難しい事なんやけど

臓器移植法改正４案の衆院採決で、脳死状態での臓器提供年齢の制限撤廃や脳死を人の死とするＡ案が可決された。

この問題で自分の思いを書くことはとても難しい事なので迷ったのだけれども
個人的な意見だという事で書いてみます。
難しいことはわからないし、正確に表現する事も難しいことではあります。

ただ現実の問題としては
臓器移植そのものが現在もなお脳死判定による臓器提供は非常に少ないということ。
新たな法律改正で、可能性の窓は大きくはなったものの
実際は大人で進まない移植医療。年齢制限を廃止しても子どもで進むとは思えない。

その中に移植を待つ子供達も多いわけです。
日本でかなわない治療を海外に求める姿をメディアなどで
誰もが目にした事があると思います。

人の死というものをどこから線引きできるのかというとそれは誰にもわかりません。
私自身は臓器提供意思カードを持っています。
そして家族には私の思いは伝えてあります。
その思いがかなうかどうかは最終的には家族の意思となります。

法律で認められるということはそれイコール強制ではありません。

この法律改正を未来につなげていかなければ
何の意味もなくなります。
たくさんの事に耳を傾け、偏ることなく多くを知っていくべきと私は思うのですが。。。。

倫理といえば私は不妊ということに苦しめられてきました。
自然に任せるべき
とか
不妊医療の現場や情報を見て
私ならとてもそこまでできないわ～
そんなにまでして妊娠を望むなんてちょっとねぇ～
とか
倫理がどうの、あ～だこ～だ
そうまでして子供を望む事は間違ってる
とか

そういったことを言う人達の大半は
普通に子供を授かって、それを当たり前のように受け止めて暮らしている人達
話す事は子供の愚痴や不満ばかり
そういったことをいやというほど実感してきた。

望む苦しさをわからない人達が交わす議論はただの言い合いにしか聞こえません。
子を望む人達
子供の命を守ろうと必死になっている人達
臓器提供を待つしか生命をつなぎとめる事ができない人達

ひとりひとりの色んな考え方があると思います
15歳未満の子どもの臓器移植が禁止されていたのが、
このA案によって年齢制限が撤廃される
15歳以下で臓器移植をすれば命が助かる子供、

このＡ案によって今まで法律で規制され、
高額な医療費を支払い
海外でしか治療出来なかったのが
日本国内で治療を受けれるようになっていく

そして一番大切なことは
脳死とされてしまう命もまた大切なものであるということ。
それはけして、奪われる命でもなく、強制されてしまう命でもないということ。

やっぱり書き出すと難しい。。。。
軽々しく書けるものではないんですね。。。。m(_ _)m