こんにちは。スタッフの上野です😄
ついに、梅雨がやってきましたね。雨やじめじめした空気に負けないよう、過ごしていきたいものです😌
さて。今日は、治療院で院長が皆にお話していた言葉をご紹介させていただきます😁
その言葉とは……「守、破、離」!
茶道や武芸など、伝統を学ぶときの心得で、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もともとは千利休の訓をまとめた
『利休道歌』にある
「規矩作法(きくさほう) 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな」が由来だそうです。
伝統を学ぶ際、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まります。
とにかく、ひたすら師の教えに従い、
流儀を守りつつ、繰り返し学ぶことで、基本を身に付ける段階だと言われています。
「破る」は、今まで学んだ概念を打ち破り、試行錯誤しながら独創性を見つける段階であると言われます。
師匠の教えに従って修業・鍛錬を積み、その型を身につけた者は、
師匠の型はもちろん他流派の型なども含め、それらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで、
既存の型を破ることができるようになります。
そして最後の「離」の段階では、様々な経験を積み重ねていく中で、
いつしか今までの型から脱して、独自の型を発見し、いよいよ師の下を離れる時期だと言われます。既存のものに囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができます。
このようにして新たな流派が生まれる、と言われるそうです。
ただ、ここで大事なのが。
千利休の歌、末尾の「本を忘るな」=「基本を忘れてはならない」の戒めです。新しいものを生み出し進化していくことは大事ですが、基本の型や、流派の本質的な部分を変えてしまっては、一体自分が何をしているのかわからず、迷子になってしまうのかと思われます。
経絡治療で、私はまだまだ、守の段階で頑張っています。けれどもし将来、困ってしまったら、まずは基本に戻る、
つまり難経に書いてあることや、先生から教えていただいたことに忠実になってみれば良いのだと、理解しました😄
天野先生、大事なことを沢山教えていただいて、ありがとうございます。
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