TAIJIこと、故沢田泰司さんの音源を含む、TAIJIさんの遺作とも言える全10曲。
私はこのCD、すぐに開封できなくて、一週間くらい経ってから全曲聴きました。この前に、5曲入りのミニアルバム『MAD CLUSTER』を聴いていたのですが、それでも、このアルバムは特別に感じられてなりませんでした。
実際、予想を遥かに上回る10曲で、1曲目『ASH & RAIN』、2曲目『REST IN PEACE』はアルバムリリース以前にアップされていた曲なので、そこまではまだ平静に聴いていれたものの、3曲目『CONFLICT』、4曲目『FROM HERE TO WHERE I AM 』、5曲目『FLY TO HELL』と怒涛に続く、超重量なサウンドの嵐に、「えぇ~~!!? 何これ。。」と呆けたように口に手を当てて聴いていたことを思い出します。
大人が聴いて、自分が大人であることを楽しめる。誇りに思える。
若年層が聴いて、大人ってこんなカッコいいものなんだな、と思える。そんな音楽。
全体を通して、感じたことです。
それくらい成度が高く、でも、ハードロック、ヘヴィメタルに完全に徹していないころがまたスゴイと感じました。すでに次を見越している。。そのような気配さえ漂います。いえ、全曲、第一級のハードロックであることは何の疑いもないのですが、この分野の音楽を聴いたことがない人も、きっとのめり込んでしまうような今の時代感も入っていると思いました。
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『THE LAST RESISTANCE OF THE FIREBIRD』Amazon ページ
そして、6曲目『SAND OF THE SUN』。
TAIJIさんのベース音源である、アルバム中4曲の内の一曲です。
この曲は、ギターのShuさんの作曲家としての稀有なる才能が炸裂した、例えようもなく胸に迫りくる美しいロックバラードです。そして作詞したのはボーカルの【K】さん。。余りにもメロディと歌詞がマッチしていて、特に歌詞が。。思わず絶句した歌詞なので、いつか私なりに邦訳してみたいと思っていました。
それを【後編】に書いてみたいと思います。
『SAND OF THE SUN』
"SAND"は一般的には「砂」と訳しますが、その他「勇気、忍耐、気力」や、砂時計から砂が落ちる様から「過ぎ行く人生のとき」という意味もあります。
TSP「MAD CLUSTER!!」
「その先を目指し掴み取る。I'm looking for my dream. Everybody needs LOVE」
そう、夢のその先を目指して。
今日も最後まで読んで下さって、本当にありがとうございました。
今日も皆さんの想いが、大切な誰かに届く一日でありますように。