令和6年11月1日(金)に小学校低学年の先生を対象に生活科の研修がありました。内容が「おもちゃを作ろう」という教材があり工作の勉強をしたいということで、最寄りの小学校で「作って遊ぼう教室」を開いている私が講師を務めることになりました。実は昨年度も務めたので2年目です。
昨年度は自信のある面白いものを選んで盛りだくさんの内容でしたから講師も先生方も作るのが大変でしたが、今回は低学年に人気のあるものを3つ選んで15分ほどで説明と制作(15分✕3=45分)ができるという基準を定めて選定しました。
決めたのが①紙飛行機特に「ツバメ紙飛行機」②折れ曲がるストローと用紙でつくる「浮かせ玉」③キッチンペーパーの芯でつくる「空気砲」です。
このブログを書く前にホームページに掲載していますのでここをクリックしてもらうと観ることができます。
資料を掲載します。
まずは表紙です。ホームページとブログを紹介して参考にしてもらおうと思いました。
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① まずは紙飛行機です。このイカ紙飛行機と投げ上げ紙飛行機は、一般的なものですが見れば作れるものなので〔資料を示す。〕〔折ったものを提供〕〔折り順を記述した現物〕を提供しただけで終わりました。
ツバメ紙飛行機は、私が低学年のときに作りたくても技術が未熟で作れなかったものでしたが、低学年でも作れる方法を工夫したので、それを伝授して作ってもらいました。なぜ低学年が作れないかというと、角の先を折り曲げないといけないんです。それが2か所もあるんです。そこをどう工夫したかというと「あらかじめ鉛筆と定規で折り目を書いておくと筆圧で折れ曲がりやすくなる」ということです。
×の折り目と+の折り目を事前に鉛筆で押さえて引いておくとすんなり折れてしまいます。×が谷折り+が山折りです。横や上から押してやるときれいに折りたたまれます。今回も先生方から「わー」という声が上がるほど簡単(感動的)です。
あとは説明にしたがって順に折っていくだけで簡単です。最後にハサミでツバメのしっぽを作ります。
子どものときには、ハサミなんか使いませんから“ちぎって”いたんですよ。
調整も投げ方も特徴的です。高等なことをしている感があるんですが、実は簡単です。飛ばして調整・調整して飛ばすを繰り返すと良く飛ぶようになります。
② 次は浮かせ玉です。
袋入りの折れ曲がるストローで縦に4つの線が入っているものを提供しました。その折れ曲がるほうの口を線にそって4か所を25ミリほど切ります。その間も切ると8本の切れ目ができます。それを指を突っ込んで開きます。
次は切り開いたストローに受け皿を取り付けます。説明にありますが、用紙を使って穴の開いた皿を2枚作ってストローの8本を挟んでノリ付けします。
2枚1組の紙を提供して、私が指導用を使って①~⑥を順に演示します。
指導と制作を一緒にしてもらったら私と同時に出来上がりました。
浮かせ玉をティッシュペーパーでつくる方法を紹介して、後は遊びの実演です。ピンポン玉・発砲スチール大中小などを浮かせて見せました。意外と高齢の私のほうが肺活量は多いようでした。
コツを掴むのはさすが先生、私よりも上手にできるかたもおられました。
③ 最後は「空気砲」です。
両端に両面テープを貼ったキッチンペーパーの芯1本と穴を開ける丸い用紙、風船、撚りひもを提供しました。
指導用で演示して前の紙を貼ります。次に風船の口を一重に括(くび)ります。風船の先をハサミで切ってもう一方の口に被せます。このとき風船の切れ目のところは裂(さ)けやすいので、そこを摘まんで切った口を広げて筒の口に被せます。
後はひもを風船の口とくびりの間にクビって取り付けて完成です。
子どもの考えた遊び方を紹介しました。遊びからどうやったら的(マト)が倒れやすいか、どうやったらたくさん倒せるか、などなど工夫がいっぱいで、競争も始まります。
いかがでしたか。時間終了ちょっとすぎの4時40分ほどに終わりました。
先生方皆さん児童のようになって一心不乱に取り組む姿がありました。ものづくりそれも低学年用でしたから’簡単’だったかもしれませんが巧くいった感じです。
この資料はホームページからpdfファイルとしてダウンロードできます。
次の図をクリックしてください。研修に参加したつもりで作ってみるのもいいですよ。