荒波を乗り越えて 二度にわたる東洋医学撲滅運動と戦いながら

こんにちは🌞明日から雨ですね☔️

今日は、降ったり止んだりと、落ち着かない1日でした。

毎週日曜日は、院長の自伝です。

　日本における東洋医学は、『尊皇攘夷』と偽の『錦の御旗』を掲げて江戸幕府
を破った明治政府による東洋医学撲滅運動により苦渋をなめた。

今、NHK大河ドラマで放送されている青天を衝けの時代そのものである。

さらに、太平洋戦争敗戦後のアメリカ進駐軍による西洋医学を国民医療とし、東
洋医学を廃絶しようとする運動にも打ち勝った。
二度に渡る悲しい歴史を経て、その流れに乗らんとする者と、易経に始まる古典
医学（東洋医学）を守り抜こうとする鍼灸師の二派に分かれてしまったのである。

更に、1972年の日中国交回復では、文化大革命により、易経に始まる
古典医学から逸脱した和洋折衷の『中医学鍼灸』が日本の鍼に加わったことにより、
①古典医学に基づく『脉診流・経絡治療』（以後経絡治療と称する）
②西洋医学に基づく『科学派鍼灸』
③文革後に体系づけられた『中医学鍼灸』の三流派に分かれました。
これらの不幸な歴史を経て、鍼灸治療が国民の間に正しく伝わっていないことを憂いています。

このブログを通して大宇宙の法則から誕生した易経に始まる東洋思想、東洋哲学、
東洋医学に裏づけされた漢方鍼治療・経絡治療を理解していただけたら幸いです。

次回からは私の半生を振り返りながら駄文を記すこととする。