14時15分に苫小牧に到着。42分発の東室蘭行に乗ろうかと一度は跨線橋に向かいましたが、真向いのホームに22分発様似行き2233Dが停車していたので、なんとなく乗ってしまった(笑)。なので降りたこと無い駅に向かおうと方針変更、とはいえ列車本数の少ない路線だから時刻表とにらめっこして…。
で降りたのは次の駅勇払。次の駅といっても13.1キロもあるんですけどね。東京から新宿よりも遠い。
列車が行ってしまうとだだっぴろく寒々しい感じの駅に感じる。ここは言わずと知れた”企業城下町”。苫小牧が王子製紙なら勇払は日本製紙。もっとも”山陽国策パルプ”のほうが今でも熟年層には通りがいいし、いまでもかつての購買部なのか、”国策ストア”なんて名前が地図に見えたりする。まあ道東の人には”十條製紙”のほうが通りがいいだろうが。
ホームと駅舎との間は空いており、かつては貨物の側線が多数あって、有蓋貨車で紙の積み出しが行われたようで、そのころには跨線橋もあったというから隔世の感すら感じる。
駅舎も大きいが無人駅。かつては大勢の駅員がいただろうが鉄板が打ち付けられている。固定資産税がかかるんだから、簡易的なものに建て替えたらいいのに。集落とは離れており、ぶらぶら歩いて行く。
5分ほど歩いてセイコーマート。日曜の昼過ぎだというのに賑わっていたが、酔っ払ってふらついているジジイがいた。アル中なのだろうか?ちょっと買い物をして駅に戻り15時10分発で苫小牧に引き返す。
で買ったのは日本酒のワンカップ。私も人のこと言えないな(笑)。1合で120円だったがなかなかイケル。車内は半数くらいが鉄ちゃんといった風情で、通路挟んだ反対側の親子。幼稚園児か小学1年生くらいの子供は「J TRAIN」を読みながら、今のっているキハ40がどうだとか、境線の鬼太郎キハ40も色を塗り直せば日高線用になるとか(厳密には窓割りやデッキの有無はあるが)、キハ25がかっこいいだの。私など「キハ25って?」って思いましたね。キハ22や24ならあったがなあ…って考えたが、JR東海の新型気動車でしたね。乗ったこと無いし馴染み無いから思い出せなかったよ。
でもお父さん、お子さんを”英才教育”した甲斐がありましたね(笑)。
苫小牧に戻ってから15時52分発ほしみ行き2791Mに乗車。最初は植苗で降りて、青葉に引き返してから札幌に向かおうかと画策したが、冬は日が沈むのが早く、沼ノ端を過ぎたことにはほぼ暗くなり断念。買い物もしたかったから、札幌へそのまま向かってしまいました。