ひまりんのつれづれ日記

感じるままに何でも書けたら・・・

ちょっとしょんぼり。

2012-04-30 18:59:34 | Weblog
昨日も今日もコタロウちゃんが顔を見せない。



どうしたのかな~これは25日のコタロウちゃん。
向かいのリラと縄張り争いにやぶれたのかな~><


私の食い気はおさまらず、相変わらずクッキー作ったり、ケーキ焼いたり。
太るよ。も~



今日はお花を見てきた。
騎西の玉敷公園の藤。連休中藤祭りが開かれている。




藤はよい香りの花だ。一緒に行った主人はあまり好きな匂いではないな~なんて言っていたけど。
私は好きだ藤の花。

うちには藤娘の日本人形があったけ。
藤のかんざしをつけたお和装の人形だった。

母と醤油

2012-04-16 13:50:24 | Weblog
4月14日は母の四十九日だった。

雨の日の冷たい納骨をすませて、料理屋の2階で食事をしながら、60歳を超えたいとこ男性の二人と姉と4人でしゃべっていた。
いとこ二人が、母の実家が山梨のお醤油さんであったので、そのお醤油が一升瓶で六本入りの木枠の箱に入っていておいしかったことを話題にした。
うどんのつゆに使うと薄くならずにおいしかったなんて言う。

もう母の実家はお醤油屋さんを止めてしまったので、そのお醤油にはお目にかかれない。

10年以上前までは、母の住む家にはいつもその醤油が常備してあったので、母はそれをお使い物にしたり、結婚した私にもよくくれた。
でも私は一度マンションの玄関のところで、もらったばかりの一升瓶を割ってしまったことがあったので、
それからは(うちと母の家が離れていることもあり)、母がくれると言っても「いいよ」とか、言うようになっていたと思う。


3月3日。
その日は母を訪ねた日で、もう母は食欲がなくなって来ていたので、のど越しのよいものを買っていった。
白いクリーミーヨーグルトを母に出すと、母は私の差し出すスプーンを口に入れ、おいしいと食べ始めた。
でもその味が甘かったからだろうか、白い色でお豆腐を思い出したからか、
母が「醤油があるでしょ」と言い出した。

部屋の棚には小さな小瓶に入ったお醤油があった。
兄たちがお豆腐でも食べてもらったのだろう。

そのクリーミーヨーグルトにその醤油を少しかけた。
テレビで何かに醤油をかけるとウニの味とか何とか言っていたな~とか私は考えていた。
母は3口くらいそのヨーグルトを食べた。
ヨーグルトのカップ半分くらいの量、食べてくれた。
これが私が差し出したものでおいしいといってくれたものの最後となった。

母は食べながら「お醤油あるよね~」
「あるよ。お母さんのうち(実家)はお醤油屋さんだもんね~」

「お前も持って行きな」・・・と母は言ったと思う。
母は施設のこの部屋が、自分の家であるかのような、
自分の家に私が遊びに来たような気がしたのではないだろうか。


母が死んだ日と納棺の日以外は涙も出ず、ここまで来たのに、
母と醤油の思い出が、私を泣かせることになるなんて思わなかった。

木枠の箱に入った、あの醤油の瓶を思い出すたびに、
私は母を失ったことを思い出すのであろうか。