よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ポルトガル旅行記:5日目(その10)-「そこはもう大西洋」:ドウロ川・ポルト

2017年11月10日 | 海外旅行ーポルトガル
O Douro, Porto, Portugal

さてさて、ポルトを流れるドウロ川(O Douro)のクルーズを楽しむワタクシ達ですが、
クルーズ船はドウロ川の河口を目指して下流へと向かって行きました


ドウロ川にはいろんな会社のクルーズ船が行き来していました。
ワタクシが見る限りでは価格も統一して13€だったように思います


ドウロ川の一番下流にあるアラビダ橋(Ponte da Arrabida)が見えてきました。
この橋は新しい鉄筋コンクリートの橋なのですが、やっぱりドン・ルイス一世橋のような鉄の橋と比べると、
魅力に欠けるというか、素っ気ない感じがしますねぇ


ドウロ川の河口にやって来ました。クルーズ船はここでUターンするのですが、すぐ向こう側は大西洋なんですよねぇ。
日本で暮らすワタクシ達には太平洋は身近な海ですが、大西洋というのは遠い存在ですね。
大西洋は英語でAtlantic Ocean、つまり「アトラスの大洋」という意味ですが、
これがどうして「大西洋」と訳されたのかというと、ギリシャ神話の神の名前では日本人になじみがない。
そこで、ヨーロッパ大陸の西側にある大きな海の意味で「大西洋」と訳したそうです


船は再びドン・ルイス一世橋が見えるカイス・ダ・リベイラの方に戻って来ました


ポルト歴史地区の町並みが本当に美しのですが、大きなクレーンのようなものがけっこう見えると思います。
翌日、ポルトの街を歩いていると古い建物を修復する工事があちこちで行われていたんですよ


かくして約1時間のクルーズは終わりました。実に楽しい時間でありました。
時刻は4時半になりましたので、ホテルのチェックインが出来る時間になっています。
ワタクシ達はこの日のホテルに行って、チェックインをすませることにいたしました


ホテルの外観はレトロな感じですが、中は現代風に改装されてありました。
ただ、三ツ星ホテルなので部屋はさほど広くなく、まあ、こんなものかなぁという感じでした


ただし、部屋のベランダからの眺めが素晴らしいのです。このホテルを選んだのは、この眺めがあるからなんですよ。
この眺めを楽しむことが出来るだけで、このホテルを選択してよかったと感じました。
家人は朝からけっこう歩いたので疲れもあるみたいで、ちょっと部屋で休憩したいとのこと。
ワタクシはその時間も惜しんで、ホテルの周辺を歩くことにいたしました

使用したカメラ:3,6枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


海外旅行でホテルを選ぶのも、booking.comとかtrivagoとかtrip adoviserなどで簡単に検索でき、
値段も安く予約することが出来るようになりました。これは本当にありがたいです。
外国に行くと思うのですが、アジア諸国などと比較しても日本のネット環境はかなり悪いです。
まずはスマホの利用料金を、諸外国並みに安くしてほしいものです



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ポルトガル旅行記:5日目(その9)-「クルーズを楽しむ」:ドウロ川・ポルト

2017年11月09日 | 海外旅行ーポルトガル
O Douro, Porto, Portugal

さてさて、ポルトの街を訪ね、その美しさに心を奪われたワタクシ達ですが、
ポルトの街を流れるドウロ川(O Douro)ではたくさんの人たちがクルーズを楽しんでいました。
ワタクシ達もクルーズを楽しむことにしたんですよ


ポルトガルに来るにあたり、大阪の関空からドバイへ、そしてドバイからリスボンへと飛行機に乗ったのですが、
ドバイからの飛行機でワタクシの隣に座った女性は、マレーシアで暮らす妹さんの家に遊びに行って、
その帰路の飛行機に乗っているポルトガル人の女性でした。彼女からポルトガルのことを教えてもらったりしていたのですが、
「ポルトに行くの?ポルトはいい町よ。ぜひともクルーズ船に乗って、船の上からポルトの街を見てね。
私はリスボンも好きだけど、ポルトはもっと好き」と言われていたので、クルーズを楽しみにしていたんです


クルーズ船が出航しました。川の上から見るドン・ルイス一世橋もいいですねぇ


ドウロ川のクルーズには二種類ありまして、一つは葡萄畑が広がる上流部まで一日かけて渓谷を往くツアー。
もう一つはポルト周辺を1時間ほどかけて行くお手軽なクルーズで、ワタクシ達はこのクルーズに乗りました


ドン・ルイス一世橋によく似ていますが、この橋は二層になっておりません。
美しい鉄のアーチを持つこの橋は、マリア・ピア橋(Ponte Maria Pia)と言いまして、
エッフェル塔の設計者であるギュスターヴ・エッフェルが設計を担当し1877年に建設されました。
上流に向かって進んでいったクルーズ船は、マリア・ピア橋を越えたあたりでUターンして下流に向かいます


こちらはドン・ルイス一世橋ですが、ギュスターヴ・エッフェルが設計したマリア・ピア橋と
エッフェルの弟子であるテオフィロ・セイリグが設計したドン・ルイス一世橋はよく似ていますね。
ちなみにマリア・ピアというのはルイス一世王の王妃の名前だそうです


ドウロ川はスペインに源流を持ち、ポルトで大西洋にそそぐ全長897kmの川なんです。
日本で一番長い信濃川で367kmですから、日本の感覚からすると大河ですよねぇ


ワタクシはクルーズ船の先端部に座ることが出来、川面からの景色を満喫することが出来ました。


船上はこの賑わいです。でも、大きな声をあげる人もおらず、和気あいあいとした雰囲気でした。
クルーズはこの後も続きます。この後は河口に向かって行くんですよ

使用したカメラ:1,3枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


ポルトはポルトガル第二の都市とはいっても、人口は約26万人というこじんまりした都市です。
(ポルト都市圏では160万人になるようですが)
見どころがコンパクトに集中しているので、散策や観光には便利な街だなぁと思いました



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ポルトガル旅行記:5日目(その8)-「ひねもすのたりのたりかな」:カイス ダ リベイラ・ポルト

2017年11月08日 | 海外旅行ーポルトガル
Cais da Ribeila, Porto, Portugal

さてさて、ロープウェイから下りたワタクシ達は、再びドウロ川の川沿いを歩いて行くことにいたしました


ワタクシ達日本人観光客は、とにかく時間が許す限りあちらこちらを歩き回り、少しでも多くの場所を見て回ろうとします。
まあ、ワタクシなどはその典型的なタイプでしょうね。
しかし、欧米の観光客は休暇が長いというのもあるのでしょう。のんびりと時間を過ごしている人をよく見かけます。
この人たちもドウロ川を眺めながら、何をするでもなく長い時間をこの場所で過ごしているようでした。
思わずワタクシが大好きな与謝蕪村の「春の海 ひねもす のたりのたりかな」という句を連想しました。
この場合は、「夏の川 ひねもす のたりのたりかな」になるのでしょうね


ドウロ川の左岸、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアには約60軒のポルトワインセラーが集まっています。
その中でも特に有名なのが、黒マント姿のラベルが目印のサンデマンというワイナリーです。
川沿いの大きなワイナリーでは多くの観光客を受け入れ、製造過程の見学や試飲ができるようになっているんですよ


ワタクシ達は再びドン・ルイス一世橋を渡って行きました


午後の日差しを浴びて、カイス・ダ・リベイラ(Cais da Ribeila)は一層輝いて見えました。
多くの観光客で賑わうこのエリアでは、様々な言語が周囲から聞こえてきます。
といっても、すべての言語が判別できるほどの語学力があるわけではありません。
ただ、印象としてはフランス語やドイツ語がよく聞こえてくるような気がしました


家人と「ずいぶん歩いたな」「ちょっと冷たいものが欲しいね」などと話をしていると、
「gelato」と書かれた文字があったので、この小さなお店でジェラートをいただくことにしました。
お店の名前は「Sincelo」というようなのですが、どんな意味なのかなぁと思って調べると
「氷柱」「つらら」という意味でした。ちょっと寒すぎる気がします


ワタクシは「ストロベリー」を、家人は「カフェ・モカ」をいただくことにしました


ドウロ川を眺めながら、オープンカフェでいただくジェラートはいいものですね


なにせ目の前には、こんな景色が広がっているんですよ。「来てよかったね」「うん、ポルトは最高やわ」と
ワタクシ達は言葉を交わしながら、この光景を眺めていました。
気温は28℃。空気が乾燥しているし、川から吹いてくる風が心地いいので暑さをさほど感じません


ではでは、そろそろ予約していたドウロ川クルーズの時間が近づいてきましたので、乗り場に向かいましょうかね

使用したカメラ:1,2,3,8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


スマホの普及で海外旅行に行ってもずいぶん便利になりました。なにせ一番は地図アプリを使えば、
自分のいる場所が瞬時で地図で確認できることでしょう。これで道に迷うことはまずあり得ません。
鉄道などの時刻表も確認できるし、簡単な翻訳ソフトですぐに言葉を調べることも出来ます。
便利な時代になったものだなぁと、つくづく思いますね



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ポルトガル旅行記:5日目(その7)-「魔女の宅急便」:セラ ド ピラール修道院・ポルト

2017年11月07日 | 海外旅行ーポルトガル
Mosteiro da Serra do Pilar, Porto, Portugal

さてさて、ロープウェイに乗ってドン・ルイス一世橋の上までやって来たワタクシ達ですが、
さらに小高い丘を登って行くとセラ・ド・ピラール修道院(Mosteiro da Serra do Pilar)があるんです


16世紀に創建されたセラ・ド・ピラール修道院は、円形の形をした独特な造りとなっています。
19世紀に入ると修道院は、要塞としての役割を担うようになり、20世紀には、軍の兵舎として使用されることもあったそうです。
セラ・ド・ピラール修道院は、現役の修道院であるため、施設の1部のみしか公開されていません。
そのため、観光客があまり訪れることがないんですよ。でも、ワタクシはどうしてもこの場所に来たかったのです


セラ・ド・ピラール修道院最大の魅力が、ポルト歴史地区ならびにドン・ルイス1世橋を見渡せる
最高の絶景ポイントということなんです。いやぁ、これは素晴らしい以外の言葉を思いつきません


ちょうどドン・ルイス一世橋の上で、メトロの車両がすれ違う瞬間を撮ることが出来ました。
高い橋の上ですが、けっこうたくさんの人が歩いていますねぇ


ポルトの世界遺産は正式には「ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」と言いますが、
ワタクシはまさにセラ・ド・ピラール修道院の敷地に立ち、ドン・ルイス一世橋とポルト歴史地区の街並みを
一望のもとにしていたわけです。なんと素晴らしい時間だったことでしょう


ところで、ワタクシはジブリ映画というのをさほど熱心に見たことがあるわけではないので、詳しくは知らないのですが
「魔女の宅急便」という映画で、主人公の女の子が箒にまたがって空を飛ぶときに、背景に広がる町並みのモデルが
このポルトの街だと言われているそうなんですよ。ワタクシにはよくわからないのですが、どうなのでしょうね


どこまでも青く、そこまでも澄みきったポルトガルの空。
私はこれからポルトガルのことを思い出す時、常にこの青い空のことを思い出すことでしょう


ワタクシ達はロープウェイに乗ってヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアに戻ることにいたしました。
正面奥に見えているのがセラ・ド・ピラール修道院です。足下にはワイナリーの倉庫が立ち並んでいます


帰りのロープウェイはワタクシと家人だけだったので、立ち上がって窓の隙間から写真を撮ることが出来ました。
どこまでもどこまでも美しい、ポルトの街ですねぇ

使用したカメラ:4~6枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


8月のポルトガルは晴天率が高く、平均して月間に雨が降る日は4~5日だけなんですよ。
とはいえ、滞在していた8日間に、一滴の雨にも降られなかったのはありがたかったです。
雨具は持って行きましたが、無駄に終わる方が嬉しいですね



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ポルトガル旅行記:5日目(その6)-「5分間の空中散歩」:ヴィラ ノヴァ デ ガイア・ポルト

2017年11月06日 | 海外旅行ーポルトガル
Vila Nova de Gaia, Porto, Portugal

さてさて、ドウロ川を挟んでポルトの対岸であるヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアにやって来たワタクシ達ですが、
ドウロ川に沿ったポルトの美しい景観を、高い位置から眺めようと思い、ロープウェーに乗ることにいたしました


ここのロープウェイは8人乗りのキャビンでした。スキー場にあるゴンドラリフトと同じですね。
往復で9€(約1200円)。ポルトガルは公共交通機関、飲食費などは安いなぁと思うのですが、
観光客が利用する施設は入場料などもけっこう高い気がします。
観光客からはお金を取ってやれ…というのは、観光国では当然の発想でしょうがね


このロープウェイは2011年に運行を始めたということですから、歴史は浅いのですね。
ワタクシ達以外に同乗者が2人いますので、あまり好き勝手に写真を撮ることは出来ませんな


5分間の空中散歩を楽しみ、ロープウェイから下車しました。
そして、階段を上に上がって外に出てみると、この光景が広がっていたんですよ。
この光景を見て歓声をあげない人がいるでしょうか。感動しない人がいるでしょうか。
ワタクシはこの光景にしばしの間、言葉が出ないほど感動しておりました。
そうそう、手前のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側には赤茶色の大きな屋根がたくさん見えると思いますが、
これらはすべてワイナリーの倉庫なんです。いわゆる「ポルトワイン」のワイナリーですな


下から見上げるドン・ルイス一世橋も素晴らしかったのですが、このアングルで見る橋もまた魅力的です


鉄筋コンクリート製の橋を見ても、「美しい」とか「魅力的」だとかは思いませんが、
鉄やレンガで造られた橋を見ると美しいなぁと思うんですよね。
この橋が世界遺産に選定されていることも、周囲の景観と合わせて当然かなぁと思います


橋の上をカラフルなトラムがやって来ました。それでは橋の上に行くとしましょうか


二層になったドン・ルイス一世橋の上層部はトラムと歩行者の専用になっています。
かつては自動車が走っていたのですが、自動車用の橋が少し上流部に造られて現在はトラムと歩行者専用なんですよ。
ただ、高いところが苦手な人には、ここを歩くのはけっこう怖い気がします


実はワタクシも登山が好きなくせに、橋の上を歩くのはけっこう苦手なんです

使用したカメラ:1,8枚目はFUJIFILM X-pro2、他はFUJIFILM X-T1


ポルトガルを旅していて感じたことは、とにかく空気が乾燥しているので
気温が高くても汗が流れてこないし、日陰に入ると涼しいんですよねぇ。
逆に考えると、ヨーロッパから日本の高温多湿な夏にやって来た人たちは
私達の想像以上に、すごく蒸し暑く感じているのでしょうね




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