お別れ

今年に入って例年になく訃報が続く。
先週末は長年仲良くしていたお友達の旦那様が亡くなった。
突然の事ではなかったけれども、憔悴しきった彼女を見たときに胸が熱くなりました。
お参りをしながらさまざまな思いが頭を巡ります。

今夜もお通夜です。
職場に出入りしているもとお蕎麦屋さん。
社長のお友達ですがここ何年もほとんど毎日コーヒーを飲みに寄って来ました。

６年間の闘病生活の中に
病気の治療や入院や復活
いろんなことをその時々にお話していました。
病気を悲観することなく（少なくとも私達の前では）
前向きに治療を探し、医者を説得するように新しい治療法を求めていました。
その前向きな気持ちや、生きるということに対する思いをみていて
人間の生への思いや気力が身体にとても影響する事を目の当たりに見ました。

美味しいお蕎麦を教えてくれた方です。
お蕎麦屋さんを廃業してからもよくお昼にお蕎麦を打って持ってきて食べさせてくれました。
ここ数年の年越しそばはこの人のお蕎麦をいただきました。
”わしの蕎麦より上手いもん食った事ないやろひめちゃん”
おかげでどこのお蕎麦を食べてもだめやったわ（笑）

お蕎麦が大好きで、北陸にはお弟子さんがたくさんいます。
蕎麦談義を聞かされました。
もう二度とあのお蕎麦が食べれないと思うとやっぱり寂しいですね。
お通夜の席では涙が止まりませんでした。

ご冥福をお祈りします
合掌

山英で修行をされたお蕎麦屋さんです。
もし機会があればぜひ訪れてみてくださいな＾＾

「宮川」、鶴来の「草庵」、白山・瀬名の「山猫」、
片山津の「集い」　
福井では武生の「谷川」、芦原の「膳衛門」が山英方式と言われ
「南郷 山英」を踏襲している蕎麦屋さんですよ＾＾