よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ポルトガル旅行記:6日目(その6)ー「鐘塔の上から」:クレリゴス教会・ポルト

2017年12月14日 | 海外旅行ーポルトガル
Igreja dos Clérigos, Porto, Portugal

さてさて、ポルトガル滞在6日目、ポルトの街を散策するワタクシ達は、ポルト大聖堂から北に向かうと、
15分ほどでリベルダーデ広場(Praca da Liberdade)にやって来ました


この広場の周りには多くのホテルがあり、カフェなどもたくさんあって多くの人で賑わっています。
広場に立っている銅像はドン・ペドロ4世の像だと書かれたありました。
ドン・ペドロ4世なんて誰なのかも知らないのですが、調べてみるとポルトガル国王にして
初代のブラジル皇帝だった人物でした。ブラジルはポルトガルの植民地でしたよね


向こうに見える重厚な建造物は、ポルトの市庁舎なんですよ。歴史を感じますねぇ


広場から西に向かって10分ほど歩くと、クレリゴス教会(Igreja dos Clérigos)に着きました。
教会は、18世紀にポルトガル北部で優れた作品を残したイタリア人芸術家ニッコロ・ナッソーニが、
クレリゴスの修道士らの依頼で建てたものだそうです


この教会で目を惹くのが天に聳える鐘塔です。塔の高さは75.6mあって、ポルトのどこからでも見ることが出来ます。
ポルトの象徴ともいうべきクレリゴスの塔には登ることが出来るんですよ


大理石の礼拝堂は重厚な雰囲気がありました。歴史の重みを感じます


それでは塔を登るとしましょうか。ワタクシは225段の階段を上るのは別に大したこと無かったのですが、
なにせ階段がすごく狭いので、下りてくる人とすれ違うのが大変なんですよ。
特に大柄な欧米人が下りてくると、すれ違うのに難儀しました。
ですので、予想以上に上に登って行くのに時間がかかってしまいました


とはいえ、塔の上から見る世界遺産のポルトの街は素晴らしかった。
右上の方にポルト大聖堂が見えていますね。統一された赤茶色の屋根が、実に美しいです


見えている川がドウロ川です。ワタクシ達のホテルは、あの川の河畔にあるんですよね。
吹き抜ける風が心地いいのですが、高いところが苦手な人はちょっと長居するのは難しいかもしれません

使用したカメラ:4枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


街の中に高層建造物が無いので、この教会の鐘塔が実に美しく見えるんですよ。
そうえいば、プラハの街も高層建造物が無いために、教会の尖塔がすごく美しく見えました。
都市景観に関しては、ヨーロッパの人の意識がとても高いということがわかりますね



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ポルトガル旅行記:6日目(その5)ー「宗教」:ポルト大聖堂・ポルト

2017年12月13日 | 海外旅行ーポルトガル
Sé do Porto, Porto, Portugal

さてさて、ポルト大聖堂(Sé do Porto)を訪れたワタクシ達は、美しい回廊を歩いた後は
大聖堂を訪ねることにいたしました。ここがまた素晴らしかったんですよ


厳粛な雰囲気というか、張り詰めた空気が大聖堂の中に漂っています。
ワタクシはキリスト教信者ではありませんが、身が引き締まる思いがします


これだけの装飾を作るのに、何人の職人さんが必要だったのかなぁ。
どれだけの年月がかかったのかなぁ。いくら費用を使ったのかなぁ。
そういうことを、ついつい考えてしまうワタクシです


敬虔なカトリックの国であるポルトガルは、どこの教会や礼拝堂に行っても、多くの人々が熱心に祈りを捧げていました。
宗教というものが、人々の生活に密接に結びついているんだなぁと感じます


ワタクシは仏教徒だといっても、特別に信心深いわけではありません。
ただ、お寺さんの話を聞いたりすると、本当に教えられることが多いです


我が家に来てくれるお寺さんは(まあ、お寺さんの大半はそうでしょうが)本当に人徳のある人で、
法事の時に話を聞いているだけで、何か心に残るものがあるんですよねぇ


それは「宗教」というものとはちょっと違うのかもしれませんが、
ワタクシにとっては心が救われる思いを何度もさせていただきました


今、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めると宣言したことで、
また聖地エルサレム(キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の三つの宗教の聖地です)は、
大きな混乱に陥ることでしょう。このことをきっかけに中東和平が根底から覆り、
またアラブ諸国とイスラエル、さらには米国との対立が激化しないことを願うばかりです


大聖堂を出てくると、大道芸人が美しい音色のトランペットを奏でていました。
どこか哀愁を帯びたトランペットの音色は、美しいポルトの街に似合っていたのです

使用したカメラ:1,6枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


先日、12月8日はジョン・レノンの37度目の命日でした。
彼が「イマジン」で歌ったような、国家や宗教によって人々が対立することなく、
誰もが平和で暮らせる日を夢見ることは、叶わない夢で終わるのかなぁ



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ポルトガル旅行記:6日目(その4)ー「回廊の美」:ポルト大聖堂・ポルト

2017年12月12日 | 海外旅行ーポルトガル
Sé do Porto, Porto, Portugal

さてさて、ポルトガル滞在6日目、ポルトの街で朝を迎えたワタクシ達ですが、
まずはポルト大聖堂(Sé do Porto)へとやって来ました。
ワタクシ、大聖堂は英語で「Cathedral」というので、ポルトガルでも「カテドラル」「カセドラル」というような
言葉なんだろうなぁと思っていたのですが、ポルトガル語では「Sé」なんですね。
発音すれば「セ」だけですから、なんだか変な感じがしました


ポルト大聖堂はポルト市内で最も古い建造物で、現在の大聖堂は13世紀に完成したものだそうです。
日本で言うと鎌倉時代の建造物だということですね。
入口で入場券を買って中に入ると、まずは回廊の方から見学することになっていました


このゴシック様式の回廊が素晴らしい。壁面が見事なアズレージョで装飾されているんですよ


ワタクシはカトリックの教えに関しては門外漢ですが、絵を眺めているとどうやら聖母マリアの生涯を描いているようでした。
これだけ精密なアズレージョ(彩色したタイル)を作るのって、どれだけの労力が必要なのでしょうね


回廊に面して、小さな部屋があったのですが、この中がまたまた素晴らしいのです


一つ一つの装飾が本当に精密で、膨大な時間をかけて作ったんだなぁということわかります。
ワタクシのような者ですら、身が引き締まるような思いがするのですから、
敬虔なキリスト教徒にとっては、聖なる力を全身で感じることになるのでしょうね


ただ、残念なことに宗教に端を発した殺戮、紛争、戦争は歴史上何度も繰り返されてきました。
願わくば、もう二度と宗教が要因となるような戦争が、この世から無くなることを願います。
というか、要因が何であっても、戦争があってはならないとうことは誰もが願うはずなんですよね


ポルトガルでは教会、聖堂、礼拝堂などで、熱心に祈りをささげる人たちをたくさん見ました。
一応仏教徒とはいえ、信心深くないワタクシなどは、一心不乱に祈りをささげる人たちを見ると、
自らの不信心な姿を、少し恥ずかしく思うのでありました


それにしても素晴らしい回廊でした。今でも回廊に足を踏み入れた時の感動を忘れません

使用したカメラ:1,2,4,6枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


日本ではお寺などに行っても、建物内の撮影が禁止されている場所がけっこうありますが、
外国の教会などに行くと撮影が禁止だったという経験が記憶にありません。
仏像や絵画などはともかく、室内の撮影は認めてほしいと思うのですがねえ



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ポルトガル旅行記:6日目(その3)ー「路地裏を抜けて」:ポルト

2017年12月11日 | 海外旅行ーポルトガル
Porto, Portugal

さてさて、ポルトの街で朝を迎えたワタクシ達ですが、ホテルの朝食の時間となりました


朝食は8時からなのですが、8時に食堂に行くとワタクシ達以外は誰もいませんでした。
せっかちな日本人、ゆったりと過ごす欧米人…その違いがよくわかりますな


ワタクシ達などは「8時から朝食かぁ。もうちょっと早い時間からにしてくらたらいいのになぁ」などと言っていたのですが、
そんなに早い時間に朝食を食べる人なんていないのでしょうね


食事を食べながらポルトの地図を見て、この日のおおよその移動ルートを頭に入れます。
仕事のことはなかなか頭に入らないのですが、旅先の地図はすぐに頭に入るのです。
食事も終わり、ワタクシ達は必要な荷物(といってもワタクシの場合はカメラ、レンズがほとんどですが)を持ち、
ホテルの外に出て歩いて行くことにいたしました


ポルトは坂道が多く、道路も曲がりくねった道が多いんですよ。
ですので、道に迷いやすいかなぁとも思うのですが、今ではスマホの地図アプリで自分の場所を確認できます。
これでは外国であっても、道に迷うことはありませんねえ


こんな路地裏を歩いて行きます。特に危険や不安を感じるようなこともありません。
洗濯物がぶら下がるような生活感あふれる路地裏を歩くのが、ワタクシは大好きなんですよ


そして、ちょっと小高い丘の上に向かってワタクシ達は歩いて行きました


遠くに見える高い塔は、クレリゴス教会の鐘塔で高さは75mあるんです。クレリゴス教会には、またこの後行くんですよ。
こうしてちょっと小高い場所に来ると、街の全体像を眺めることが出来るのでいいですね


そして、小高い丘の上にはワタクシ達の最初の目的地であるポルト大聖堂があるんです。
この大聖堂が実に実に素晴らしかったんですよ。ではでは、大聖堂の中に入るとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


今年も残すところあと20日ですねぇ。街を歩くとクリスマスムードが高まって来ているのがよくわかります。
ポルトガルは人口の90%以上が敬虔なカトリック信者の国ですから、クリスマスは派手にお祝いをするというよりも、
家族と一緒に静かに過ごすのだと聞きました。一度でいいからクリスマスの日に、キリスト教国を旅してみたいです



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ポルトガル旅行記:6日目(その2)ー「清々しい朝」:カイス ダ リベイラ・ポルト

2017年12月10日 | 海外旅行ーポルトガル
Cais da Ribeila, Porto, Portugal

さてさて、ポルトガル滞在6日目、ワタクシは早朝から朝のポルトの街を撮影しようと、
ドウロ川に沿ったカイス・ダ・リベイラ地区を歩いておりました


ポルトは海に面した港町です。ですので、ウミネコがいるんですね。
このあたりだと観光客が落とした残飯が、いいエサになるのでしょうね


ドン・ルイス一世橋の上を、始発のトラムが走って行きました。
一日が始まろうとするこの時間帯が、ワタクシは好きなんですよねぇ


この日の朝は曇っていました。とはいえ、陽が昇って来るにつれて雲が消えていきました。
夏のポルトガルは空気が乾燥し、湿度が低いので朝晩はとても過ごしやすいんですよ


そうそう、先日サッカーワールドカップの予選グループの抽選が行われましたね。
まさかまさかでしたが、スペインとポルトガルが同じグループになり、初戦で対戦することになりました。
ともにサッカー大国ですし、隣国同士の戦いですから盛り上がるでしょうねぇ


今年は欧州チャンピオンズリーグに、ポルトガルからはリスボンのSLベンフィカ、スポルディングCP、
ポルトのFCポルトと3チームが出場しているので、ポルトガルのサッカーファンは大いに楽しみにしているようでした


そろそろ朝食の時間が近づいてきましたので、ホテルに戻るとしましょうかね。
遅くなると家人も心配するでしょうしねぇ


部屋に戻ってベランダの外を見ると、隣のビルにウミネコがいました。
ワタクシは鳥の生態には詳しくないのですが、ウミネコって群れを作らずに単独で行動するんですかね


ではでは、朝食を食べに行って、今日も一日をフルに活動するとしましょうか

使用したカメラ:7,8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


朝早くから行動すると、一日をたっぷり使うことが出来るので、得した気分になるんですよ。
高級ホテルなどに宿泊する人は、ホテルでゆったりと時間を過ごすのも楽しいのでしょうが、
私は高級ホテルに泊まることはありませんので、ホテルでゆっくり過ごすことがありません



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