よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ポルトガル旅行記:6日目(その11)ー「ポルトを満喫」:カイス ダ リベイラ・ポルト

2017年12月19日 | 海外旅行ーポルトガル
Cais da Ribeila, Porto, Portugal

さてさて、世界遺産であるポルトの街を朝から散策してきたワタクシ達なのですが、
ケーブルカーで急こう配を下ってホテルがあるカイス・ダ・リベイラへと戻って来ました


ドン・ルイス1世橋を渡って対岸に行ったのですが、その頃ワタクシ達は喉が渇いていたんですよ。
「ちょっと冷たいものでも飲みたいなぁ」と話していたのですが、目の前にバーがありました。
軽く食べるのもよかろうということで、お店の中に入ることにいたしました


あらあら、店内は60年代や70年代のロック、ポップスが流れていまして、
お店の壁にはその時代に発表された名盤のLPジャケットが飾られていました


ワタクシはビールを、家人は白ワインをオーダーしました。徐々に味覚がポルトガル化しているのかもしれませんね


ワタクシ達は「バカリャウのコロッケ」を注文しました。バカリャウというのは干しダラのことで、
ポルトガルでは国民食と言っていいぐらい、誰もが食べる食材なんですよ


この日、ワタクシ達はポルトの街を朝から散策し、街の雰囲気を満喫した気がします。
この街は観光名所を駆け足で巡るのはもったいないです。普通の路地裏であったり、市場であったり、
そういう場所が実に実に魅力的なんですよねぇ


よっちん氏もポルトの風景に、そして、美味しいビールに満足げなようですな


ワタクシ達はドン・ルイス一世橋を渡ってカイス・ダ・リベイラの方に戻ろうとすると、
若者たちが橋からドウロ川に飛び込んでいました。けっこうな高さですが、まあ、若者というのはこういうものでしょう


ポルトガルの空は青かった…その印象がワタクシには強く残っています。
地中海性の気候は夏の晴天率が高いと、中学校の社会科で習いましたが、現地に来るとそのことを実感します。
ワタクシは地理や歴史の授業が好きでしたが、旅行に行くと授業で学んだことを
実際に感じることが出来るのが楽しいんですよねぇ


そして、空気が乾燥しているので、ビールが美味いんですよねぇ。これは授業では習いませんでしたね

使用したカメラ:5~7枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


Seeing Is Believing…「百聞は一見に如かず」と言いますが、海外旅行に行くとこの言葉を実感します。
ヴァーチャルな経験は、私は何の経験でもないと思っています。
「見ざる、言わざる、聞かざる」ではなく、私は「見て、言って、聞いて」を実行していこうと思っています



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ポルトガル旅行記:6日目(その10)ー「トラムとケーブルカー」:ポルト

2017年12月18日 | 海外旅行ーポルトガル
Porto, Portugal

さてさて、ポルトで過ごす一日も、気がつけば午後1時を過ぎておりました


青空を背景にしたサント・イルデフォンソ教会(Igreja de Santo Ildefonso)の美しさは格別でした。
青い空、青いアズレージョ…この光景はワタクシの心に深く刻まれた気がします


サント・イルデフォンソ教会から東へ下る道には、トラムの列車が急坂を登って来ていました。
ポルトもかつては市内を路面電車がくまなく走る都市だったようですが、
やはりモータリゼーションの波を受けて、現在では3系統が走るのみとなっていました。
そして、ずいぶんと古びた車両がモーター音を響かせて走って来るんですよ


現在ではポルトの路面電車は市民の足というよりも、観光客向けに走らせているようですね。
それでも、かつての古い車両が今も街の中を走っている姿は素敵です。
ワタクシは大阪の下町を走る大好きな阪堺電車の姿を思い出しながら、
「頑張れ、路面電車!」と心の中でつぶやいたのでした


朝に登ったクレリゴス教会の鐘塔が見えます。どこから見ても絵になる建物ですが、
それというのも周囲に高層建造物が無いからでしょうね


ポルトにはリスボンと同じく、フニクラールと呼ばれるケーブルカーがありまして、
バターリャ広場からドウロ川方面に行った高台から、ドン・ルイス1世橋のたもとへと下り、高度差61mを結んでいます。
地下に下って車両が来るのを待ちますと、ずいぶんとモダンな車両がやって来ました


登りのケーブルカーとすれ違います。車両は小さくて、10人も乗れば満員でしょうかねぇ


登り車両とすれ違うと、目の前にドン・ルイス1世橋(Ponte Dom Luís I)の姿が見えます。
この素晴らしい光景に感動。そして、この急こう配にちょっと怖さを感じます。
たった三分間のケーブルカーの乗車時間ですが、なかなか楽しい時間でした


ワタクシ達はホテルに近いドン・ルイス1世橋へとやって来たのですが、
もちろんこのままホテルに戻るわけがありません。もう少し歩くとしましょうか

使用したカメラ:5枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


日本各地の路面電車が高度経済成長期に、片っ端から廃止されていったことを残念に思います。
自動車の普及に邪魔になるからだったのでしょうが、広島や長崎を見ていると、
いやヨーロッパの多くの都市を見ていると、路面戦車と自動車の共存は可能だったのじゃないかと感じるんです。
京都の町に市電が残っていたら、どんなに素敵だったろうと思わずにはいられません



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ポルトガル旅行記:6日目(その9)ー「青空とアズレージョ」:ポルト

2017年12月17日 | 海外旅行ーポルトガル
Porto, Portugal

さてさて、ポルトガル滞在6日目はポルトの街でゆっくり一日を過ごしているのですが、
こじんまりしたポルトの中心部は、歩いて散策するにはちょうどいいサイズの街でした


ワタクシ達はChocolatria Equador(ショコラタリア・エクアドル)というお店に行きました。
ショコラタリアというの「チョコレート屋」という意味で、家人のたっての願いでこのお店に行ったのです


さほど大きなお店ではないのですが、可愛いパッケージのチョコレートが並んでいます


どのチョコレートも美味しそうです。お土産に買うのもいいですし、自分たちで食べるのにもいいですね


ワタクシ達はサンタ・カタリーナ通り(Rua Santa Catarina)へとやって来ました。
この通りはポルト中心部のメインストリートというか、土産物屋や飲食店などが立ち並ぶ
大変賑わいのある通りなんですよ。ワタクシは特に欲しいと思うようなお土産は無かったのですが、
この通りで素晴らしい光景に出合いました。


この建物はアルマス聖堂(Capela das Almas)と言いまして、外壁を全てアズレージョで覆った礼拝堂です。
アルマス聖堂は他の教会と比較すると割と新しく、18世紀に建設が始められました。
内部はネオクラシック様式です。19世紀から20世紀に修繕・改築工事が行われて、今ある姿になったそうです


外壁に使用されているアズレージョはなんと15947枚、360mに及んでいます。
青空とアズレージョがなんと美しいのでしょう。ワタクシ、ショッピングはどうでもよくなりました


さらに通りを下って行くと、サント・イルデフォンソ教会(Igreja de Santo Ildefonso)がありました。
この教会は、元はサント・アリフォン礼拝堂とという建物でしたが、老朽化して崩壊の危険性が出たため、
1700年代の初めに再建。30年の歳月を費やして、新しい教会が建立たとのこと。
ファサードのアズレージョは、11000枚のタイルを用いています。
ワタクシはただただ、アズレージョの美しさに心を奪われていたのです


ワタクシ達の散策はまだまだ続きます。五十路半ばとはいえ、ワタクシ達は元気です


ショコラタリアで買ったチョコレートです。日本のチョコレートは世界的に見ても美味しいと思うのですが、
パッケージのデザインは外国の方が素敵ですよねぇ

使用したカメラ:5~8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


ポルトガルの旧植民地だったマカオに行った時、マカオにもたくさんのアズレージョがありました。
もちろんマカオのアズレージョも美しかったのですが、今回ほどの感動はありませんでした。
「何が違うんだろう?」と思ったのですが、マカオに滞在した時、滞在中はずっと曇天でした。
一度も青空を見ることが無かったんです。ポルトガルに来てわかりました。
アズレージョは青空のもとで、その美しさが一番引き立つのだと



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ポルトガル旅行記:6日目(その8)ー「ポルト市民の台所へ」:ボリャオン市場・ポルト

2017年12月16日 | 海外旅行ーポルトガル
Mercado do Bolhão, Porto, Portugal

さてさて、ワタクシは海外に(国内でもですが)旅行に行くと、その街の市場を訪ねるのが好きなんですよ。
その土地の食材を見て歩いたり、地元の人と会話を交わしたりしながら、活気ある市場を歩くのが楽しいんですよね。
そんなワタクシは、ポルトの歴史地区のの目抜き通りで、1日中様々なお客様で賑やかなサンタ・カタリーナ通りから
少し入ったところにあるボリャオン市場(Mercado do Bolhão)を訪ねました


このボリャオン市場は1839年から約180年も続いているという、長い歴史があります。
ポルト市営の市場ですから、日本でいう「公設市場」になるわけですな


ここではポルトガルのお土産を売っていました。土産物屋で売っている価格よりも、一割から二割は安いようです。
おまけに交渉次第で値段も引いてくれるようなので、土産はここで買うのがお得かもしれないですね


温暖で夏の晴天率が高い地中海性気候のポルトガルは、果物の生産が盛んです。
日本の果物のように形や色がいいわけではありませんが、どこで果物を食べても甘みが強くて美味しかったですよ


ポルトガルはオリーブの生産が盛んです。ちなみにポルトガルのオリーブの生産量は世界10位。
1位のスペインを筆頭に、10位まではすべて地中海沿岸の国ばかりです


料理に欠かすことが出来ないガーリックと鷹の爪。オリーブオイル、ガーリック、鷹の爪は
地中海沿岸諸国の料理には必須ですよね。ちなみにポルトガル語でニンニクは「アッホ(alho)」、
スペイン語では「アホ(ajo)」と言います


ポルトガルが面する大西洋で採れたばかりのタラ、イワシ、タコやイカなどの新鮮な魚介が並ぶ魚屋さんがたくさんありました。
この国の人は本当に魚介をよく食べます。今の日本の若い人よりも、よく食べるんじゃないかなぁ


ポルトの名産ワイン「ポルトワイン」のお店では、その場でグラスで飲むことも出来るようでした。
ちょっと一杯くらいなら飲んでもいいかなぁと思うワタクシでした


と思っていたら、いかにも酒好きそうなオッサンがワインを飲みにやって来ました。
まあ、ちょっとオシャレな立ち飲み屋といったところでしょうかね。
観光地では決して見ることの出来ない地元民の生活を感じながら、ワタクシは楽しい時間を過ごしました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


市場の活気はやっぱりアジアがすごいですね。喧騒、熱気、食材の匂いなどが入り混じった空間は
その国のむせ返るような体臭が漂うような気がしました。
ただ、商品をゆっくり見て回れるのは欧州の方かもしれませんね



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ポルトガル旅行記:6日目(その7)ー「老舗のカフェで過ごす時間」:Café Guarany(カフェ グァラニー)・ポルト

2017年12月15日 | 海外旅行ーポルトガル
“Café Guarany”, Porto, portugal

さてさて、ポルトの街をワタクシ達は朝から散策していたのですが、
クレリゴス教会の鐘塔から素晴らしい光景を見た後、さらに街の散策を続けました


青空市と言えばいいのでしょうか。通りの両側に屋台の店舗が出て、いろんな商品を売っていました。
お土産のようなものから、価値があるのかどうかわからない骨董品まで、様々な商品がありました


石畳の道は見た目には美しくていいのですが、歩いてみると微妙な凹凸があるんですよ。
この国を歩く時は、ハイヒールでは絶対に無理だと思いますよ


時刻は午前11時30分を回っていました。市庁舎に近いアリアードシュ通りにやって来たワタクシ達は、
Café Guarany(カフェ・グァラニー)というカフェに入ることにしました。
このお店は1933年創業の由緒あるカフェで、20世紀の芸術家、政治家、ジャーナリストが多く通った場所と言われています。
今では音楽家の集まるカフェとして有名で、週末には様々なジャンルのライブを楽しむことが出来るそうです


壁にはユニークな大きい絵画が飾られていますが、これは南アメリカの先住民「グァラニー族」を描いたものなんです。
お店の名前にグァラニーという名前を付けたことは、かつてのポルトガルの植民地であり
世界一のコーヒー豆産地であるブラジルとの強い結びつきが感じられますね


メニューにはポルトガル語はもちろん、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語のものがありました。
英語のメニューがあるというのは、旅行者にはありがたいですね


12時前にランチを食べるような人は、ポルトガルにはほぼいないようです。
この時間帯はコーヒーなどを飲む人だけで、ほとんどの人は店の外のオープンカフェでコーヒーを楽しんでいました


家人は「コーヒー」「マフィン」を注文しました。ポルトガルは旧植民地だったブラジルから
良質のコーヒー豆を輸入することが出来たので、コーヒーを飲む文化が普及しています。
「コーヒー」と注文して出てくるのは、濃厚なエスプレッソなんですよ


ワタクシは「ビール」「ハムとチーズのクロワッサン」を注文したのですが、ワタクシ達が知っているクロワッサンとは
ずいぶんと違うクロワッサンが出てきました。タマゴがたっぷり入ったホットサンドという感じですね。
ただ、味の方は十分美味しかったので、さすがに老舗のカフェだなぁと思いました

Café Guarany…Avenida dos Aliados, 85/89 4000-066 Porto, Portugal

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


チェコに行った時もそうでしたし、ここポルトガルでもコーヒーのメニューが豊富ですし、
本当にコーヒーを飲む人の姿をよく見かけます。
一方、カフェに紅茶のメニューはほとんど無く、紅茶を飲む人を全く見かけませんでした。
紅茶は英国の文化であって、大陸とは全く違うのですね



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