あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

治未病= 未だ病まざるを治すのは上工の技

2023-12-24 19:46:00 | ブログ
こんにちは🌞今日は、日差しが暖かく
日中は日向ぼっこが気持ちがよかったですね😊
毎週日曜日は、院長のひとりごとです。

 難経・七十七難に述べられている「治未病」は、ある臓が病を受けた場合に他臓に伝変しないように、
あらかじめ補法を行い、五臓六腑のバランスを整えて、生命力を強化する方法です。
 『相火論』はそれ以前の段階として神気・原気・精気を充実させることにより新陳代謝を促進して
内外の邪気に侵犯されない身体を造るのが目的の治療法です。

「上工は未病を治す」とはこのことです。

「上工は未病を治す」については次のようにも言われています。
病気を治すのは下工であり、未病を治すのは中工である。
では、上工は何を治すのでしょうか。
国を治すのが上工であると言っています。
国が滅びたら終わりです。大地、根本が枯れたら全ての生命は滅びます。
『相火論』を身体に当てはめれば、ここで言われるところの国を治すのと同じです。
己の身体にある製薬工場が滞りなく働く様にするのが『相火論』です。
自らが作り出す生気・原気という薬ですので絶対に副作用がありません。
東洋医学は病名治療では無く、随証療法と言われる所以です。
自然治癒力を高め、最近やウイルスなどの病原菌から身体を守るのが真の鍼灸治療です。

次週に続く


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