こんばんは🌇
梅雨の合間の晴れ間🌞
有効にお使いですかー?
新型コロナウイルス🦠の感染拡大を受け、
いろんなことがオンライン化されましたね!
病院もオンライン診療が保険適応になったり、
お買い物もオンラインで(これは以前からありますが)
印鑑が必ず必要だったお役所関係もオンライン化。
学校の授業も!
数え上げたらキリがないほど、ここ数ヶ月の間に
オンライン化できるもの、できないものがはっきりと分かれてきた気がします。
さて、我々のような鍼灸治療を業とするものは
オンライン化はできません。
養生指導や、患者さまの体質や素因などをある程度こちらが把握しており、
安定されている方に関しましては、オンラインでの施灸指導や養生のアドバイス
ではお力になれるかもしれません。
しかし、鍼灸治療は患者さまのお身体を拝見することによって
診断や治療に結びつけていきます。
東洋医学ではこれを「四診法」と呼び、望聞問切(ぼうぶんもんせつ)と呼び
診察法の基礎としています。
ですから、l実際に診察をさせていただいていない段階での
「予後」(治療にどれぐらいの期間や回数が必要ですか?など)や
「病状」(重症度や鑑別も含めます)
を、お電話でのお問い合わせでお話しすることができません。
実際に患者さまのお身体や脈、顔色や肌艶など総合的に判断材料とさせていただいているからなのです。
鍼灸治療がAI(人工知能)には肩代わりできないという理由がお分かりいただけるでしょうか?
昔からある言葉に「手あて」がありますね。
鍼灸は手あてです。髪の毛ほどの太さの鍼を刺すことで治るのではありません。
経絡治療と呼ばれる鍼灸術を行なっている治療家は、
刺す鍼を持つ右手ではなく、身体の様子やツボをとらえる左手こそ
病を治す「手」だとしています。
人の手の温もりは、人を治すチカラを持っています。
生まれたばかりの赤ちゃんは、お父様お母様の手や肌の温もりで
穏やかに成長されていきます。
手の温もりだけでなく、穏やかな気の交流が生まれているからなのですね。
「病気から元気へ」
オンラインでは叶えられないチカラ
鍼灸の魅力をお届けできれば幸いです😀