あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
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腎間の動気について

2024-03-10 20:26:00 | ブログ
 こんにちは🌞今日は名古屋市内で名古屋ウィメンズマラソンが開催されました!
好天に恵まれ、ランナーの皆様楽しめましたか⁉️

毎週日曜日は院長のひとりごとです😊

「所謂(イワユル)生気の原とは、十二経の根本を謂うなり。腎間の動気を謂うなり。」とあります。
 生気の原なるものが十二経脈の根本を成していると言われる。そして、それは、腎間の動気のことであると応えています。
腎間の動気については六十六難に述べられています。

 「臍下腎間の動気は、人の生命なり、十二経の根本なり、故に名づけて原と曰う。…五蔵六府に病ある者は、皆其の原を取るなり。」

 この難により腎間の動気が臍下に有り、十二経脈の根本をなし、生気の原と命門と三焦の原気が同じであることが理解出来ます。
言い換えると下焦に有る腎の陽気であり、衛気栄気の合したものであり、「五臓六腑に病有るものは皆その原を取る也。」と有りますので、
十二経脈の原穴(肘から下、膝から下に有る重要な経穴)で補う事の出来る「気」であることが理解出来ます。
つまり、原穴は五臓六腑の出先機関と言えます。
腎は内に有りながらも、「外を主る」とも言われる所以です。
これは、本城(命門)を護る為の砦と言うことができます。
つまり、腎は「陰中の至陰」と言われ人体の最も深い位置に有りながらも、内に在りては、悪い飲食物や精神的ストレスに対処し、
外に在りては、六気(風・寒・暑・湿・燥・火)などのウイルスや細菌の邪と戦い生命を守っているのです。
これは、腎陽である腎間の動気から派生する三焦の原気(私が最も最初に行う治療点である原穴)のなせる技です。

次週に続く




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