こんにちは🌞今日は晴れたり☀️雨が降ったり☔️曇ったり☁️
なんだか、忙しない1日でしたね。。。
台風17号も発生し、気圧変動が大きく
本日も体調を崩してしまった方が多かったように思います。
皆さま、天地人という言葉はご存知だと思います。
「天の時、地の利、人の和」
は有名ですから、どなたも一度は耳にされたことはあるのではないでしょうか?
天の与える好機も土地の有利な条件には及ばず、土地の有利な条件も民心の和合には及ばない。
(goo辞書より引用)
実はこれ「三才論」という考え方で、三才の「才」とは働きのことを指していて、
三才は宇宙の三つの能(はたらき)、三大作用という意味です。
脈診流経絡治療では、この三才論を治療のいくつかのある基準にしています。
三才には2種類の捉え方があって、一つは「天地人」です。
宇宙は天の気、地の気、人の気の3つに分けられるという考え方で、
これを人体にも当てはめています。
横隔膜より上の部位を「天」
そこからおへそまでが「人」
おへそより下を「地」として捉えていて、
「上焦」「中焦」「下焦」と呼んでいます。
合わせて「三焦」という言い方もございます。
そして、もう一つの三才は、万物の変化過程の基本法則として捉えていて
「生旺墓(せいおうぼ)」という捉え方です。
「生」はものごとの生まれるとき
「旺」は活動が盛んなとき
「墓」はものごとの終焉を指しています。
これを、病の経過の過程で判断する場合、
病気の初期を「生」
症状の一番激しいときを「旺」
治っていくときを「墓」
と診ていて、時間軸では今はどの位置に病の盛衰があるかを
診せていただいています。
わかりやすく言えば、風邪のひき始めなのか
ガッツリ症状が出ているときなのか
治りかけで症状が残っているときなのか
も考慮しています。
ですから、一見激しい症状でも「峠」を超えている状態であれば
病が終熄に向かっている時期ですので、治療もやりすぎないようにしています。
(患者さまの身体の中での自然治癒力が十分に発揮されたあとですから、
身体を労わるような治療となります)
反対に、病に勢いのついている時期であれば
「今夜あたり、一見症状がひどくなったように思われるかもしれませんが、
そのあとスッキリしますので、驚かないでください」とお話しさせていただくこともございます。
特に、お子さまの風邪症状などはこういったお話をすることがございます。
急性捻挫などでも、身体が急激に発散方向へ向かっている時期であれば
痛みを表に出すことで治そうとしている場合は、発散を促す治療を行いますので、
一見痛みがひどくなったような気がしますが、治るために通る道を
少し駆け足で走りすぎていただこうという治療になるからです。
患者さまのお身体が、今何を欲しておられるのかを診せていただくのが
脈診流経絡治療の治療の基本です。
東洋医学には、東洋医学ならではの考え方がございます。
できる限り、ご縁をいただく患者さまへはご説明したいところですが、
すべてをお話しすることも難しいので、こうしてブログで
ご紹介させていただいています。
時折、お読みいただけると嬉しいです😊
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