塩野七生著「ローマ人の物語Ⅰ ローマは一日にして成らず」読了。王政から共和政への移行期の物語、何故ローマはギリシャのように滅亡せず長く繁栄する事が出来たのか?
国家として学ぶべきことがたくさんあるが、一番は敗者もローマ人として市民権を与えたこと、支配者だった者には元老院の資格を与えて、国政に参加させたことではないか?と。これはイギリスとかフランスの現代の移民政策に通じる所があります。国家は出来るだけ他国民に解放して、受け入れて国家を強くして行く。長いこと鎖国で、今なお移民を受け入れない日本とは全然違う政策です。どちらがいいのか?わかりませんが参考になります。