飲食店応援 てまり家庭料理さん その2

前回その１からのつづきです。
トラチさん「クリスマスで世の中浮かれているのに、暗い顔して何かあったの？」
うーん、まあ、いろいろと。
トラチさんが目の前にいてくれるおかげでひとり参戦でも間が持ちます。
ナデナデしながら美味しい料理とお酒をいただいております。

この日はクリスマスイブということで、常連さんからシュークリームのおすそわけ。
初対面の新参者に対してありがとうございます。
しみじみと美味しかったっす。


トラチさん「いろいろ隠してるんじゃないの？この際だから全部ぶちまけていいよ」
ぶっちゃけ言うとさ。なんだかんだで会社から必要とされていない気がするんだよ。
おいおい、クリスマスイブの夜にいうネタか？新橋のくだまきサラリーマン丸出しではないか！？


常連さんから白ワインのおすそわけをいただきました。
なんだか申し訳ないです。
てまりさんでは、特別な夜にお客さん同士で温かい交流が持たれる場所だったのか。
自分は何も持って来なかった。恥じる。
今どき珍しい空間なのではなかろうか。


キクちゃん「猫好きが集まるから、初対面の方でも簡単に打ち解けられるでしょ」
おっしゃる通り。猫好きにしかわからない気持ちとか「あるある」は豊富ですからね。
どちらというと人見知りな自分にとって、とても貴重な場所だと思います。


「大根煮」がきました。
大根の奥まで甘い醤油味が染みてアツアツ。冬にぴったりのメニュー。
味付けゆで卵が嬉しい。日本酒が合いそうだ。手羽先も入っていたような記憶。


トラチさん「同調圧力が強くて酷い会社だね。近視眼的な対処療法ばかりで長期のビジョンがないんだよ。好き嫌いで評価が決まっているし、逃げるが勝ちかもよ」
ズバリと核心をつくトラチさん。


キクちゃん「嫌なことがあったら、いつでもいらっしゃい。美味しい料理とお酒で嫌なこと忘れられますよ。優しい常連さんがいっぱいいるし、わたしたちも精いっぱいおもてなしいたします」
ありがとうキクちゃん。ぜひ、そうします。
ちなみにトラチさんとキクちゃんは兄妹(姉弟？)なのだ。


楽しみにしていた「豚煮」がきました。
甘辛い醤油味に生姜の風味がアクセント。
お肉はとても柔らかく上品に仕上がっていた。どんなお酒にも合います。
黄色いからしをつけていただきます。


トラチさん「zzz」
つまらない愚痴をきかされたせいで、眠くなってしまったようです。
ごめんね。


さらに続きます。