あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

八ヶ岳登山

2023-04-02 21:53:00 | ブログ
こんにちは🌞今日は本当に暑いぐらいの陽気でしたね😊
皆様、お花見行かれましたか?
残りわずかですが、もう少しだけ楽しめそうですね♪

毎週日曜日は、院長の自伝です😊

初めて南アルプスに挑戦した八ヶ岳登山では、下山後の温泉が忘れられない。
赤岳→ 横岳→ 硫黄岳→ 阿弥陀岳→ 天狗岳と五つの山の稜線歩きを楽しみ
渋温泉へ下るコースだった。
天狗岳に着いた時には時間にも余裕があったのでのんびりして下山にかかった。
しかし下りにかかってすぐに気が付いた。私の最も嫌いな岩場の連続だ。
後ろから来る登山者がどんどん追い越していく。若い人は子供までも岩場の上を
ぴょんぴょんと飛びながら追い越していく。
私は一歩ずつ確実に全身の体重を片足にかけて次の岩を探りながら下るのだ。
踏み外したら確実に大けがだ。
やっと目的地の渋温泉にたどり着いたときには疲労困憊で精魂尽きて、大好きな
ビールも飲む元気が無い。しゃべる元気も無い。
呆然としてベンチに座る。とりあえず温泉に入ろう。そして、頭までつかった。
臍下丹田の奥の奥のほうからグイグイとエネルギーが満ちてくるのを感じる。
「俺は生きてるぞーー!」って大きな声で叫びたい衝動にかられた。
温泉の温かさ、気持ちよさなんてものではない。
躍動感とでも言うのか、生命観とでも言えばいいのか…。
臍下丹田から生きるエネルギーが沸いてくるのだ。
とにかく言いしれぬ感動を覚えた。

温泉につかった後で、小川のせせらぎを聞きながらベンチで飲んだビールは格別
の味であったのは勿論のことである。山のエネルギーよりも温泉の息吹きを感じ
た登山となった。
東洋医学が語る『臍下丹田の先天の原気』、生気の原(五蔵六府の本、十二経脉
の根、呼吸の門、三焦の原、守邪の神【難経八難】)を名実ともに実感した山行であった。

次週に続く

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