作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

(再掲)ハロウィン人形のキッチンペーパーアニマル

2023-10-27 10:34:14 | 作って遊ぼう教室
 10月末はハロウィンです。KPA(キッチンペーパーアニマル)でハロウィン人形を作ってみました。ひとつ作るのにキッチンペーパーが3枚、輪ゴムがひとつ、目鼻口その他を作るのに色紙を使います。道具としてはハサミとのりです。一昨年・昨年も令和3年10月[KPAハロウィン人形の作り方](クリック)のブログを書いていますが、その時期がきましたので作ってみたところです。もしわからないところがあったらそちらも見てくださいね。

 これが作ったハロウィン人形です。

 怖い顔にすると”ハロウィン”という感じですが、実はそれがかわいくてかわいくてという感覚です。(自分だけかな?)
 真ん中にいるのは今年の干支うさぎです。

 では作り方です。
 まず人形の土台からです。

 キッチンペーパーをつながりで3枚準備します。

 左右から折って3枚を重ねます。

 左右の角と角を合わせて折り目をしっかり付けます。開くと中央に縦の折り目が付きました。


 一方からグルグル回して折り目まで丸め、もう一方も同じように丸めていきます。(ノリは離すとほどけてしまうので、重しとして使っているだけです。複数の人で作る場合には、押さえてもらってください。勿論一人でもできます。)


 裂けたところを内側にして半分に折ります。


 次は輪ゴムを1つ用意してください。私の場合はダイソーで買ってきたカラーゴムバンドを使います。


 1つを二重にして使います。


 図のように輪ゴムをキッチンペーパーの折ったものにはめます。


 はめたところです。


 どこにはめるかですが、場所によって人形の形が変わってきます。自分の好きなところにはめてください。
 足が短いと顔が大きくなります。逆に足が長いと顔が小さくなります。


 では形を作っていきます。まず指を図のように入れて広げて、次に”鼻の部分”を作ります。

 首の下に輪ゴムが2本通っていますが、その一つをつまんで”鼻の部分”に引っかけます。できましたか?わからなければ2年前の投稿を見てください。

 輪ゴムの位置によって、こんなのができました。

 先にお話したように、左は《短足顔デカ》右は《足長顔チッチャ》です。あなたはどっちがいいですか?土台が完成しました。

 次は目鼻口その他を色紙から切ってノリで貼ったら完成です。
 次の図は、無料イラストサイトからいただいたものです。プリンターがあればですが、これを貼ってもいいですね。そこのところは1年前の投稿に詳しく書いてあります。


 こうやってできたのがこれです。


 足の短い順に紹介します。

 かわいいですね。何といっても愛嬌(あいきょう)があります。すましているところが何とも言えません。顔が大きいので帽子をかぶせてみました。


 ▲のお目目がかわいいです。これもすましていますね。


 青角(つの)を生やしてみました。怖そうに見えますか?実はそこがかわいいんです。(自分だけかな?)

 これは足の長さを中程度に作った土台に、全部色紙から切り取った部品を貼りました。

 前3つより、強烈(きょうれつ)に感じる人形になった気がします。”人の借りもの”ではなく”自分で切り取った”というところが人形に表現できたのでしょうか。

 皆さんもぜひ作ってくださいね。楽しいですよ。


『おまけ』
 うさぎさんを作ってみました。キッチンペーパーの折り方を変えています。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。 

 できたら教えてくださいね。

 




辰年キッチンペーパーアニマル

2023-10-14 07:18:13 | 作って遊ぼう教室
 そろそろ来年の干支を考えねば、という季節になってきました。実をいうと来年私と妻72歳の年男年女なのです。当然「来年は辰年」ということは知っています。しかし、”辰”って何(なに)ということで毎年考えてばっかしで定かではありませんでした。魚の”タツノオトシゴ”という説もありましたが、中国から伝わってきたことからは「唯一の空想上の動物〝龍〟」ということだそうです。


 このブログには元になるホームページがあります。ここをクリックすると見ることができます。

 辰のイラストを探すといっぱいありました。それで作ったのがこれです。

 それぞれ個性があって魅力的なものができました。「辰年4兄弟」です。
 ひとり一人を紹介します。

 ほのぼのとした「ほのぼのおじさん」です。辰にも色々あって「・・・・大丈夫、大丈夫・・・」と言ってくれそうなおじさん辰ではないでしょうか。


 「こらっ、」と怒られそうな厳しい辰かな。でも本心はこんな辰こそ一番優しいのかもしれません。悪を追い払い福を呼んでくれるかもしれません。


 これもおじさんタイプですね。目が金(黄)色で、願いをかなえてくれる辰さんのように思えます。これもかわいいです。


 辰(龍)っていうと”男”のイメージですが、生き物ですから”男”も”女”もいるはずです。イラストの中にあった唯一の女性の辰からパーツを切り取って作ってみました。どうしたら”可愛く”なるかこれから研究してみたいと思います。

 集めたイラストから部品切り取り用のプリントを2種類作ってみました。

 部品ごとに分解したプリントです。

 4分の1が辰年用です。

 イラストの顔正面の部分だけを集めたものです。

 ここから切り取るようにしました。

※ イラストの部品はあとでダウンロードの仕方を紹介します。

 実際の作り方は、”土台”を作るところとその土台に部品をノリで貼ることです。

 土台の作り方は次の写真を並べて紹介します。












 いかがでしょうか。一週間ほどイラストを探して作ってみましたが楽しい日々でした。でもその後の切り取って貼るところが一番うれしいですね。何といっても出来上がったときの作品が可愛くて可愛くて変なおじさんになってしまいました。真っすぐ貼れないところが”チャームポイント”になっています。チャームポイントだらけですごくすごくかわいいです。


 では、部品の資料プリント2つと土台の作り方からのダウンロードを紹介します。次のうURLや図をクリックするとダウンロードできます。A4縦置きに印刷して使ってください。

http://hirakugakkou.web.fc2.com/tatudosi/irasuto1A4.pdf




http://hirakugakkou.web.fc2.com/tatudosi/irasuto2A4.pdf




http://hirakugakkou.web.fc2.com/tatudosi/dodainotukurikata.pdf





 このブログには元になるホームページがあります。下記のURLをクリックすると見ることができます。上の資料もそこからのダウンロードです。
http://hirakugakkou.web.fc2.com/tatudosi.html







〔動く教材〕気温・露点から湿度を求めるグラフ 中学校理科 高校物理

2023-10-08 15:10:06 | 教材の開発
ガラスコップに水を入れて氷と温度計を入れてかき混ぜ続けると、しばらくするとガラスコップに水滴が付き始めます。その時の温度を”露点(ろてん)”といいます。ガラスコップの周囲の空気が冷やされて、空気に含まれている水蒸気量が限界(飽和水蒸気量)に達してとけきれなくなって水滴となって出てくる現象です。「あ~、中学校でやったな〜!」「梅雨どきにガラス窓の内側に水滴がつくことに”ナットク”だったな~。」・・・・・・

 今も中学校理科では勉強しています。気温は温度計で測ります。露点は先に説明した方法で測れます。それらの温度の飽和水蒸気量から湿度は 
〔湿度(%)〕=〔飽和水蒸気量(露点)〕÷g〔飽和水蒸気量(気温)〕×100
 で計算することができます。

 この理解を容易にするために飽和水蒸気量と温度のグラフのプログラムを作りました。
 初期画面はこれです。
 飽和水蒸気量とは、その温度の空気(気温)が精いっぱい含むことのできる水蒸気の量です。この空気の場合は湿度100%です。雨のときの外の空気がこの状態です。
 晴れや曇りのときにはこんなに水蒸気は含まれていません。その水蒸気量を調べるのがガラスコップの実験です。少しずつガラスコップの周りの空気を冷やしていくと水滴が付き始めます。そこが露点ですが湿度100%になったということです。このことでその空気に含まれている水蒸気量がわかります。露点の温度からその飽和水蒸気量がわかりますが、それがその空気に含まれる水蒸気量です。初期画面でいうと気温の棒グラフの水色の部分が全体の何%に当たるかというのが湿度です。「70~75%ぐらいかな~?」という感じですね。先の式からすると 12.8 ÷ 17.3 × 100 ≒ 73.99・・ ですから電卓で計算すると、湿度は74%ですね。年老いた私の頭は「ああ~わからなくなる、、、、」となりそうです。

 さてプログラムを使ってみましょう。
 湿度目盛表示ボタンを押してみます。
 赤で示したところです。画面に目盛が表示されました。
 目盛部分だけを大きく示すと
 こんな感じです。目盛と赤線から、



目測で?%か湿度がズーとわかり易くなりましたね。

 湿度数字表示ボタンを押してみます。

 するとこんな表示になります。
 その部分を大きく表示すると

 計算された湿度の数字が表示されます。

 初期画面だけでお話してきましたが、実際は”任意の気温と露点”ですから、その任意の気温と露点に、赤で示したボタンを押して合わせます。

 この画像は湿度目盛表示と湿度数字表示ボタンを押していない場合ですが、その両方を押すと

 このようにグッとわかり易くなります。ここに説明したのが操作の全てです。わかっていただけたでしょうか。

 これをどうやって作ったかですが、ボタンはすべていつでも押せます。そのボタンの押された状態で状況が変わりますが、その状況を0.1秒の間隔で画面を描き出すようになっています。何かを押すとすぐ変わるのはそのためです。でも何も押さなくても0.1秒毎に同じものを描き続けているのです。アニメーションの手法と同じです。

 よかったら実際に使ってみませんか。
 パソコンやタブレット用に作ってありますが、スマホでも十分に使えます。
 次の図をクリックすると使うことができます。飛び先は、私のホームページ「開かれた学校の応援」です。下のURLをクリックしても、同じところに飛んでいきます。

 もしも広告が出てきたら、マーク︙や…やΞを押して「PC版サイト」モードを選択すると、消すことができます。

http://hirakaretagakkou.web.fc2.com/puroguramu/situdowomotomerugurafu.html





 最後まで読んでいただきありがとうございました。


 次はキッチンペーパーアニマルの準備を始めます。来年は何年だったかな~?

 お楽しみに!!
 

〔動く教材〕〔シミュレーション〕気体の圧力粒子モデル(斜め45度のセンサー) 中学校理科 高校物理

2023-10-01 14:27:59 | 教材の開発
閉じ込められた気体であれば、縦でも横でも、斜めでも圧力は同じです。それを粒子モデル実験で確かめるものとして”斜め45度のセンサー”を設置しました。圧力は単位面積当たりの力ですが、この粒子モデルの場合は2次元の世界の粒子なので、圧力は同じ長さ当りの力となります。垂直や水平の壁であれば面に垂直な速さ成分を”正負反転”させて、水平成分は”変わらない”という計算で”跳ね返り”を表現できますが、斜め45度の場合は「どうしたらいいんだろう?」と考えました。その結果、
 斜めの緑センサーで跳ね返るかの判断は、センサーの内側に入ってくる粒子を感知することです。緑センサーは座標(100,0)(0,100)の間に引いた線ですから粒子の座標を(a、b)とするとa+b<=100となる粒子が緑センサーの内側にいこうとして跳ね返るものです。
 この構造で緑センサーの長さが決まります。縦100横100の直角三角形ですから斜め線の緑センサーの長さは100✕√2≒100✕1.414= 141.4 となります。青センサーの長さは同じ141.4にしています。
 次に跳ね返った後の粒子の進む先は、
 このように、速さや動きの方向(速度)のx成分とy成分を正負を転換して、x成分とy成分を交換することです。
 
 では使い方や動きを紹介します。
 まずは初期画面です。
 起動当初から”力”や”跳ね返りの粒子数”を表示することにしました。このことはこれまで紹介した3つの粒子モデルにも改良を加えています。温度を変えると”温度表示の数字”を上限として力が表示されます。垂直に跳ね返ると上限値となります。薄く跳ね返ると小さくなります。初期画面の長さは最長の700としました。左端に緑センサーがあるので、小さくすることができず、長さの最小は150としました。

 ボタン←100を2回押しました。
 このような表示になります。
 この状態で実験してみましょう。ボタン実験を押します。
 ボタン実験は白くなって準備中になります。ボタン5分間を押します。
 準備中は実験中に変わります。秒表示が実験時間をカウントして300秒になったとき実験が終わります。
 測定値が表示されたままになっています。結果をノートなどに転記してください。青センサーと緑センサーの粒子数と力の和を比較してください。いくらか差があります。
 同じ条件で、2回目の実験です。

 今準備中の状況です。温度ボタン10を押してみましょう。粒子の速さが10倍になりました。
 更に実験ボタンを押します。

 ボタン5分間を押して300秒後の結果です。(1回目)

2回目です。

 2回目はこれまでより近い数字になりました。
・・・・
・・・・
ボタン2分間も押してみました。


 青センサー、緑センサーとも、ほぼ同じ粒子数、ほぼ同じ力の和となることがわかります。

 実際に使ってみませんか。次の図をクリックすると実際に使えるサイトに移動します。

気体の圧力実験(粒子モデル)斜めの面



http://hirakaretagakkou.web.fc2.com/puroguramu/kitainoaturyokuryuusimoderu4.html