思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

【2014年秋韓国旅行】清凉里のオデンとソルロンタンと588

2014-09-22 23:29:04 | 2013年の旅行記
夜19時頃に地下鉄で清凉里に来てみました。帰宅時間帯ですので駅前はとんでもなく賑やかです。

ここへ来たのは食べたいものが二つあるから。まずは



屋台フードの定番、韓国式オデンです。

日本のおでんと比べると具材がさつま揚げ風のかまぼこ1種類のみ、店によっては棒揚げみたいなものがあったりトッポギも煮ていたりしていますがそれでも片手で数えられるほどしかありません。大根・玉子・白滝・焼き豆腐・厚揚げ…、具材豊富な日本式に遠く及びませんが、便利なのは注文するにあたり何も喋らなくてもいいこと。大鍋に菜箸のような串に突き刺さっていて、店員に何も言わなくてもそのまま好きなものを取ればよく、すると店員は紙コップにおでんの汁を入れてくれます。鍋に柄杓が入っているし、紙コップも手の届く場所に置いてあること多いので、客が勝手にやっても怒られません。食後は自己申告で本数を伝えて会計して出ればオーケー。自己申告といってもきちんと見ていますので、ごまかすのはまず無理でしょう。

とまあなんと合理的なのでしょう。

店による違いは具材はほぼ一緒なので汁の味で勝負するほかなく、基本は昆布とかいりこの出汁で、すっきりとした中にも蒲鉾からの塩分が染み出たような味わいなんですが、こちらは辛い汁も用意されており二種類の味を楽しめます。しかも鍋にはカニや小エビ、風味野菜も一緒に入れてあり、これらから出る出汁が旨いんですね。なのでオデン屋台は何軒もあるのにこちらの店は終始賑わっていました。1本800ウォンで2本食べます、見ると1,000ウォンを握りしめて1本だけ食べて帰る人も多いですね。

汁を貰うとコップの中に小エビの頭。出汁として使っているのが見えていますから不思議には思わないですが、客のオバサンが怒って替えさせていましたね。ちなみに私は普通味・辛い味、それぞれ1本ずつ食べました。オデンにはたれをつけて食べますが、たれも2種類用意されているのは偉い。

次に食べたいものはソルロンタン



こちらも結構有名な「カマソッソルロンタン」。昔からの店でここへ来るたびに「閉店して無くてよかった」と思います。ソルロンタンは煮込み料理ですから日によって時間帯によって味が異なります。なのでここの味を確認するのも韓国での日課になりつつあります。



給食を作るような大きな鍋が看板代りです。店内はそれほど混んでいません。そしてテーブル席は全員一人客だったような。ソルロンタンとビールを頼みます。



待つこと5分。ビールはすぐにやってきたので、キムチをつまみにして。



色はいつも通りでしたが、味はちょっと薄かったかな?もっとも濃い味の料理じゃありませんから、卓上の塩やコショウでカスタマイズして食べます。一緒に運ばれるご飯を投入して「ねこめし」にしても怒られません。というか周囲はみな御飯インしているし。ちなみに価格は7,000ウォンと前回より1,000ウォンアップしており、ビールと合わせて丁度10,000ウォン。なのでお釣りはありません。

そして最後にデザートに女!?って訳じゃないけど清凉里588を一回りしてみた。

可愛い女の子がいればねという淡い期待をしながら入ってゆきましたが、衰退が著しく空き店舗が多く、かつてはピンクの照明が煌々としていて明るかった通りも暗い。数少ない営業店舗も時間が20時半頃と早めなのかもしれないが、女の子がやる気なし。以前ならそこかしこからガラスをライターでノックする音がして「オッパー」だの、日本人と知れば「おにーさん」って声がかかったのだが、声かけてきたのは2人だけ。しかもひとりは化け物です。ピカチュウかと思いましたよ!それ以外も顔をよく見ればババア、私と同じくらいかそれ以上という感じで若い子が壊滅的にいません。こんなところでも高齢化が進んでいるんですねえ。

当然意気消沈し、下の方も「やる気スイッチオフ」になったのでそのまま帰りました。これなら日本に帰って飛田でなくても松島でもいいかと思う自分がいました。