■ダウは続伸(34777)。「3日連続で過去最高値を更新した。朝方発表の4月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回った。米景気への楽観が後退した半面、米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和の長期化観測が強まり、買いが優勢になった。雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比26万6000人増と、市場予想(100万人増)を大きく下回った。失業率は0.2ポイント低下を見込んだ市場予想に反して0.1ポイント上昇の6.1%だった」。指数は「FRBの緩和長期化方針を正当化する内容」との声も。量的緩和の縮小が遠のくとの観測から、米長期金利は朝方に1.47%と2カ月ぶりの低水準を付けた。弱い雇用統計を受けて景気敏感株には売りが先行したが、次第に買い直された。経済活動の再開に伴って「雇用の回復基調は今後も続く」との見方が多い、ナスダックは13752」。
■原油は反発(64.90)。「中国の貿易統計の大幅改善・中国の4月の非製造業購買担当者景気指数(PMI)の高水準で原油需要増の観測、米雇用統計やインド・日本でのコロナ禍拡大が売り材料となり、上値を抑えた」、●金は続伸(1831.3)
■米国債は引けにかけ売られ下落(利回り上昇1.58%)。「4月の雇用統計を受けて緩和的な米金融政策が長期化するとの見方から買いが先行したが、次第に米労働市場の回復基調は続くとの見方が広がり売りに押された。雇用統計は、FRBが金融緩和の縮小の条件とする「完全雇用という政策目標に向けたかなり前進」を達成するには時間がかかるとの見方で、朝方は債券買いが膨らんだ。10年債利回りは一時1.47%と3月上旬以来ほぼ2カ月ぶりの低水準、買い一巡後は売りが勢いを増した。経済活動の正常化に伴う人手不足を指摘する米企業は多い。企業が望む人材と求職者のスキルなどのミスマッチが雇用者数の大幅な増加を妨げる(童子追記:労働需要は大きいが供給が間に合わない状況)ものの、雇用の回復は今後も着実に進むとの見方が広がり長期債売りに」
■日経平均先物夜間引けは、29410。
■(為替)108.34-109.28のレンジ、17時は108.60近辺。ユーロは1.2059-1.2171のレンジで17時は132.05/1.2160近辺 . . . 本文を読む
働きすぎや非効率な仕事、環境破壊といえば、いずれも現代社会が直面する深刻な問題だ。新たな選択ができるはずの人間がなぜ、これほどまでに解決にてこずるのか。その原因を「人間は引き算の決断が苦手で、足し算にこだわるから」とする説を米バージニア大学のチームが英科学誌ネイチャーに発表した。整理整頓の難しさが思い浮かんだ人も多いだろうが、「引く」という選択肢を見落とす「思考の欠陥」が人々を翻弄している。
いま、ベッドの4本ある脚のうち、3本が外れてしまった。ベッドが傾き、寝心地が悪い。さて、どうするか。3本の脚を付け直そうと思ったあなたは、何かを見落としている。「残った1本の脚も外す」という選択肢だ。 (以下略 原文をお読みください)
(*日経記事より 表も)
(童子追記:確かに欧米人は引き算が苦手で、お釣りの計算も、商品の値段にいくら足したら、出したお金の金額になるかと試行錯誤の計算をする。さっとお釣りの出てくる日本とは発想が違う気がする。ん、これは、日本人の出番なのではないか。 なんてふと思った。) . . . 本文を読む