクシは3日、4日と久々に家人とキャンプに出かけました。
今回の目的地は岡山県真庭市にある蒜山高原なんですよ。
自宅を朝の8時に出発し、3時間半ほどかかって蒜山高原に到着しました


まずは福田神社という神社に向かいました。というのも、ここには見事なイチョウの木があるというのを知ったんです。
イチョウが黄葉しているかなと思い、境内の方に向かって行きました


ところが…あらあら、イチョウの木はほとんど色づいておりませんでした。残念無念


しかし、神社の前にあったカエデの木が色づいていたんです。やっぱり紅葉には青空が合いますねぇ


福田神社を後にして、蒜山高原の中心部へと向かいます。
蒜山高原は、蒜山三座(上蒜山、中蒜山、下蒜山) の裾野に広がる標高500~600メートルの高原です。
東西20 km、南北10 kmのなだらかな高原でして、京阪神や中国地方からの観光客が多いんです。
この建物は「GREENable HIRUZEN」という建物でして、隈研吾さんが設計しているんです。
隈研吾さんといえば、東京オリンピックのメインスタジアムの設計で有名ですね


この猪のオブジェですが、ゴミで作られているんです。環境保護への関心を高めてほしいという願いがあるようです


こちらは「ヒルゼン高原センター」というレジャー施設です。昭和っぽいジェットコースターですが、
子ども達には大人気のようでした。この日は3連休の中日だったので、ここは観光客でいっぱいでした


蒜山高原には牧場が広がっており、ジャージー牛や羊の飼育が盛んなんです。
ワタクシは蒜山高原に来るのは2回目ですが、どこか信州を思わせるような風景が好きなんです


右奥に見える雲を纏っている山が、中国地方最高峰の大山なんです。残念ながら山頂は姿を見せてくれませんでした。
この後、ワタクシ達はキャンプの食材を購入して、この日のキャンプ場へと向かったのでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


前日の11月2日はかなり激しい雨と風だったのですが、ありがたいことに3日と4日は好天に恵まれました。
雨の日にキャンプをしてもテントの外には出られないし、焚き火もできないし、星を眺めることもできません。
普通の旅行でも晴天を願いますが、キャンプの時はとりわけ晴天を願うばかりなんですよ。



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行列ができる鰻屋さん-三重県亀山市:「うなぎの初音」

2024年11月16日 | 三重
“Unagi no Hatsune”, Kameyama City, Mie Pref.

さてさて、関西本線関駅は列車が出発して行った後は、静寂に包まれておりました


ワタクシ、小学校5年生の時に関西本線を大阪から名古屋まで各駅停車で乗り通したことがあるんです。
愛知県に親戚がいまして、夏休みに親戚の家に遊びに行くことになったので、ワタクシは一人で親戚の家に向かいました。
親戚は「朝から電車に乗って行ったで」と聞いていたので、新幹線で来るものだと思っていたんです


ところがワタクシは愛知県の蒲郡という町まで、名古屋までは関西本線、名古屋からは東海道本線に乗って行ったんです。
夕方になってもワタクシが来ないので、大騒ぎになっていたところにワタクシがやって来たので、
「どこかで迷ったのか」「事故に遭ったのかと心配してた」という親戚に向かって、
「各駅停車で来てん。俺、絶対に迷ったりせえへんで」と答えたワタクシに、親戚は呆れるやら大笑いするやらでした。
今ならスマホで簡単に連絡がとれますから、こんなトラブルは起こることはありませんな


ワタクシ、関宿に来るたびに気になっているお店がありました。「うなぎの初音」という鰻屋さんでして、
相当美味い鰻を食べさせると聞いていたんです。しかし、二度お店に行ったことがあるんですが、
二度とも整理券が配られるほどの大行列でして、鰻を食べるのを諦めたんですよ。
今回は11時の開店時間に合わせて11時5分に行ったのですが、その時点で8名の人が並んでいました。
平日でこの状態ですから、土日のお昼は整理券が出るのやむを得ませんな


「焼くのに20分ほどかかるんですよ」とお店の方に言われたので、その間に関駅まで行って写真を撮ってきたんです。
このあたりの行動力は我ながら感心するばかりです。撮影が終わってお店に戻ってくると、炭火で焼かれた鰻が用意されていました。
本来ですと焼きたての鰻をお店で食べるのが一番美味しいのですが、ワタクシ、車に乗ってきております。
どうしてもビールを飲みながら鰻を食べたいので、家に持って帰ることにしたのです


どーですか。ケチンボのワタクシですが奮発して3700円の蒲焼きを買ったのです。
これは美味そうです。美味いはずです。美味いに決まっています。ワタクシ、ウハウハするのでありました


どーですか。左は「うな丼」ですが、ご飯の中にも鰻の蒲焼きが隠れているのです。
どーですか。右は「う巻き」です。もちろん家人が作ってくれたのです


香ばしい香りが鼻腔の中に漂います。匂いを嗅ぐだけで幸せな気持ちになりますわ


う巻きもワタクシの大好物です。この日はワタクシにしては贅沢な夕食となりました


味は申し分ありません。皮はパリッと焼かれ、身はフワッと柔らかいのです。
わざわざ遠方から多くの人がやって来る人気のお店だということも頷けます。
また関宿に行く時には買って帰りたい、いや、次回はお店で焼き立ての鰻を食べたいと思わせるお店でした

「うなぎの初音」…三重県亀山市関町新所898-1

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


旅先に行くと、その土地の美味しいものを食べたくなります。それは別に高価なものではなくB級グルメと呼ばれるようなものでもいいし、
港町だと絶対に新鮮な魚介類を食べたいと思います。今のところはありがたいことに、食事に制限などはありません。
食べ物の好き嫌いもさほどありませんし、アレルギーなどは全く無いのもありがたいです。
これからも美味しいものはたくさん食べたいです。ただし、暴食はしませんよ。



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「本線」という名前は残っているけど-三重県亀山市:JR関駅

2024年11月15日 | 三重
Seki Station, Kameyama City, Mie Pref.

さてさて、関宿の散策を終えたワタクシは、関の宿場町からすぐの場所にあるJR関駅へと向かいました


関駅は関西本線の駅でして、関宿の町並みにマッチする駅舎が目を惹きます。
関西本線は名古屋を起点とし、三重県の亀山、奈良を経由して大阪のJR難波を結ぶ「本線」です


しかし、この時刻表を見てください。「本線」という名前が悲しくなる運行状況です。
関西本線ですが、以前は名古屋~大阪間を直通で結ぶ列車が運行されるなど、名古屋圏と大阪圏を結ぶ重要な役割を担っていましたが、
東海道本線の整備が進められ、さらには東海道新幹線が開通したこともあり、現在直通列車は運行されていません


現在の関西本線は名古屋~亀山間59.9㎞(電化区間)、亀山~加茂間61.0㎞(非電化区間)、
加茂~JR難波間54.0㎞(電化区間)の3区間の運行系統に別れています。
このうちの亀山〜加茂間はもはや完全にローカル線となっており、長大なプラットフォームに過去の栄華を感じます


11時21分発、加茂駅行きの気動車がディーゼル音を響かせながらやって来ました。わずか一両の編成です


降りてきたのは子ども連れの親子3人。乗る人はいませんでした。一日の平均乗車人数は200人を少し超えるくらいだそうです。
かつてはD51が長大な編成の客車列車を牽引し、この関駅と隣の加太駅の間は急勾配が続くために、
D51が濛々と煙を噴き上げて走ってくるのでSL撮影の名所だったんです。
その頃は、多くのDLマニアがこの駅を訪れていたのでしょうね


そんな時代があったことが嘘のように、一両編成の気動車はどこか寂しげに関駅を出発していきました


鉄道が好きなワタクシですら、この日は自動車で関にやって来たのです。不便な関西本線をわざわざ利用するのは、
よほどの鉄道好きの人か「青春18きっぷ」で旅を楽しむ人くらいなのでしょう


それでも関西本線が存続してほしいと願うのは、あまりにも身勝手なのでしょうか。
ワタクシはローカル線の駅を訪れる度に、そういう気持ちになってしまうのです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


今はまだフルタイムで仕事をしていますが、いずれ仕事を完全にリタイアする日も遠くないうちにやって来るでしょう。
その時に、やりたいことの一つが「まだ乗ったことがないローカル線に乗りに行く」ことなんです。
特に東北地方には乗ったことがないローカル線が多いので、是非とも鉄道旅をしたいんですよ。



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関の地蔵さん-三重県亀山市:関宿・地蔵院

2024年11月14日 | 三重
Jizouin Temple, Old Seki Post Town, Kameyama City, Mie Pref.

さてさて、関宿の旧東海道を西に向かって歩いて行くと、街道沿いに立派なお寺が見えてきます


このお寺は地蔵院というのですが、正式な名前は宝蔵寺地蔵院。地元の人や昔の旅人からは親しみを込めて、
「関の地蔵さん」「関の地蔵院」と呼ばれてきたそうです


お寺の歴史は非常に古いものでして、創建は詳らかではないのですが、天平13年(741)奈良東大寺の僧行基が、
諸国に流行した天然痘から人々を救うため、関の地に地蔵菩薩を安置したと伝えられています


お地蔵様というのは、この世でもあの世でも、あらゆる苦しみから人々を救ってくださる菩薩だと言われています。
地蔵院の本尊である地蔵菩薩は数あるお地蔵様の中で、古くから東海道を旅する人々の信仰も集め、多くの人々に敬愛されてきました。
旅人たちは旅の安全を願い、お地蔵様に手を合わせたのでしょうね


この地蔵院は行基によって創建されたと伝えられているのですが、関西ではあちらこちらに「行基ゆかり」という場所があるんです。
行基とはどんな人物だったかというと、これがなかなか興味深い人物なんですよ。
当時の仏教界においては、「僧侶は寺院の中にこもって、仏が国を護ってくれるように祈る」というスタイルが一般的でした。
これに対して行基は、寺院から外へ出て、民衆に対する布教を積極的に行っていきました。
また、貧しい人々に宿泊と食糧を提供するための布施屋を建設したり、橋や道路、新田開発などの土木工事にも携わりました。
こうした行基のやり方は異端であるとして、朝廷は弾圧に乗り出すんです


やがて時を経て罰を解かれると弟子を率いて諸国を巡り、橋を架ける、道を作り池を掘る、寺を建てる等、社会事業に力を注ぎます。
その後、東大寺大仏造立に際し、弟子をと共に協力し、その功績が認められて745年にわが国最初の大僧正に任命されました。
聖武天皇にも深く尊敬されたということです


いつの時代においても皆と違う行動をとると異端児と称されます。「出る杭は打たれる」というのは世の常です。
悲しいくらいに同調圧力が強いのが日本人の欠点ですが、もうそういう因習は断ち切ってほしいものです


久々に訪れた関宿。子どもの頃に大好きだった『東海道中膝栗毛』の弥次さん、喜多さんが歩いているかのような気がしました


ワタクシはこれからも旅人でいたい。出来るだけ自分の足で歩く旅人でありたいと思うのでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


『東海道中膝栗毛』は私にとって愛読書以上の存在でした。もちろん子ども向けに書かれたものですので、
全八篇もある原本からは内容も精選されており、子どもにふさわしくないような箇所は割愛されていたことでしょう。
表紙がボロボロになるまで何度も何度も読み返した『東海道中膝栗毛』。旅好きな私の原点は、この本にあるのかもしれません。



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