幌延を15分ほど遅れて発車した列車だが、音威子府に到着した時にはなんと6分遅れにまで回復していた。幌延から名寄の間で行き違いは一切なく、長時間停車も無いのにこの詰め方は相当に余裕があるダイヤとわかる。ホームでは除雪作業員や保線職員が見守っているがなんと乗降なし!かつては天北線が分岐する鉄道の村で昭和40年におよそ4,000人で人口のピークを迎えたが徐々に減少し国鉄民営化がとどめを与えた。広域配転で本州へ引っ越したり不採用で清算事業団行きとかで離れざるを得なくなったから。もっとも音威子府に限った話ではなく、岩見沢なんて国鉄の町だったから5,000人以上の人口減があった。
「国労音威子府闘争団」が有名で羊羹とか味噌とか作って、その販売で闘争資金を賄っていたことで知られる。まあ国労って言いたいことは分かるが自己主張が強すぎた。利用客の事なんて考えてない。そんな駅のそばに4階建ての団地型のJR社宅が残っているが住んでいる人がいるのだろうか?
名寄には5分遅れの14時22分に到着し、向かいに停車している42分発の〈なよろ8号〉に乗換。ここでようやく新車のH100が登場!
前にアザラシ、後ろに鹿のラッピングが施された車両で単行。とりあえず空席に荷物を置いて改札を出てみることにする。ここで1本落として16時29分発旭川行きに乗るか、15時50分の〈サロベツ4号〉に乗る手もあり、考えてみたがこの雪でとくに行くところもないので先に進むことにします。
当日1時50分までに申し込めば旭川までの特急が45%引きの1,950円で乗れるので、その受け取り用にか指定席券売機はある。キヨスクは無い、勿論コンビニも。
駅前にも特にこれは?というものがなく。駅前交流プラザと言うのはあったので入ってみる。何か腹ごしらえできるものは売ってないかと。
残念ながらお土産品のみの販売で、弁当やパンとかは無かった。だがマンホールカードは配布してた、私は全く興味が無いけど。それと、名寄煮込みジンギスカンを最近売り込んでいるように思うけど、フライパンで松尾ジンギスカンを汁も全部入れて焼いたら、もれなく煮込みなります…。
列車に戻ると満席、ボックス席の前も横も埋まってた。私は荷物を留守番しておいたので座れるが車内は立ち客がでるほどの状態。2両編成にすべきではないか?そもそもだが、なぜ「なよろ8号」なのだろう?指定席も無いのに。
定刻で名寄を発車して次の名寄高校、東風連時代は通過が多かった駅だがすべての普通・快速が停車する駅に大躍進!ただし日曜なので乗ってくる高校生はゼロ。だけど平日はどうなんだろうね?帰宅に丁度いい時間の列車故に1両では乗り切れるのか?H100は座席は少ないし車体も小さいような気がする。って20メートル車だって?このあたりで吹雪が始まり速度は遅め、運転士が「見通しが悪いので速度を落として運転します」。士別ではそれなりの乗降があったが乗ったほうが多くて北海道らしくない混みようになってきた。やっぱり冬こそJR?
剣淵も和寒も乗降なし、この先は塩狩峠でかつてなら貨物列車や〈利尻〉のような長大編成は後部に補機をつけて蘭留まで。ここらで車窓もすっかり暗くなった、その後比布でのろのろ運転があり永山でまとまった乗車があった。さすがは旭川市内で国鉄時代に電化計画があっただけある。本来は北旭川貨物駅にED76を直通させるための電化計画だったのだろうけど、計画を策定した段階(昭和35年)で北旭川貨物駅計画ってあったっけ?
しかし、稚内や網走から旭川に来ると大都会に見えるとはよく言ったものだ。本当にその通りだ。
定刻15時55分着が24分遅れの16時19分に旭川着。16時12分発の岩見沢行きは待っておらず発車している。ということは普段から乗り継ぎ需要は無いとみた。運転士も一切説明が無かったし。もっとも当初から17時37分発の岩見沢行きに乗るつもりで、さすがに腹が減ったので遅い昼飯?早い夕飯にラーメンが食べたい。旭川に来たのだから。
駅構内の「なの花」、製麺屋が経営しているようで元々は西武旭川店の中にあったようだ。ちなみに地平時代の駅舎の地下には蜂屋の支店があったと記憶する。こちらの店は製麺所直営の強みか、とにかく値段が安いので興味はあるが、有名店でありながら一度も行ったことのないあの店まで雪の中を歩く。吹雪いており大変だ。
旭川らぅめん青葉、旭川ラーメンの老舗中の老舗。営業時間が変わっており、朝は9時半からと大変早いが閉店も17時で夜は営業しない。そのうえ14時から1時間の休憩時間もある。店に入ると女将さん?婆さんが「外は吹雪いて大変だね」と言って迎えてくれる。ジャンバーやリュックは雪まみれになっているがきっちり落としてから入れなどとは言わず気にしなくていいからねと。リュックを足元に置こうとすると汚れるからここの上に置きなさいとか雰囲気は良い。
正油ラーメン850円。蜂屋のような焦しラードで覆われた黒っぽいスープもいいが、こちらには王道的な醤油ラーメンというスタイル。とはいえラードが多用されて蓋してあるのがわかる、なので冷めにくい。と思ったがそんなに熱くないなスープ、スッキリした旨味に魚介系の出汁が合わさって旨いし、麺も細めながらコシがあるのがよい。文句なしに旨いわ、周囲を見るとチャーシュー麺を頼んでいる人が多いようで、なんと1,000円丁度。150円でチャーシュー麺になるならそちらにしておけばよかったかも。大盛りにするかどうかしか考えてなかった…。
後ろの卓は女子高生3人組、おいしい美味しいと食べるから女将さんが嬉しいわといい、厨房で調理してる店主がキミたち高校どこ?と訊き商業ですと回答(旭川商業)、部活やってるの?吹奏楽です、吹奏楽か…、あの先生もういなくなったんだよな、俺知っているし好きだったんだよなどと話しかける。後から検索すると佐藤淳とか「旭川商業高校吹奏楽部のキセキ」という書籍がヒットする。答えは書いてなかったので分からずじまいだが。そして食べ終えて会計しようとすると「俺からのサービスだ、こんな大雪の日に来てくれたのだからひとり〇〇円でいいよ」といい女将もよかったねと。なんともほのぼのエピソード。そして見慣れているのもあるが、北海道の女子高生はかわいい。スカートも短いことなどなく(自殺行為に等しい)もこもこのムートンのブーツを履くのが北海道の女子高生、耳当ても必須だ。
なお私は勿論850円です。店を出ると吹雪が酷くなって前が見えん!横殴りの吹雪で氷混じりで顔に刺さる!痛い!!北海道出身でもこんなのなかなかない、駅まで帰ることができるだろうか…。店の行灯が消えた、17時で閉店だからか。
余談だが、入店時にアルコール消毒を要求された。5類移行後でこういう店は初めてだ(任意のために置いてある店は多々あるが)。つい「まだこんなことやっているの!」と店員に言ったら「消毒はマナーですよ」と。マナーっていうがそれはあなた方が決めたマイルールですよね?恐らくは女将が婆さんだからコロナもインフルエンザも怖くてまだ続くているのだろうが、そういう点においては美味しいけど次回の訪問は無いかなって思います。アルコール消毒を要求するがマスク着用までは要求しないのが滑稽で、感染防止と言うのならマスクでしょう?それだったら私はとっくに着用はしていないので、マスクを指摘されたらほかの店に行ったでしょうね。そうするほかない。
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「国労音威子府闘争団」が有名で羊羹とか味噌とか作って、その販売で闘争資金を賄っていたことで知られる。まあ国労って言いたいことは分かるが自己主張が強すぎた。利用客の事なんて考えてない。そんな駅のそばに4階建ての団地型のJR社宅が残っているが住んでいる人がいるのだろうか?
名寄には5分遅れの14時22分に到着し、向かいに停車している42分発の〈なよろ8号〉に乗換。ここでようやく新車のH100が登場!
前にアザラシ、後ろに鹿のラッピングが施された車両で単行。とりあえず空席に荷物を置いて改札を出てみることにする。ここで1本落として16時29分発旭川行きに乗るか、15時50分の〈サロベツ4号〉に乗る手もあり、考えてみたがこの雪でとくに行くところもないので先に進むことにします。
当日1時50分までに申し込めば旭川までの特急が45%引きの1,950円で乗れるので、その受け取り用にか指定席券売機はある。キヨスクは無い、勿論コンビニも。
駅前にも特にこれは?というものがなく。駅前交流プラザと言うのはあったので入ってみる。何か腹ごしらえできるものは売ってないかと。
残念ながらお土産品のみの販売で、弁当やパンとかは無かった。だがマンホールカードは配布してた、私は全く興味が無いけど。それと、名寄煮込みジンギスカンを最近売り込んでいるように思うけど、フライパンで松尾ジンギスカンを汁も全部入れて焼いたら、もれなく煮込みなります…。
列車に戻ると満席、ボックス席の前も横も埋まってた。私は荷物を留守番しておいたので座れるが車内は立ち客がでるほどの状態。2両編成にすべきではないか?そもそもだが、なぜ「なよろ8号」なのだろう?指定席も無いのに。
定刻で名寄を発車して次の名寄高校、東風連時代は通過が多かった駅だがすべての普通・快速が停車する駅に大躍進!ただし日曜なので乗ってくる高校生はゼロ。だけど平日はどうなんだろうね?帰宅に丁度いい時間の列車故に1両では乗り切れるのか?H100は座席は少ないし車体も小さいような気がする。って20メートル車だって?このあたりで吹雪が始まり速度は遅め、運転士が「見通しが悪いので速度を落として運転します」。士別ではそれなりの乗降があったが乗ったほうが多くて北海道らしくない混みようになってきた。やっぱり冬こそJR?
剣淵も和寒も乗降なし、この先は塩狩峠でかつてなら貨物列車や〈利尻〉のような長大編成は後部に補機をつけて蘭留まで。ここらで車窓もすっかり暗くなった、その後比布でのろのろ運転があり永山でまとまった乗車があった。さすがは旭川市内で国鉄時代に電化計画があっただけある。本来は北旭川貨物駅にED76を直通させるための電化計画だったのだろうけど、計画を策定した段階(昭和35年)で北旭川貨物駅計画ってあったっけ?
しかし、稚内や網走から旭川に来ると大都会に見えるとはよく言ったものだ。本当にその通りだ。
定刻15時55分着が24分遅れの16時19分に旭川着。16時12分発の岩見沢行きは待っておらず発車している。ということは普段から乗り継ぎ需要は無いとみた。運転士も一切説明が無かったし。もっとも当初から17時37分発の岩見沢行きに乗るつもりで、さすがに腹が減ったので遅い昼飯?早い夕飯にラーメンが食べたい。旭川に来たのだから。
駅構内の「なの花」、製麺屋が経営しているようで元々は西武旭川店の中にあったようだ。ちなみに地平時代の駅舎の地下には蜂屋の支店があったと記憶する。こちらの店は製麺所直営の強みか、とにかく値段が安いので興味はあるが、有名店でありながら一度も行ったことのないあの店まで雪の中を歩く。吹雪いており大変だ。
旭川らぅめん青葉、旭川ラーメンの老舗中の老舗。営業時間が変わっており、朝は9時半からと大変早いが閉店も17時で夜は営業しない。そのうえ14時から1時間の休憩時間もある。店に入ると女将さん?婆さんが「外は吹雪いて大変だね」と言って迎えてくれる。ジャンバーやリュックは雪まみれになっているがきっちり落としてから入れなどとは言わず気にしなくていいからねと。リュックを足元に置こうとすると汚れるからここの上に置きなさいとか雰囲気は良い。
正油ラーメン850円。蜂屋のような焦しラードで覆われた黒っぽいスープもいいが、こちらには王道的な醤油ラーメンというスタイル。とはいえラードが多用されて蓋してあるのがわかる、なので冷めにくい。と思ったがそんなに熱くないなスープ、スッキリした旨味に魚介系の出汁が合わさって旨いし、麺も細めながらコシがあるのがよい。文句なしに旨いわ、周囲を見るとチャーシュー麺を頼んでいる人が多いようで、なんと1,000円丁度。150円でチャーシュー麺になるならそちらにしておけばよかったかも。大盛りにするかどうかしか考えてなかった…。
後ろの卓は女子高生3人組、おいしい美味しいと食べるから女将さんが嬉しいわといい、厨房で調理してる店主がキミたち高校どこ?と訊き商業ですと回答(旭川商業)、部活やってるの?吹奏楽です、吹奏楽か…、あの先生もういなくなったんだよな、俺知っているし好きだったんだよなどと話しかける。後から検索すると佐藤淳とか「旭川商業高校吹奏楽部のキセキ」という書籍がヒットする。答えは書いてなかったので分からずじまいだが。そして食べ終えて会計しようとすると「俺からのサービスだ、こんな大雪の日に来てくれたのだからひとり〇〇円でいいよ」といい女将もよかったねと。なんともほのぼのエピソード。そして見慣れているのもあるが、北海道の女子高生はかわいい。スカートも短いことなどなく(自殺行為に等しい)もこもこのムートンのブーツを履くのが北海道の女子高生、耳当ても必須だ。
なお私は勿論850円です。店を出ると吹雪が酷くなって前が見えん!横殴りの吹雪で氷混じりで顔に刺さる!痛い!!北海道出身でもこんなのなかなかない、駅まで帰ることができるだろうか…。店の行灯が消えた、17時で閉店だからか。
余談だが、入店時にアルコール消毒を要求された。5類移行後でこういう店は初めてだ(任意のために置いてある店は多々あるが)。つい「まだこんなことやっているの!」と店員に言ったら「消毒はマナーですよ」と。マナーっていうがそれはあなた方が決めたマイルールですよね?恐らくは女将が婆さんだからコロナもインフルエンザも怖くてまだ続くているのだろうが、そういう点においては美味しいけど次回の訪問は無いかなって思います。アルコール消毒を要求するがマスク着用までは要求しないのが滑稽で、感染防止と言うのならマスクでしょう?それだったら私はとっくに着用はしていないので、マスクを指摘されたらほかの店に行ったでしょうね。そうするほかない。
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