映画クィーンを見た。ダイアナ元皇太子妃がパリで交通事故で死亡ことは全世界に衝撃を与えた。 1997年8月31日の悲しい出来事から間もなく10年が経とうとしている。 当時、エリザベス女王や首相に就任したばかりのブレアはダイアナの死をどう受け止め、どう対処したのか? その苦悩の一週間を描いたムービーだ。エリザベス2世を演じた女優のヘレン・ミレンはこの映画でアカデミーの主演女優賞を受賞した。 事故が起きた時はダイアナはすでにチャールズ皇太子と離婚して民間人、ロイヤルファミリーではないと冷静に対処しようとする女王に冷たい、時代遅れの格式にこだわった対応だ、と非難の声が強く沸き上がり王室は窮地に追い込まれた。 そんな女王を心配し現実的な対応を王室に促し、イギリス国民と共に歩む新しい王室をとブレアは奔走する。 もう時代が変わってしまったのだ。 どこの国でもそうであるが古き伝統と新しい時代にどう向き合えるか、せめぎあいだ。 それは変われるもの、変われないもの、変わらなければならないもの、苦悩の連続だろう。