さてさて、京都府の伊根町にやって来たワタクシは、舟屋が立ち並ぶ漁師町を歩きました。
漁師町を歩けば、どの漁港でもそうでしょうが、生活と海が密着してることを感じます。
とりわけここ伊根の町は、200軒を越える舟屋が立ち並んでいるからでしょう。
本当に海と人々の暮らしが密接であることを実感します。
伊根湾を取り囲むように道路が作られ、道を歩けば家と家の隙間から海が見えます。
狭い路地に無造作に置かれたものを見ても、ここが漁港であることを実感します。
町を歩いていると、民宿を経営しているおじいさんと話をすることが出来ました。
「どこから来たんや」「大阪からです」
「どこの宿に泊まったの?」「いえ、今日大阪から来たんです」
「えぇ、何時に大阪を出た?」「3時半です」
「あっはっは、そりゃぁ元気でええなぁ」「いえいえ、もう歳ですよ」
「ここはなーんにもないところやろぉ」「いえ、ここの舟屋の風景が好きで何度か来てるんです」
「そうかいなぁ。最近はカメラ持って写真を撮る人が増えたなぁ」「そうなんですか」
「あぁ、せやけど宿に泊まる人は年々減ってるわ」「へぇ、観光客が増えてるような気がしますけど」
「いやいや、テレビで『ええにょぼ』やってた時あったやろ、あの時が一番多かったわ」
そういえばNHKの朝ドラでそんなドラマがありました。ワタクシがおじいさんとしゃべっていた場所でも
ロケがあったそうです。
「もうあのドラマも20年ほど前やしなぁ」「坂東英二とか出てたやつですよねぇ」
「坂東英二も出てたけど板東英二はどうでもええねん。香山美子がきれいでなぁ、びっくりしたわ」
どうやらおじいさんには香山美子さんの美しさが際立って印象に残っているようでした。
「最近は漁師も減ってきてなぁ。跡継ぎがおらんねん」「やっぱりそうなんですか。若い人が減ってるんですね」
「減ってる減ってる。漁に出てるんは年寄りばっかりやで」「日本中どこに行っても同じことを聞きますよ」
過疎化、高齢化、少子化…ここも同じ課題を抱えています。
「今日は写真撮ったら帰るんか?」「はい。この後舞鶴に行ってから帰るんです」
「そうかぁ。今度はゆっくりと美味しい魚食べて泊まっていきや。」「ええ、冬のブリとかいいですよね」
「泊まるときはうちに来てや。」「はい、必ず…」
今度、伊根に泊まるときはおじいさんの民宿に泊まろう。
海に育まれ、海とともに暮らしてきた伊根の町。そんな伊根も、今と同じ光景が数十年後に残っているのでしょうか。
そんな不安を感じずにはいられませんでした。
使用したカメラ:Canon EOS7D
民宿を経営するおじいさんとの会話で驚いたことがありました。
ここ数年、若い人たちのグループが泊まりに来ても「素泊まり」を希望するグループが増えたそうです。
費用を安くあげるためなのでしょうが、「伊根に来て魚を食べへんでどないするねん」と思いました。
しかも、素泊まりする人たちはコンビニやスーパーで買ってきた弁当やパンを食べているそうです。
目の前に新鮮な魚介類があるのになぁ…
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漁師町を歩けば、どの漁港でもそうでしょうが、生活と海が密着してることを感じます。
とりわけここ伊根の町は、200軒を越える舟屋が立ち並んでいるからでしょう。
本当に海と人々の暮らしが密接であることを実感します。
伊根湾を取り囲むように道路が作られ、道を歩けば家と家の隙間から海が見えます。
狭い路地に無造作に置かれたものを見ても、ここが漁港であることを実感します。
町を歩いていると、民宿を経営しているおじいさんと話をすることが出来ました。
「どこから来たんや」「大阪からです」
「どこの宿に泊まったの?」「いえ、今日大阪から来たんです」
「えぇ、何時に大阪を出た?」「3時半です」
「あっはっは、そりゃぁ元気でええなぁ」「いえいえ、もう歳ですよ」
「ここはなーんにもないところやろぉ」「いえ、ここの舟屋の風景が好きで何度か来てるんです」
「そうかいなぁ。最近はカメラ持って写真を撮る人が増えたなぁ」「そうなんですか」
「あぁ、せやけど宿に泊まる人は年々減ってるわ」「へぇ、観光客が増えてるような気がしますけど」
「いやいや、テレビで『ええにょぼ』やってた時あったやろ、あの時が一番多かったわ」
そういえばNHKの朝ドラでそんなドラマがありました。ワタクシがおじいさんとしゃべっていた場所でも
ロケがあったそうです。
「もうあのドラマも20年ほど前やしなぁ」「坂東英二とか出てたやつですよねぇ」
「坂東英二も出てたけど板東英二はどうでもええねん。香山美子がきれいでなぁ、びっくりしたわ」
どうやらおじいさんには香山美子さんの美しさが際立って印象に残っているようでした。
「最近は漁師も減ってきてなぁ。跡継ぎがおらんねん」「やっぱりそうなんですか。若い人が減ってるんですね」
「減ってる減ってる。漁に出てるんは年寄りばっかりやで」「日本中どこに行っても同じことを聞きますよ」
過疎化、高齢化、少子化…ここも同じ課題を抱えています。
「今日は写真撮ったら帰るんか?」「はい。この後舞鶴に行ってから帰るんです」
「そうかぁ。今度はゆっくりと美味しい魚食べて泊まっていきや。」「ええ、冬のブリとかいいですよね」
「泊まるときはうちに来てや。」「はい、必ず…」
今度、伊根に泊まるときはおじいさんの民宿に泊まろう。
海に育まれ、海とともに暮らしてきた伊根の町。そんな伊根も、今と同じ光景が数十年後に残っているのでしょうか。
そんな不安を感じずにはいられませんでした。
使用したカメラ:Canon EOS7D
民宿を経営するおじいさんとの会話で驚いたことがありました。
ここ数年、若い人たちのグループが泊まりに来ても「素泊まり」を希望するグループが増えたそうです。
費用を安くあげるためなのでしょうが、「伊根に来て魚を食べへんでどないするねん」と思いました。
しかも、素泊まりする人たちはコンビニやスーパーで買ってきた弁当やパンを食べているそうです。
目の前に新鮮な魚介類があるのになぁ…
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おじさんとの会話、ほっこりとした気分で読ませていただきました。
どこでも後継者不足が深刻なんですね。
この伝統、守ってくれる人いないのかな。
潮の匂いがするような気がします。
いかにも漁港の町ですね・・・
そばの花は通常秋です・・・
こんなに早く作付けしたのか?
秋、そばをUPしますね・・・
ランキングに応援 ☆
NHKの朝ドラ…観てました。
風情のある景色と
そこに住む方との触れ合い
ステキですね。
応援☆~
でも、またいく機会があれば、伊根の民宿にぜひ泊まってみたいです。
しかし、伊根に行って魚を食べないとは…
若い子は、普段も魚をあまり食べないのでしょうか。
住んでる方との会話がいいですね(^^♪
美味しいものを食べないのは
コンビニ食しか知らないからでしょうか・・・
ちょっとショックでした
これだけグルメグルメと言ってる世の中なのに くまくま♪
見方が変わったり洞察が深まったり
ホントに楽しいですなぁ♪
産業の高齢化はホントに大問題・・・
ワタシの関わってる業界の産元も
この先どうするんだろうって感じで・・・
若い人は後を継ぎたがらないのは
色んな意味で魅力が無いんでしょうなぁ・・
少なくとも、このまま円高を放置してたら
日本の物作りは壊滅してしまうのではないかと
危機感を募らせています。
漁港とかいいですね♪ 海の香り・船 網・・
懐かしい。。
地元の人との会話も 楽しいですね。
しかし 素泊まりでコンビニ食ですか!w(゜o゜)w
こんな魚が美味しいところで ありえないですよ。
うちの娘達 刺身大好きです。とくにブリとか
伊勢海老刺身なんて全部食べちゃいました(><
地元の人の温かさが、伝わって
きます。
そこで、頂くお魚は、美味しいの
でしょう(^O^☆♪
こういう光景、テレビとか写真でしか見ることがないので
遡って見せて頂いて、いいところだなぁ~と思いました。
おじいさんとの会話、二人の会話を傍で聞かせてもらってるような感じがしました。
人の温かさ、良いですねぇ~
いいこと。
見事に捉えられていて、
こんな風景見せて頂いたら、
たまんないですね。
ホンモノよりも、
こうして画像にして見た方が、
絵になるのでしょうね。
今日もポチして・・。
有難う御座いました。