よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

地元の食材に舌鼓-石川県白山市:白峰温泉・「白山苑」

2024年09月02日 | 石川
“Hakusan-en”, Shiramine Hot Spa, Hakusan City, Ishikawa Pref.

さてさて、白峰温泉にある「白山苑」に宿を取ったワタクシ達ですが、気持ちのいい温泉を楽しんだ後は
お待ちかねの夕食ですな。ワタクシ達は18時ピッタリに食事会場へと向かいました


旅館に泊まると楽しみなのは食事です。もちろんお酒も楽しみです


どーですか。「お品書き」をみているだけでワクワクしてきます。六十路になりましたが、食事に制限などが無いのはありがたいです。
また、アレルギーも一切ありませんし、好き嫌いもさほどありません。これもありがたいことですな


どーですか。まずは「前菜」からいただきました。味ももちろんですが、見た目の美しさもいいですなぁ


どーですか。「お造り」なんですが「虹鱒の洗い、岩菜の刺身、白峰固豆腐」の盛り合わせなんですよ。
この固豆腐というのがこの地域の特産品のようで、なかなか味わい深いお豆腐でした


どーですか。これは「白山麓の猪肉の陶板焼き」です。猪肉好きなワタクシ達は美味しくいただきました


どーですか。「酢物」「わらびの酢漬け」なのですが、わらびはちょっと隠れてしまいましたね。
出てくる食材のほとんどが地元の食材です。こういうのが嬉しいんですよねぇ


どーですか。「冷椀」「冬瓜ひすい饅頭」です。さっぱりとした味わいです。
当然ながらビールが進みます。オジサン達の会話も進みます。楽しい宴です


どーですか。「焼物」「岩魚の塩焼き」ですが、これが絶品でした。ワタクシは川魚って特に好きなわけではないのですが、
この岩魚は美味かったです。皮がパリッとしており、本当に美味しくいただくことが出来ました


どーですか。「揚物」は「白峰固豆腐のベーコン巻き揚げ、青唐、椎茸、茄子、茗荷の天ぷら」です。
この頃にはビールから焼酎へとお酒を変えました。ま、いつもそうなんですけどね


どーですか。「汁物」にも地元の特産品であるとち餅が入っていました


どーですか。「デザート」にも地元の「加賀抹茶ゼリー」が入っており、まさに地産地消の夕食でした。
この後は部屋に戻り、さらにビールを飲みながらオリンピックを観戦し、気がつけば深い眠りについていたのでした

「白山苑」…石川県白山市白峰ロ158-4

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


食事も地元の食材を活かした素朴ではありますが、美味しい食事でした。お宿の方の接客態度も良く、気持ちよく過ごすことが出来ました。
お風呂も気持ちのいいスベスベしたお湯で、いい温泉宿でした。
石川県には片山津、山中、山代など名だたる温泉街がありますが、いい温泉、いいお宿を選んだなと思います。



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下山後は温泉へ-石川県白山市:白山

2024年09月01日 | 石川
Mt.Hakusan, Hakusan City, Ishikawa Pref.

さてさて、白山からの下山途中で弥陀ヶ原を通るワタクシ達は、素晴らしい光景を楽しんでいました


この花は「カライトソウ」。本州中部の日本海側の山岳地帯で見られる高山植物です


ニッコウキスゲの群落の向こうに御前峰が見えます。御前峰もこれが見納めです


別山の姿が大きくなってきました。機会があれば別山にも登ってみたいです


足下を見ると「タカネナデシコ」が咲いていました。タカネナデシコはカワラナデシコの高山型の種です


ワタクシ達が歩いてきたエコーラインと最短ルートの砂防新道の合流地点にきました。
ここからは前日に歩いてきた道をひたすら下っていくだけですので、カメラはザックの中に入れて下山することにしました。
この後はただただ黙々と下山して行くのですが、一歩一歩慎重に岩場で足を踏み外さないように下っていきます。
いつも思うことなのですが、下山して行く時は「よくこんな道を登ってきたなぁ」と感心するんですよ


無事に下山をしましたが、よっちん氏はかなりお疲れの様子です。ま、年齢も年齢ですので仕方がないですな。
さて、この後なのですが、白山の登山口から車で40〜50分ほど下ったところに白峰温泉という小さな温泉街があるんです。
今回、ワタクシ達は白峰温泉にお宿を予約していたので、まだ時間は早めなのですがお宿に向かうことにしました


今回泊まることにした「白山苑」というお宿です。白峰温泉には大きな旅館やホテルはありません。
山あいの小さな温泉街なんですね


白山苑も昔ながらの温泉宿というか、素朴でアットホームなお宿でした。
ワタクシ達は言うまでもなく、すぐに温泉を楽しみ、その後は軽くビールを一杯飲みました。
そして、楽しみな夕食の時間を待ち侘びるのでありました

「白山苑」…石川県白山市白峰ロ158-4

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/33605438


登山に行くと日帰りであっても、山小屋に泊まるにしても、下山後には必ず温泉に行ってくつろぎたいんですよ。
幸いなことに我が国の山岳地帯というのは、たいていの場所に温泉があるので、下山後に温泉を探すのに苦労することがありません。
この日もいい温泉、いいお宿を楽しむことが出来ました。



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夢のようなプロムナード-石川県白山市:白山

2024年08月31日 | 石川
Mt.Hakusan, Hakusan City, Ishikawa Pref.

さてさて、室堂の山小屋前で朝食を食べたワタクシ達は白山から下山する時間となりました


室堂から弥陀ヶ原を見下ろします。2本の登山道が見えますが、右側はワタクシ達が往路で登ってきた登山道で、
左側がこの日に下山していくのに利用する登山道なんです


この地図で青の矢印が下山に利用したルートですが、この後歩くのが星印をつけた部分です。
途中で往路に利用したルートに合流するのですが、この後弥陀ヶ原を歩くルートは「エコーライン」と呼ばれており、
往路と同じルートを使うよりも遠回りになります。しかし、「展望がいい」「花が多い」ということなので
下山にはこのルートを使うことにしたんです


弥陀ヶ原に下りてきました。ここからしばらくの間は、山の上とは思えないような平坦な道を歩くことになります


左奥に見える山が別山。手前に見える木はナナカマドの木なんです。9月も半ばになればナナカマドの葉は赤く色づきます。
ナナカマドやダケカンバが色づく秋山は、夏山とはまた全然違う風景を見せてくれるんですよ


ワタクシは弥陀ヶ原を歩きながら、「あぁ、俺は生きている。なんて幸せな光景を見ているんや」と感動していました。
まるで夢の中で素敵なプロムナード(散歩道)を歩いているかのような気分でした


人によって価値観は様々。美しいと思う風景も人によって違うのは当たり前ですね。
大海原の光景こそ最高だと思う人もいれば、大都市の夜景こそが一番美しい光景だと思う人もいることでしょう。
でも、ワタクシは山の上で見る景色が一番好きです。だからこれからも老体に鞭打って山に登りたいと思うのです


空ってこんなに青かったんや。空ってこんなにキレイやったんや…そんなことを思いながらワタクシは歩いていました。
井上陽水の「青空ひとりきり」なんて歌の歌詞が、頭に浮かんできたのでした


振り返るとこの日の早朝に登った白山の最高峰、御前峰を見ることが出来ました


ワタクシはあと何度登山が出来るのかわかりません。でも、願わくばもう一度あの山頂に立ってみたい。
そんな思いを抱きながら、ワタクシは歩いていくのでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/33605438


「好きな山はどこ?」と訊かれることがあります。これまでは鹿島槍ヶ岳、燕岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、八ヶ岳などの名前が
すぐに頭に思い浮かびました。これからはその中に、「白山」という名前も入ることになりそうです。
それほど今回の白山登山は、私にとって思い出深いものとなりました。



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素晴らしき朝-石川県白山市:白山

2024年08月30日 | 石川
Mt.Hakusan, Hakusan City, Ishikawa Pref.

さてさて、白山「お池めぐり」のコースは、高山植物が咲き乱れる素晴らしい散策路でした


この花は「ヨツバシオガマ」。これもワタクシが好きな高山植物の一つです


前日、白山に登ってくる登山道でもヨツバシオガマを見ることが出来たのですが、もう見頃を終えていたんですよ。
しかし、こちらの方は標高が高いからでしょうね。ちょうど見頃を迎えていました


お池めぐりの最後の池が千蛇ヶ池ですが、池の大半は雪渓に覆われていました。
雪渓の左端の方に人がいるので、雪渓の大きさがよくわかるかなと思います


室堂の山小屋が見えてきました。この後は山小屋に戻って朝食を食べ、そして下山というのがこの日の予定です


朝の日差しに包まれた「クルマユリ」です。花の大きさは5cm〜6cmくらいになるでしょうか。
この花は明るい陽光の中で見るのがいいなぁと思うんですよ


斜面に沿ってクルマユリの群落が広がっています。白山には一体どれくらいの種類の高山植物が生育しているのか、
どれだけの数の高山植物が咲いているのか想像がつかないくらいに花に彩られた美しい山です


大好きな「イワギキョウ」も朝の日差しを浴びて、嬉しそうに思えました。
「曇り」の予報が外れて見事な青空が広がり、数え切れない高山植物を眺めることができて、何と素晴らしい朝を過ごせたことでしょう。
やっぱり山はいいな、これからも山に登りたいな…そんなことを思わずにはいられません


山小屋に戻り朝食の準備です。この日の朝食は山小屋の食事ではなく、持参したインスタント食品です。
朝食を食べてペットボトルに水を詰め、さあ晴天の中を下山して行くとしましょうか。
天気予報は「午後は雨、または雷雨」ですので、早いうちに下山するのがいいですからね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/33605438


高山植物は「冬の積雪、平均気温の低さ」などの厳しい自然条件が、生育するために必要です。
ただ、これだけ気温が上昇してくると、高山植物の生育にも影響を与えるんじゃないかと心配してしまいます。
ま、今の暑さは高山植物がどうのこうのと言う前に、人間の生活に影響を与えていますがねぇ。



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百花繚乱-石川県白山市:白山

2024年08月29日 | 石川
Mt.Hakusan, Hakusan City, Ishikawa Pref.

さてさて、白山の御前峰から「お池めぐり」のルートを歩いてきたワタクシ達なのですが、
翠ヶ池のすぐ近くにある斜面には高山植物のお花畑が広がり、夢のような光景を見せてくれました


大好きな「チングルマ」の花が咲いていました。足下にチングルマを見つけたのですが、斜面の方を見上げてビックリしました


見事なチングルマの群落が広がっていました。白山は「花の山」としても有名ですが、今回実際に白山に登ってみて高山植物の種類の多さ、
そして、お花畑の美しさに感動しました。高山植物が好きな人には、是非とも登ってほしい山ですわ


この鮮やかなは花は「イワカガミ」です。名前の通り岩場に生育する花なんです


これは「アオノツガザクラ」という可愛い花です。花の大きさは1cm〜2cmくらいでしょうか


ここも斜面一面がアオノツガザクラの大群落なんです。もう感動するばかりです。
ワタクシ達以外の登山者も「綺麗やねぇ」「すごいなぁ」と感嘆の言葉をあげていました


この写真ではよくわかりにくいですが、この斜面が高山植物に覆われているんです。
高山植物の生育環境は冬季の積雪と平均気温の低さ、一日の最高気温と最低気温の温度差が大きいこと、風が強いこと、
貧弱な養分の土壌、陽射しが強く特に紫外線が多いことなど多くの点で植物の生育には厳しいことが多いんです。
そんな厳しい環境の中で生きてきたからこそ、その美しさが一層際立つように思えるのです


さらに歩いていくと「血の池」という池がありました。
血の池というからには、水の色、もしくは底の土の色が赤っぽいのかなとワタクシは思っていたのですが、
別にそんなことはなく、穏やかな表情の池でした


「お池めぐり」のルートはまだ続きます。高山植物に彩られた、素晴らしい散策路でありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/33605438


登山に欠かせない持ち物というのがあって、その中の代表的なものが地図とコンパスなんですよ。
ただ、今の若い人ってコンパス(磁石)はスマホの機能の中に入っていますし、
私も愛用していますが「yamap」なんてアプリを使えば地図を読む知識や技術が無くとも、
自分が地図上でどの位置にいるのかが一目瞭然なんです。本当に便利な時代になりました。
ただ、スマホのバッテリーが切れたりすることもあるので、地図は絶対に持っていくべきだと思うんですがねぇ。



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