口唇ヘルペスは 第一類医薬品で。

最近、第一類医薬品（薬剤師しか販売できない、効き目がしっかりした医薬品）を求めて、初めて当店に来店される方が少しずつ増えてきました。「ドラッグストアでは、置いてないと言われた。」とのこと。それは、養毛剤のリアップだったり、胃薬H２ブロッカーのガスター１０だったりするのですが、この頃多いのは、口唇ヘルペスの薬です。風邪の華とか、熱の華という別名があるように、風邪の一種であるヘルペスはやっぱり冬が多いんですね。「よかった～。ここでは売ってもらえるんですね。」とお客様は喜ばれるのですが・・・・症状をよく聞いてみるとヘルペスではない場合が多く、売れない場合も半分くらいあるのです。申し訳けないのですが。そもそも、1回は医師から「ヘルペス」と診断された経験があって、その再発の方にのみ販売できるという条件があるのです。「知り合いが、それはヘルペスって教えてくれた。病院にかかったことはないけどね。」と言われる方も多いのですが、微妙に症状が異なる場合もあって、ステロイド配合の口腔用軟膏に落ち着く場合もあります。そんな時、なぜ、販売しないのかを納得してもらえるように説明するのには、エネルギーを使います。まあ、説明することが薬剤師の仕事だから本望！と割り切って店頭に立ってます。ちなみに漢方の葛根湯＋五加参も効きますので、おすすめで～～す。